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Vol.1 見えてないだけの砂時計

イクジなタイトルですが、すみません。

生命はいつか終焉を迎えます。
これは抗えない、絶対の事実です。

それをわかっていながら
それでも
人も動物もこの世に産まれてきます。

ワタシが三人息子を出産した時に
先生が仰ってくださいました。

「お母さん、元気な男の子ですよ!」

もしこのあとに、

「じゃぁ生命の砂時計、スタートしますね!」

って目の前でひっくり返されたら…

おめでとうございます!どころか、
へっ!?ちょ、ちょっと待って!!なに!?

ワタシは焦りまくって
落ちて行く砂を少しでも掬って
何なら止められる穴でも探すんかな…

でもね、
とっくに砂は流れはじめてるんです。
なんなら受精したその瞬間から。

このオカンのお腹にしよう!
と決めて降りてきてくれた瞬間から。

ただ見えていないだけ。
尊いものほど、見えないものなんです。

きっと以前のワタシなら
こーいう類の話は聞きたくなくて
めちゃくちゃスルーしてました。

見たくないし、見ようともしなかった。

だけどワタシは幸いにもかな、
亡くすことも
産むことも
きっとそれぞれに意味を持ち、
経験させていただいて今日に至ります。

息を引き取った主人の眼には
涙が浮かんでいました。

きっと懸命にしてくれたラストメッセージ、
愛の豊かさや生命の尊さを受け取りました。

今、目の前にあることは、
決して当たり前なんかじゃない。

呼吸ができていること
愛しい人や動物の生命がそこに在ること。

愛する人には愛していると
声が出せるうちに
その頬に触れられるうちに

くだらないプライドなんか捨てて
どうか温かい愛を
いーっぱい伝えてください。

育児、恋愛、家族、
看取りの瞬間も然りです。

「クソババァ!」
「だまれ!クソガキ!」

「何これ?」
「え?Amazonでポチった。」
「聞いてないけど?」
「だって言ってないし。」

こんな他愛もない会話もですね、
振り返ればきっと、多分……愛なんです。
(今はただただイラッとしますけど)

時には自分で自分のことも
抱きしめてあげてくださいね。
ワタシもそうします。

すべてに感謝(୨୧ᵕ̤ᴗᵕ̤)♡

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