見出し画像

ポケモン育成論①『原種もヤンデレ?ヌメルゴン〜禁伝2体環境におけるチョッキぬめぬめヌメルゴンのすゝめ~』

こんにちは、さらたつです。
さて、この記事を書いているのは2022年6月1日深夜、ポケモン剣盾ランクマッチシーズン30が終わった直後です。参加された皆さんお疲れさまでした。
そして先ほど、次世代スカーレット・バイオレットの最新情報も少し解禁されましたね。ガチっている人以外にもたくさんの人が話題にしていてポケ勢としても嬉しい限りですね。
筆者も年甲斐もなくはしゃいでしまい、一日Twitter芸人になって昼間はニャオハ論争に参戦し、解禁後はパッケージ伝説のタイプ予想にワクワクしました。

話を戻して筆者のS30の結果は【最終881位・最高/最終レート1820】で、目標にしていた二期連続三桁順位を達成することができました。
今回は後述の理由で構築記事は書かないのですが、趣味に関する文章を書くのは好きなのでその代替と言っては何ですが前期最終日に閃いた「ヌメルゴン」の育成論を紹介したいと思います。
ご察しの通りマイナーポケモン育成論なので、雑談記事として気軽に読んでいただけたら幸いです。

はじめに ~相棒との再会~

5月のシーズン30は自分にとっては初めてレート1900を達成した翌月ということで俄然モチベーションがあったのですが、いろんな禁伝・パーティを試しているうちに採用意図・戦術のわけがわからないよ状態になってしまい(これが構築記事が書けない原因です)、純粋にポケモンバトルを楽しめなくなってしまっていました。
そんな中でもありがたいことに目標達成はできたものの、その後サブロムを回したところまさかの10000位台で沼るという「ねじれ状態」で手放しで喜べない最終日を迎えました。
(三桁ランクインで満足していないのは成長した証だとポジティブに捉えたいですけどね!)

パーティの欠陥を簡潔に言うと、「色々な禁伝に対応できるポケモンを探した結果、どのポケモンにも対応しきれない状態」に陥ってしまっていました。
特にカイオーガやイベルタルといったこいつらにだけは安定して勝てるようにしとかんとアカンやろという相手にすら、パーティの魔改造を続けた結果そんなに勝てなくなるという最悪の事態に…。

そのような状態で潜ってもサブロムの5桁脱出はおろか、折角上げたメインのレートも溶かしてしまうのでは…と思い、最終日の夜は構築を考えたり孵化作業に努めました()

いやー、オーガの水技にもイベルとサンダーのダイジェットにも受けだしできるようなポケモンいないかなぁー。
ディアルガやレシラムや白キュレムにもダイマでワンチャン抗えるとなお嬉しいなぁー。
でもそんな都合のいいポケモンいないよなー。
あーあ、チョッキ込でいいから特防おばけどっかに…(採用率ランキング見るためにHOMEを開く)………

(仲間になりたそうにこちらを見ているが、ゲームがバグるからお前は入国禁止だ。)

おるやんけ!!!!!!!!!!

ここに来て我が最推し・初代相棒ヌメルゴンが上記の条件を満たせるのではないかと思い考えてみたところ、当初の仕事+環境で流行っているムーブである素早さ操作を行えることが理論上できたので育成してみました。

育成完了したのが深夜1時過ぎだったので残念ながらシーズン30では活躍させてあげることができなかったですが、試運転してみた結果十分にこの環境でやっていけるだけのスペックを持っていると思えたので備忘録兼推しポケの布教活動として記録してきたいと思います。
(根本的に「採用理由は愛」だから、所々怪しいのは目を瞑ってくれよな!!)

