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美容師の過去、現在、未来について考えてみた

原宿・表参道・池袋にシェアサロンを展開するSALOWIN代表の阿部です。2020年4月より、美容室の稼働率を最大化させる「SALOWIN LINKS」というサービスも開始しました。また、美容師や美容室経営者で運営するコミュニティ「supporters」も開設しましたので興味のある方はDM頂けますと幸いです。

事業アイディアを考える時に、1つ私がやっていることに「過去」「現在」「未来」について考える。というものがあります。

シェアサロンの展開は既に「現在」となった訳ですが、過去や未来はどうなのか?私の頭の中を整理してみます。

美容業界の過去

美容業界の歴史は、関係者であれば誰もが知っていることなので、ざっくりと書きますが、「町の美容室」→「カリスマ美容師ブーム」→「業務委託サロンの爆誕」的な流れかなと思っております。そして、ここの共通項を考えた時に「お金」があるなと思いました。

カリスマ美容師ブームの時の有名スタイリストさんは、メディアにもガンガン露出して相当な金額を稼いでいたと思います。ただこの時の課題は、本当にトップにいる一部の美容師のみに限定されていた。ということ。

要は、再現性が低くて組織的にワークできる仕組みではなかった訳です。

そんな時に、業務委託サロンが誕生しますが、歩合40%と高歩合に設定することで、一部の美容師だけでなく、全ての美容師にチャンスを与えることになりました。

HPBを駆使することで集客数を担保できるし、高歩合に惹かれる美容師が次々に採用できる。当時としては、非常に仕組み化されたモデルだったと言えます。

ただし、業務委託サロンにも課題はあり「差別化要素がない」という点です。市場は瞬く間に飽和し人材採用は難航。

今は、当時のような成長期から成熟期に変わったと言えます。

美容業界の現在

業務委託サロンが成熟期を迎えている最中、Instagramの急激な成長が起きました。当然、美容師もInstagramを始める人が増加し、先行組が多くのお客様を集客することに成功します。(しかも無料で。)

こうなった時、これまで「集客」という肝心要の部分が「サロン」から「個人」に移行するようになり、「あれ?なんでサロンにこんなに売上持っていかれるんだ?」と思った美容師がフリーランス化していきました。

そこの受け皿になっているのが「シェアサロン」という訳ですね。

集客をサロンに依存しなくなった美容師が次のキャリアを考える際、「開業」しかなかったところに「シェアサロン」が誕生したことで、美容師の選択肢は大きく増えたと言えるでしょう。

とは言え、個人として活躍できる美容師というのは、まだまだ少なく、サロンのサポートが必要な美容師が多いのも実情。故に、シェアサロンは、成長期(サービスがグングン伸びる)というよりは導入期(これから成長が期待される)かなと思っています。

また、必ずしもフリーランスになることが正解ではありませんので、サロンに所属しながら活躍の幅を広げていく選択肢が増えているのも現在として挙げられると思います。

美容業界の未来

ここまで整理した情報は、基本的には皆さんも周知の事実だと思います。さて、この流れから次にどのような未来が予想されるのか?考えてみたいと思いますが、一度動いた大きな波は簡単に止まることはありませんので、美容師のブランディング化は加速するだろう。と思います。

ただし、これによって、単純にシェアサロンのみが伸びる。という訳ではなく、上記で記載したように、サロンに所属しながらも個人ブランディングができるサロンも増えていくと思います。(ALBUMさんが良い例ですね)

なので、ここまでの段階でシェアサロンが良いとか普通のサロンが良いとかは正直なくて、重要なのは、この次の未来なのかと思っています。

「ブランディングされた美容師」と「ブランディングされていない美容師」

正社員、業務委託、フリーランス。正直どこも一緒じゃない?という着地を予想してまして、それよりも「ブランディングされた美容師」か「ブランディングされていない美容師」か。という方が重視されるようになると思います。

「ブランディングされた美容師」であれば、当然ながら、お客様がたくさん来店されるでしょうし、広告案件なども獲得し着実にその地位を固めていくと思います。

ただ、この現象って「カリスマ美容師ブーム」とちょっと似てないか?と思っているのです。

時代は繰り返すなんて言いますが、Instagram、youtubeなどで知名度を上げた特定の美容師が神格化していきそうだなと。すでに有名な人もおりますが、もうひと波来るんじゃないでしょうか?

ただし、時代が繰り返されるならば、結構なスピードで終焉を迎えることになりますよね。ただ、Instagramもyoutubeも「ファン」という存在を抱えており、テレビなどよりは寿命が長いと見てます。

恐らく、この神格化が破壊される原因は、競合プレイヤーが大量に誕生する。という点かなと。Instagramが以前よりもプレイヤーが増えたことで集客難易度が上がっているのもこの理由ですね。これによって、神格化された美容師が消えてはまた誕生する。というサイクルが回る気がしてます。

さて、「特定の美容師が稼げた(カリスマ美容師)」後に発生した流れは「一般的な美容師が稼げる(業務委託サロン)」だったように、神格化された美容師の裏側で、人気美容師になれていない層にもチャンスが到来すると思っています。

ここの「人気美容師になれていない層」って、個人ブランディングを何もやっていない。という意味ではなく、神格化するまでには至っていない。という意味なので、マイクロインフルエンサーだと考えると良いかなと思います。

そして、このマイクロインフルエンサーが活躍する仕組みが、この後に発生していきそうだなーと見ています。

こんなことを考えていたので、メモ程度に書き残しておきます。

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