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悪夢(過去最悪レベル)

 ライブから帰ってきて、エナドリのせいか、眠れないまま朝になってしまった。でも眠気はあるの で、昼くらいまで寝てみようと思い、いい夢が見れ ることを願って寝てみた。
 夢の中で、訳あって僕はやや遠くへ引っ越すことになっていた。なぜか、ある友達と一緒に引っ越しに絶対必要な手続きをしに行こうとしていたが、直前で友達が「ごめん、バイト入れてた…」と、行けなくなる。途方に暮れた僕は、なぜかアパートの住人を大家さんと他何人か殺さなければならなくなった。夢に出てきた大家さんは大変いい人で、今までとてもお世話になっていた(という設定)。そんな人たちを、自分の将来のために(?)殺す…しかもその日のうちに実行しなければならなかったのだが、僕は深く考えずに、その全員の部屋に侵入し、刺し殺すという大胆な犯行に出た。全員を殺害した後、全てをそのままに放置して僕は自室へ帰って寝た…
 翌朝、僕は死体処理に激しく悩んでいた。証拠は全て残っているため、警察に見つかれば間違いなく僕は捕まる。何人も殺しているから、普通なら死刑とか無期懲役だ。でも僕はそんな発想はなく、なぜか「本当にどうしようもなく切迫した理由で殺したから、ちょっと刑務所に入るだけですむだろう…」としか考えていなかった。でも捕まってムショに行くのは嫌なので、必死に証拠隠滅の方法を考えた。2chの有名な怖いスレで、死体処理の方法を聞いたりするものがあったことや、昔読んだ東野圭吾の「容疑者Xの献身」を思い出したりしながら、頭を抱えて悩んでいたところで目が覚めた。
 恐ろしい夢だった。夢の中で僕は、人を殺すことに躊躇はあった。しかし、理由が何だったかは思い出せないが、とにかく自分がこれから生活していくためには絶対に殺さなければならなかった。
 死体処理のくだりでは、長い間引き出されていなかった記憶が引っ張り出された感じがする。僕は中学生の頃は森博嗣や東野圭吾などの推理小説をよく読んでいた。その頃の記憶と、今現実でとても悩んでいることがリンクした夢だと思った。それにしても、本当に酷い夢だった。夢の中では罪悪感に苛まれることもなかったのも不思議だった。夢とは往々にしてそういうものだ。

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