【蓮ノ空感想文】蓮ノ空と歩んだ1年

⒈蓮ノ空との出会い

⒈第一印象

蓮ノ空と出会ったのは初報の際。その時点ではまだ蓮ノ空という名前も公開されておらず、バーチャルスクールアイドルという触れ込み。今からもう丸2年以上前の話。

正直に言ってしまえば、その時点では「ラブライブもVTuber人気に乗っかってきたか……」程度の認識。どちらかと言えばマイナス寄りの印象。

その後は長らく忘却の彼方におり、久しぶりにその名前を見かけたのは4月の頭。リンクラのアーリーアクセス開始の少し前。ちょうど同タイミングでリリースされることになっていたスクフェス2の方に興味があり、そちらの情報を見ているときに目に入ってきて、「ああ、そういえばこんなのあったな」程度に思い出し。

これも何かの縁かな、と、興味も薄かったはずなのにリンクラをダウンロード。ここで手を出していなければ今の自分はなかったと言い切れるので、この時の自分を褒めてあげたいところ。

2.転機

さて、そうしてダウンロードしたはいいものの、その時点ではまだ興味も薄く。そも活動記録くらいしかコンテンツがなかったアーリーアクセス、ダウンロードして起動してみただけで満足してしまっていた。

アーリーアクセス開始の翌日には、103期新入生入部記念Fes×LIVE。これを見てみたかったのも、リンクラをダウンロードした一因だったように思う。今となってはリンクラ内で見ることのできない唯一のライブ。
この時点で持っていた情報なんてほとんどなく。当然キャストが自らリアルタイムで歌い踊っているなんて知る由もなく、某バーチャルシンガーの名を冠したゲームにおける「バーチャルライブ」と似たようなものかな、程度にしかみていなかった。実際のところを知るのはしばらく経ってからのことである。

そこから半月ほどの間は特に何もなく、4月末。翌日、5月1日に控えた4月度Fes×LIVEを前にして開催された、活動記録1話の同時視聴会。アプリで見るよりYouTubeの方が気軽に見れるし、とりあえず見てみるかあ、と思い立った、今にして思えばこれが全ての転機である。

3.そして沼へ…

そうして見始めてみた活動記録。これがまあ面白い。普通のアニメより1話あたりのボリュームが遥かに多いため、その分丁寧に描くことができる。花帆ちゃんが入学してからスクールアイドルを始めるまでを、1時間たっぷり使って描いており、必然、心情描写も丁寧なものになる。結果、一気に世界へと引き込まれるのである。新人声優とは思えないほど、声に込められた感情が真に迫っていたのも大きいだろう。

1話を見終えるころにはもうすでに虜になっており、そのままの勢いで3話まで見てしまった。花帆ちゃんがスクールアイドルを始め、目標を見つけ、初めての失敗を経験して大きく成長する。その過程が非常に丁寧に描かれている。梢センパイが書き記したノートを読むシーンでは涙が溢れていた。

翌日には4〜6話を見た。こちらはDOLLCHESTRAの2人が正式にユニットになるまでを描いている。こちらも3時間分あるわけだが、あっという間に見終えていた。それだけ引き込まれていた。なかなかステージに立てないさやかちゃんの苦悩やスクールアイドルを始めたきっかけが丁寧に語られ、そのきっかけであるスケートを通してさやかちゃんと綴理先輩の交流、そしてすれ違いを描く。スケートリンク上で本心をぶつけるシーンは涙なしに見ることはできない。このシーンで一気にDOLLCHESTRAに引き込まれていくのである。

そうして迎えた4月度Fes×LIVE。結成までの流れをしっかりと見ているから、ステージの上で生き生きとパフォーマンスをしている光景がとても嬉しくなる。あれだけのことがあった上でここにいるんだなあ……と。

見終わる頃にはすっかりハマり、既存の楽曲や配信等を一気に見漁ることになる。

そうして沼へと沈むことになったのである……

2.蓮ノ空との思い出

ここまで蓮ノ空との出会いを綴ってきた。今にして思えば随分と失礼な出会いである。この1年間の応援で多少は取り戻せていると思いたい。

さて、ここからはこの1年で特に思い出深い配信等について少しだけ。

1.8月度Fes×LIVE

個人的に1番思い出深いFes×LIVE。

9話でルリちゃんが、10話でめぐちゃんが正式加入し、ようやく6人揃っての初めてのFes×LIVE。何を隠そう、初めて「ド!ド!ド!」を聴いたその時からみらくらぱーく!の大ファンであり、ようやく揃うこの日を心待ちにしていた。

