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プペルバレエー総合演出_関はるかさんー

結論、バレエ普及の熱意が高く、それを体現できる稀有な存在だ。そして、バレエ技術と知識に裏付けされ、バレエの演出やバレエの指導につなげている。フランス15世紀、自らの天命を受け止め、異端審問と戦うジャンヌダルクと重なってみえる。

【概略】
熱意の塊だと思う理由は、英語論文。
早稲田大学、名古屋大学と連携して論文を発表してます。2020年。

内容は、クラシックバレエにおける基本的姿勢を例にして、運動力学から分析して、外反母趾や骨盤に影響を与えるということを解明したとのこと。

関さんは、バレエ教室経営しながら、バレエ指導し、バレエの英語論文を書いてます。
内容を見る限り、査読ありなので、何度も提出し、手直してるのではと想像します。。

ちなみに、日本のプロバレエ団16団体へアンケートをした結果、バレエによる怪我の経験は、95%とのこと。

こちら

その怪我は、多岐に渡り、捻挫、骨折、靭帯断裂、腰痛、外反母趾。

何が言いたいかと言うと、怪我はバレエプロになるにあたり、最も注意が必要で、子供の頃の夢を諦める引き金だ。
その意味では、子供のバレエ教育は運動力学などの知識があるかないかは、致命傷になりえる。

だから、この論文は大事だと思う。
熱意が無いと出来ないと思う。


【熱意の塊と思う背景】
論文もあるが、プペルバレエの配役にも感じる。
バレエは各劇団に所属して、その劇団内のメンバーで行う。

プペルバレエの配役は以下の二人。
小野絢子さんー新国立劇場プリンシパル
柄本弾さんー東京バレエ団プリンシパル

プペルバレエは異なる劇団のトップアスリートを揃えている。異例だ。

これはそれぞれの団体の代表者を集める事になり、ソリストや団体にファンがついている。
よって、心情を考えると、各団体やファンの反発は必須だと思う。

その中で、ソリストと団体からOKを取り付けるには、関さんの実績、関さんとソリストやバレエ団との良好な関係性、そして関さんのバレエの熱意が重要と思う。

そんな中、口説き落とした関さんはこのバレエのオーディションに挑む。

このソリストと踊ることのできること、プペルバレエの初公演で有ることから、奪い合いになるだろう。

詳細はこちら。

【プロフィール】
千葉県出身。
8歳でバレエを始め、18歳から指導者を志す。K-BALLET講師養成コースを受講した後は、K-BALLET SCHOOL、K-BALLET GATEにて3年間指導。
その後、学習院女子大学を卒業、日本女子体育大学大学院を修了。
2014年に(株)Leapを設立。東京バレエスタジオの運営を通し、バレエの技術と教育を提案。

それでは、
ごきげんよう

【あとがき】
なぜか応援したくなるそんな人ですね。

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