育成概要

ヌメルゴン(原種) ※S30使用率ランキング136位
TOP150に入るあたり、マイナーといえど腐っても600族である。ちなみにすぐ上の順位にはサザンドラが仲良く並んでいる。
考察すればするほどヒスイの方がもっといいやんと思ってしまう。

コンセプト(役割)

①特殊ポケモンのダイマを、削りつつ流す
②相手のアタッカーの削りつつ、Sをダウンさせる
→いずれの動きも後続のこちらのアタッカーが一貫する場面へ繋げられる。
MMOでいう所のヘイトを買うタンク役というイメージでしょうか。やったことないけど。

再々調整。穏やかにしないと言ったな?あれは嘘だ。

性格・調整

【6/8追記】
使用しているうちに、より耐久に振った調整に変更しました。
育成する場合は基本的にこちらを推奨しますが、以前の調整も参考として残しておきます。

性格穏やか(D↑ A↓) ※S30採用率11.3%(3位)
努力値H204 B4 C84 D180 S36
実数値:191-x-91-141-212-105(イカサマ/混乱対策でA0=94が理想)
S:ダイアタックなどで-1させた最速90族抜き
H:対カイオーガ時にダイアイスを撃たれることが多いため、霰ダメージを抑えるために16n-1
D
:突撃チョッキの補正の効率が上がる2n
HD:珠特化ダイスト→ダイアイスなど、カイオーガの水技に受けだした後の氷技を霰ダメ込で確定耐え特化珠ディアルガ/レシラムの龍星群媒体ダイドラグーン・特化珠Wキュレムのフリドラ媒体ダイアイスをいずれもダイマして確定3発
C:お世辞にも火力があるとはいえないので出来るだけ高く
B:端数 役割ではないかつ焼け石に水なのでほぼ振らない

後述の通りS操作ギミックを多数仕込んであるため、Sに少し振ったHCDベースです。

※変更前の調整
努力値:H204 B4 C204 D60 S36
実数値:191-x-91-171-178-105

持ち物

突撃チョッキ ※同59.8%(1位)
素晴らしい特防数値の持ち主だが、禁伝相手に無策で突っ込んでさすがに無事では済まないので耐久を底上げするための必須アイテム。

特性

ぬめぬめ(夢特性) ※同22.6%(採用率2位)
効果:接触技を食らうと確定で相手のSを-1させる。

勘のいいガキならもうお気づきでしょう。
このヌメルゴン、ザシアンに攻撃されると遅くさせることができるのです。
そしてとりわけ勘のいいガキならさらにお気づきでしょう。
このヌメルゴン、特性でやることが静電気サンダーと同じ、即ちジェネリックサンダーなのです。発動が確率ではなく確定なので、全然静電気が決まらない不幸体質の人なら逆転して上位互換ですね。

禁伝二体環境ではミラーの発生などもあり、ダイアタックが積極的に採用されたり、こだわりアタッカーのダイウォール媒体として怖い顔を入れたり、怖い顔ザシアンやマッドショット黒バドが本気で考察されたりとS操作がすごく重要になってきています。
そういった面では「ぬめぬめ」はHPが1残っているだけでも仕事ができる中々ニクい特性です。
ポケソルの専用特性会議で取り上げられたときに気づけなかったのは一生の不覚です。

技構成【6/5に編集追記】

タイプ欄だけ見るとなかなか強そう。技並び順の異論は認めない。

龍星群 or 龍の波動

破壊光線
マッドショット

龍星群or龍の波動 ※S30採用率 龍星:19.9%(8位)/波動:29.7%(5位)
メインウエポンドラゴン勢への打点。唯一相手のSに一切干渉しない健全な技。
当初は火力不足を補うために龍星を使用していたが、Cダウンであわや起点にされかけたり非ダイマ時に命中不安しかないこと、改めて見てみると龍星でもダイマ時に確定数を変えられていないことなどがネックで精神的に耐えられなくったので波動で使用中。

雷 ※同圏外
カイオーガ・イベルタルへの打点
火力に自信がないので、命中不安にビビって10万にするとそもそも確率勝負の土俵にすら立てませんし、ダイマをしたりオーガ相手時に雨タダ乗りしたりすればその点はカバーできます。
地に足を付けたドラゴンなのでフィールドの恩恵を受けたダイサンダーが撃てます。
しかも意図せず追加効果は3割で麻痺、どこまで相手の足を奪うんだこいつは。

破壊光線 ※同圏外
ダイアタック媒体追加効果のSダウンによって相手のダイジェットで起点になるのを防げたり、逆に相手をこちらの後続の起点にできたりできます。
基本的にダイマ時のみ撃つ前提で間違っても等身大の人間に向けてはいけない