どれほどかと言うと、このためにわざわざスマホの機種変をしに行ったほどである。推しをより綺麗な画面で見たい、そのためだけに機種変に向かった。
配信のクオリティが上がるにつれ端末への負荷も大きくなっていたので、いいタイミングではあったように思う。

開始早々に「ド!ド!ド!」のイントロが流れた瞬間はつい声を上げてしまったほどである。

2.9月度Fes×LIVE

活動記録的にはみらくらぱーく!三部作の最後を飾る11話。そのあとに開催されたこちらでは、ここまで半年間ずっと見たかった、6人揃ってのDream Believersが初披露。この光景を見るためにここまで追いかけてきたと言っても過言ではないものであり、感動で涙が止まらなかった。

3.ラブライブ!地区予選エントリーライブ

10月のFes×LIVEに合わせて、2部制の第2部として開催されたこちら。スクールアイドルの全国大会であるラブライブ!に、3ユニットがエントリーするためのライブ。

この時の緊張感と言ったらもう……本当に自分がこの世界にいて、実際に応援している、没入感が最大に高まったライブであった。

この数日後のWith×MEETSで無事3ユニットとも地区予選突破した、と報告を受けた際にはそれはそれは喜んだものである。

この辺りから蓮ノ空はギアが一気に上がったような気がする。


さて、語ろうと思えばまだまだあるのだが、長くなりすぎてしまいそうなのでここまでとさせていただく。
続いてはお気に入りの楽曲を紹介したい。

2-1.眩耀夜行

初めて披露された7月度Fes×LIVEでの衝撃は凄まじかった。初めてド!ド!ド!を見た時以上の衝撃が襲ってきた。

儚く繊細な雰囲気と、そこから展開される、2人のためだけのステージと言っていいほどのパフォーマンス。ここまで呑まれたのは初めての経験だった。
ラスサビ前の「きれいなな夜だね」の歌声の綺麗さ、その後のサビラスト、「離さない」の力強さ。もはや芸術の域である。

その後公開されたリリックビデオも、幻想的な雰囲気に溢れ、非常に惹き込まれる。

人々が花火を見上げているのを「街中が空を余所見する」と表現するなど、歌詞もとてもオシャレである。

2-2.素顔のピクセル

続いてはスリーズブーケの伝統曲、素顔のピクセル。こちらは眩耀夜行とは違って楽しげな雰囲気。

なんといっても振り付けが非常に可愛らしい。そして歌詞も素晴らしい。
1分1秒、全ての瞬間が思い出を構成する大切な1ピクセルである。この歌詞を考えた当時のスリーズブーケ、語彙が素晴らしい。

また、当時は同級生だったのかな?と思わせる歌詞などもあり、当時のスリーズブーケに想いを馳せることができるのも楽しいポイントである。

ライブの演出もまたいいもので、「アングルをちょっと変えただけ」のタイミングでカメラが僅かに傾く。このような演出が多いのが素晴らしい。

2-3.Reflection in the mirror

この曲はなんと言ってもライブ演出が素晴らしい。ライトを鏡に見立て、歌詞に合わせて消すことで壊れる演出となっているのが素晴らしい。

また、この演出は12月度Fes×LIVEで完成に至る。
ステージの前に張った薄布に映像を投影する形で、鏡が割れる演出が追加されている。これがまた非常に綺麗で……天才の発想だと思ったものである。

2-4.夏めきペイン

紹介するのは最後となる。8月度Fes×LIVEで初披露されたこの曲。夕暮れの海辺で披露された、夏に相応しい1曲。

リアルなアイドルである指原莉乃さんが作詞をされていて、普段から何曲もプロデュースしているだけのことはあり素晴らしい作詞。愛しさに対して「ピンクも混じってて」という表現をできるのが素晴らしい。

この曲はFes×LIVEの映像をそのまま使ったリリックビデオが作成されている。これがまた良い。見るたびにFes×LIVEの思い出が蘇るし、リリックビデオという、活動記録の一部として自分がそこにいる感覚になれる。


……スリーズブーケばっかでは?スリーズブーケ好きすぎか??

3.終わりに

この1年蓮ノ空と共に歩んできた。その軌跡を軽くではあるが振り返ってみた。

まだまだ語れていないことも多いが……沙知先輩のこととか。語ると長すぎるので、出会いに絞ってみた。

改めて、蓮ノ空の魅力を再確認することができたように思う。やはり蓮ノ空は素晴らしい。

新入生も入り、新たなスタートを切った蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ。これからもまた、自分のペースで、共に歩んでいきたい。

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