見出し画像

守銭奴ってなに?倹約家と守銭奴の違いについて

◆ 守銭奴とは?

『お金への執着がとても強く、ケチな人』を守銭奴と言います。 文字通り、『銭を守りたがる人』と考えれば良いでしょう。

あまり日常で使ったり、聞いたりすることはないですね。言われたくもないですけどね。

この言葉の面白い点は「守銭奴」に正式な対義語はありません。

反対の意味を持つ言葉には「浪費家」がありますが、浪費家の対義語には「倹約家」があり、守銭奴の対義語ではありません。対義語ありそうでないんです。

「浪費」はお金だけでなく、時間や精力の意味も含まれています。「浪費」の対義語には「倹約」の他に「節約」もありますが、「倹約」はお金のみに用いられるのに対し、「節約」はお金以外にも用いられる言葉です。

◆ 守銭奴と倹約家の違いについて

守銭奴という言葉は倹約家に使われることもありますが、実際には守銭奴と倹約家という言葉には若干の違いがあります。 守銭奴というのはお金を貯めることにのみ関心があり、周りに嫌な気持ちを与えてしまうことがあります。倹約家は節約に近い言葉です。節約は前述にあるようにお金以外にも使われる言葉です。そして節約とは人を感心させる要素を含むので守銭奴の周りを嫌な気持ちにしてしまうと言う面が薄いと考えると似ていても異なる言葉になります。

◆似たような言葉で 銭ゲバ とあります。

「銭ゲバ」とは、お金のためなら何でもするという、お金に強い執着がある人のことです。銭ゲバという言葉は、1970年から連載された、ジョージ秋山の漫画「銭ゲバ」から生まれた言葉です。

「銭ゲバ」の「ゲバ」とは、ドイツ語で「Gewalt(ゲバルト)」のことで、暴力を意味する言葉です。お金のために暴力を振るうので 銭ゲバ と呼ばれます。

あまり良い意味の言葉ではないものです、要するに漫画から生まれた造語になります。

よろしくお願いします🥺