マッドショット ※同圏外
ネタじゃありませんガチですブラバしないで。黒バドだって採用を検討するんですから全然ありです。マイナーポケは小学生型じゃ通用しないんだから。
相性補完ダイマが終わった後も能動的にSを落としにいけるのとが魅力で採用しました。
ダイアースとして有効活用できる相手はディアルガくらいですが、追加効果のD上昇が決まると特殊技全然効かないドラゴンを生み出すことができます(※1)。あと多分物理型か両刀と勘違いさせられる。

とにかく相手のSを下げる。相手をこちらのエースのカモにする。
ダイジェットが使えないしそもそも全抜きする火力もないから文字通り相手の足を引っ張ることに特化した技構成になりました。
(お前…ヒスイのすがたよりよっぽどメンヘラやないか…!)

※1

環境の特殊受けとの差別化点

共通
・死に出しザシアンが出てきて上からワンパンされても特性でSダウンをさせてから後続に繋げられるため、対面展開でも仕事をしやすい。

バンギラス
・持ち物をチョッキにすることで砂を考慮しても数値で勝る
・ドラゴンタイプを生かしてオーガサンダーに強くでることができる
・スリップダメージ元を生み出さないので、襷ポケモンを動かしやすい。一方で相手のタスキ剥がしなどが面倒。
・ダイジェットを半減できる点や、黒バド、イベルタル、ダイナなど余裕をもって役割を持てる禁伝が多い点は劣る。

ラッキー・ハピナス
・元の種族値とドラゴンタイプのおかげで火力を維持しつつカイオーガの潮吹きに後出しできる調整を行える
ダイマ時に削りやS操作など、より仕事ができる。
・総合的な特殊耐久数値と、回復手段がなくサイクルが有限になる点は劣る。

HDポリ2
・ラキハピと同様、カイオーガに強気に後出しできる
・器用さやサイクル適性、型の幅広さとそれに伴う匿名性に対しては劣る。

相性の良いポケモン

・ザシアンや黒バドレックスなどダイマなしでも活躍できる禁伝
・鉢巻ウーラオスやガラルヒヒダルマ、ウオノラゴンなどダイマなしでも崩しを行えるアタッカー
・ヌオーやアッキサンダーなど物理受け要因

実践例

大前提として、どんなに刺さっているように見えても初手投げはゼッタイNG!
相手の特殊エースのダイマに合わせて後出しして、追いダイマします

以下、代表的な相手への具体的な流れ

対カイオーガ

一番当たる回数が多い相手なので、丁寧に解説していきます。(これを抑えれば大体似たようなムーブで運用できるので)

選出
①ヌメルゴン
②最速カイオーガよりも早い(重要)高速アタッカー
(ヌメルゴンでダイマを切る展開になる可能性があるのでダイマを切れなくても最低限仕事ができるポケモンが望ましい。)ex)ザシアン、黒バドレックス、エースバーン、ドラパルト…
③ @1(②同様に珠サンダーなどダイマを切ることが前提のポケモンは非推奨)ex)ポリゴン2やHBサンダーなど。②に該当するポケモンを入れるのもありっちゃあり。
ダイマエースを選出できないのは弱そうに見えますが、相手のダイマエースの猛攻をヌメルゴン一体で凌ぎつつ裏の起点を作れること、ダイマ前提珠アタッカーはダイマできないと途端に役割が狭くなることを考えるとこれがベターだと思います。

カイオーガ入りには初手に前述の高速アタッカーを置くのを強くお勧めします。そうすること初手にカイオーガが出てきたときに相手の初手の動きで持ち物を推測することができるからです。
潮吹きで突っ張る→高速高火力アタッカーに対して、HPが減ったら死活問題の潮吹きを下から撃ってくるわけがない=スカーフ
ダイマして攻撃後、命が削れる→命が削れるアイテムなんて1つしかない=
ダイマして命が削れない→スカーフでも珠でもない=チョッキ食べ残し、いずれにしても素早さや火力アップアイテムではない
瞑想を積んでくる→瞑想持ちは大体回復アイテム持ち=食べ残しか、あってもオボン
交代してくる→少なくともスカーフではない→特定は難しいが、後々対面しても上からスカーフ潮吹きを撃たれることを恐れる必要はなくなる

以上のことを頭の片隅に置きながら、相手の動きを見たうえで突っ張って来た場合は以下の行動を選択します。

A.潮吹きを撃たれた場合
ヌメルゴンへ交代後、ダイマをしないで相手のダイマと交代どちらでも潰しが効く雷かマッドショット(推奨)を撃ちます
そこでもし相手がダイマして落としにかかってきて初手のダイアイスで受けきる自信がなく、後続のポケモンでダイマできない場合のみ
ここで相手のダイマを読んでダイマしてオーガに引かれてしまうと、ヌメルゴンの火力では相手のサイクルを崩しきれない場合もあります。
「なんて悠長な!ダイマを切られたらダイアイスで押し切られるかもしれないだろ!」という気持ちもわかりますが、
スカーフ型の強みは「ダイマックスを使わずに」「雨下で」「上から」「高火力の潮吹きを」撃つことです。
それに対してこの流れでの相手がダイマすることは、ベストではないダイマックスを使用させて(ダイマを消費させる)、さらにダイアイスを強要している(天候の書き換え)だけで十分に価値があります。
さらにこちらの動きの点では、マッドショットでSを下げ(交代しないとスカーフ込みでも高速アタッカーの上をとれない)れば、ダイマ中はこだわりアイテムは効果消失するので相手のダイマ2ターン目には上から殴って(潮吹きの火力を削げる)退場することができます。霰で雷が必中じゃなくなる?運命力でカバーですぞwww
なので、スカーフオーガにダイマを切らせた上でSをさげて少しでもダメージを与えられれば仕事量としては十分です。
もし相手のダイマを残してヌメルゴンが倒れてしまっても、こちらはダイマックスを残しているので、ダイウォールでいなせる所まで持っていけてます。ダイジェットなり嘶きなりの起点にできるので最後まで焦らずに戦いましょう。

B.ダイマされた場合
ヌメルゴンへ交代後、後追いでダイマを切ります
ここで重要なのは、初手はダイアタックを撃ってオーガのSを下げること。撃たないと大変なことになります(※2)。
最速オーガの-1までSを振っているので、確実に2回目の行動を起こせます。2回目は抜群ダイサンダーをお見舞いさせましょう。
珠持ちやC特化だったりすると霰ダメージも込でダイマ2ターン目で落ちてしまう可能性も高いですが、スカーフの場合と違い受け出しのタイミングでダイマ1ターン目を消費させられているので、役割である「相手のダイマを枯らして後続に繋げる」という目的は達成することができます。
(※2 S操作に気づいた上で売り文句をもう少し謙遜気味にしておけば、この方も嘘つき呼ばわりされずに済んだかもしれない。あと物理ヌメルゴンは流石にマイナーofマイナーが過ぎます。)

C.瞑想を積まれた場合
スカーフ以外にS上昇手段のないカイオーガが自分より早いアタッカーの前で積むのはヤンキー以外の何者でもないのですが、焦らず応戦しましょう。
瞑想オーガは耐久とSを重視しているイメージなので珠オーガほど脅威じゃありません。多分。

D.交代読みで冷ビや零度を撃たれた場合
あきらめずに最後まで戦い続けましょう。ご近所の迷惑にならなければ台パンぐらいは許されるはずです。

対特殊ドラゴン禁伝(ディアルガ、レシラム、Wキュレム)

一致で弱点を突いてくるのがキツいですが、カイオーガと同様に裏から後出しで対応していきます。オーガと違いスカーフ型が少なく立ち回りがワンパターンでいいのが救いでしょうか。
この面々への相手を考えると、ドラゴンの一貫を切ったうえで受けやすいダイバーンやダイアースを誘えるザシアンと相性がいいかもしれないですね。
そこ!ザシアンと相性が良くないポケモンなんか存在しないとか言わない!

対イベルタル

イベルタルにはDダウンされるとはいえ弱点技がないから上記よりも対応しやすいだろうと思ったあなた、ヌメルゴンビギナーですね。
実は役割対象の中で唯一単体での対応が難しいのがこのイベルタルです。しかもかなりの高確率で。
…その原因は「不意打ち」です。
ヌメルゴンを少しでも知っている人はよくわかると思いますがこんな身なりしていますがBがえらく脆いです。なんと柔らかいイメージのあるドラパルトよりも種族値は低いです(だからこそ愛好家たちはB種族値が+30されたヒスイヌメルゴンの登場が待ちきれないのですが)。
それを知っているイベルタル使いは容赦なく物理ダイアークを撃ってきます。弱い者いじめやめて。
なので対応はひと工夫必要になります。自分の実際の対戦の流れをメモ程度に記しておくので、もしイベルタル相手にも選出したいなら参考にしてください。
一番の対応策は「イベル軸にはヌメルゴンを出さなくても勝てる構築を組む」ことです。筆者はザシアンと電磁波サンダー、珠ランドとかで戦おうかなと思ってます。

自分:HAザシアン(初手)・アッキサンダー・ヌメルゴン
相手:襷マンムー(初手)→珠イベルタル→ザシアン

お相手が対面構築で交代をしてこなかったため、わかりやすくポケモンごとに記していきます。こちらも初手引き以外は交代をしない対面展開を行いました。
結論から言うと、「アッキサンダーで相性関係を逆転して初手マンムーを倒したのち、サンダーの電磁波とヌメルゴンのぬめぬめで積みリレーならぬデバフリレーをつなぐ」作戦です。
①ザシアンVSマンムー
相手がもし初手イベルタルだったらザシアンを合わせないとそのまま3タテコースなので初手はザシアン一択。
ザシアンVSマンムー対面は相手は絶対地震しか押せないので、安心してサンダーを後出しできます。
②サンダーVSマンムー
まずはアッキ発動を誘いたいので、初手は羽休めをしてB上昇体力十分状態にします
Bを上げれば一致抜群だろうが耐えらるので(この鳥やっぱおかしい)、回復を挟みつつイベルタルの特化珠ジェットを耐えられる程度のHPを維持したままマンムーを突破します
イベルタルに後出しされることはほとんどなかったので、あんまりカリカリせず暴風を連打しましょう。最悪後出しされても襷さえ剥がしておければのちのちザシアンで縛れます。
流行の雪雪崩は氷柱針5回に匹敵する火力で脅威ですが、こちらが羽休めをすれば本来の低火力で受けれますし、何より雪崩は接触技なので静電気チャンスが発生し、運よく麻痺を引ければHP管理が有利になります。
③サンダーVSイベルタル
アッキ発動後のサンダーに後出ししてくるザシアンはいないので、ほぼ100%イベルが出てきます。
ここで相手がとってくる行動もほぼ100%同じ、ダイジェットです。先にSを上げておかないと結局ザシアンに斬られてしまうのでサンダーに2ターン費やしてでもS上昇を優先してきます。
それを読んでこちらはダイマせず電磁波を撒きます
これでサンダーを突破しつつイベルがこちらのザシアンを抜くことができなくなります。命中90に魂を込めましょう。
次のターンは麻痺のおかげで先手をとれるので、放電でイベルタルを3割程度削ってサンダーの任務は完了です。しかしこの後連続痺れでダイマしないサンダーがダイマイベルをいなすという犯罪的展開が数回ありました。この鳥やっぱりおかしい
もし外してしまっても降参は押してはいけません。特攻覚悟でサンダーにダイマを切り、初手ウォールで相手のダイマを枯らすことに全力を注ぎましょう。そうすることで当初の計画であるヌメルイベル対面を非ダイマ状態で作り出すことができます。
(実は耐久振りイベルタルがサンダーの処理を優先して初手ダイアークを選択されると電磁波が撃てず、かといって裏のザシアンでも縛れずこの後の展開がかなりキツくなってしまいます。実際はこちらの3体目をまだ見せてないので一回もなかったですが。)
④ヌメルゴンVSイベルタル
お待たせしました主役の登場ですが、ここで残念なお知らせです。
麻痺が入っていても準速+1だとイベルタルに抜かれます。
ただしサンダーの放電+珠ダメージが入っていい乱数で落とせる所まで持っていけているので(詳しい計算は難しくてできませんごめんなさい)、相手の攻撃を一回耐えて下からダイサンダーでトドメを刺します。
これで裏がザシアンならチェックメイトです。
(ちなみにサンダーの電磁波を外すと非ダイマ対決になるのですが、そうなると命中不安の素雷に賭けることになってしまいます。一応耐久無振りなら珠ダメ込で87.5%ですが命中率も勘定してしまうと…。)
⑤ヌメルゴンVSザシアン
ここからは自動モードです。ザシアンが巨獣斬を撃ってくるので、甘んじて受けてぬめぬめを発動させましょう。この試合最大のニチャリポイントです。絶対みんな知りません。
ということで対イベルタルと対ザシアンで1ターンずつ計2ターンの活躍でした!ウルトラマンも3分だけだし大体同じだよね!
ちなみにそんな人はいないと思いますが、勝ち確ムードだからって適当にダイドラグーンを撃たないように。剣舞されたら逆に負け確になります。せっかくあるので抜群技のダイアースでも撃っときましょう。
⑥ザシアンVSザシアン
-1最速ザシアン<S無振りザシアンなので、相手の最後っ屁が急所に当たって緻密なリレーが無駄にないことを祈りながら上から巨獣斬でシバきましょう。
対戦ありがとうございました。

おわりに ~相棒枠についての雑感~

8000字近くあるこの記事をここまで読んだあなた、縁ができたな!
今すぐ推しポケの欄にヌメルゴンを追加しましょう。

相棒枠についてはエンジョイ勢だけでなく高レート帯のガチ勢でも採用している、他の対戦系ゲームにはないポケモン特有の素晴らしい文化だと思っています。
自分にとってもヌメルは相棒枠として対戦初心者の初期環境では主にロトム受けなどでウッキウキで使っていました。

しかし解禁ポケモンが増えていったり自分自身の対戦技術が向上する中で次第にボックスの古参になってしまいました。それは勝ちたくなったことも無くは無いのですが、環境ポケモンたちの前になす術なく瀕死になる相棒の姿を見てられなくなったことが一番の要因です。
(「厨ポケ使いは愛がない!」と言われがちですが、自分みたいに推しが力なく倒れるのが辛く、愛ゆえに推しを使わない選択をしている人も多いんじゃないんでしょうか。)
結局は己の弱さの言い訳なんですけど。

そんな中でも、YoutubeやTwitterで出会った人たちが推しポケとの対戦を楽しんでいること、
好きなポケモン実況者のライバロリ氏が置物と揶揄されようとルカリオを採用し続けてメガシンカを失ってもなお活躍させていること、
そして何よりヌメルがLegendsアルセウスでまさかの600族初のリージョンフォームを獲得して久々に一緒に冒険したことでまた相棒として対戦でも使ってみたいな、という気持ちがほんのり芽生えてきたところに禁伝2体環境で活躍できる可能性を閃けたのは、それこそ何かの縁なのではないかと感じています。

SVにヒスイフォームのメンバーはほぼほぼ内定しているようなものでしょうし、遅くともHOMEの連携が始まれば最強タイプのはがねを貰い、弱点だった物理耐久もカバーされたヒスイヌメルゴンは間違いなく悲願の環境入りをすることができるでしょう。
それは嬉しい反面、原種ヌメルゴンへの性能面での救済はほぼほぼ絶望的となったとも言える、ヌメルゴン推しとしては複雑な気持ちになります。
なので剣盾環境残り半年で何とか爪痕を残して、ヌメルゴンへの手向けにしたいと思いました。

最後になりますが、この長ったらしい拙文を読んでくださりありがとうございました。
ヌメルゴン推し、マイナーパ使い、禁伝2体環境やそもそも剣盾環境に飽きて自慢のポケモンで戦いたい廃人諸兄はぜひよかったら使ってみてください。
一緒にヌメルゴンにいい景色を見せてあげましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?