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9月24日のマザコン73 老人ホーム見学の際の注意点・確認すべき項目、お金の話など

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施設Eでは、老人ホームの情報を集める際の、新しい指標を教えてもらった。
それが「平均介護度」だ。
役所に介護認定をしてもらってついた「要介護1」とか「要介護5」などの介護ランク、それを入居者全員で平均した数字が平均介護度になる。

施設Eの平均介護度はおよそ「3.1」ということだった。
うちの父は要介護1なので、平均3.1となると大半の入居者の方は父より何段階か老化(なのか、病気なのか)が進行している人ということになる。
有料老人ホームでは平均介護度は3くらいの施設が多かったが、サービス付き高齢者向け住宅なんかでは2を切るところもあった。
この数字で、「おおまかな施設の元気さ」がわかると思う。例えば平均介護度が5という施設がもしあったら、そこでは他の入居者と交流するような場面はまったくないだろうし、万が一「寝たきり友達」ができたとしてもすぐに会話不能になるか成仏してしまうだろうから、友達を作る気にもならないのではないか。

この日記を読んでくれている人の中には介護や施設なんてまったく興味がないという人もいるだろうが、逆に介護の予習のためにこそ読んでいるという方もいるだろうから、ここで「私が老人ホームの見学(検討)の時に『これを確認した方が良い』と思った項目」を発表したい。
私が幾多の施設をまわり、話を聞き、最終的に辿り着いたまとめである。

施設の見学に行ってただ先方の話を一方的に聞いているだけでは、あちらにとって(もちろんこちらにとっても)マイナスになる情報は隠されてしまうかもしれない。
ので、私は以下の項目を必ず確認するようにしていた。あらかじめノートにそれぞれの設問を書いておいて、見学の最中と事後に全部の回答欄が埋まるようにメモを取ることを心がけた。

★部屋数と、部屋の広さ(面積)
★部屋の設備
→トイレはどんな感じか。備え付けの家具と、持ち込み可能な家具。電話線はついているか(インターネット使用可か)
★食事について
→食堂で食べるのか、各部屋で食べるのか。部屋で食べたい時に部屋まで運んでもらうことは可能か。食堂では一斉に食べるのか、それともある程度の時間の範囲内で自由に食べて良いのか。食事はどこで作っているのか(その施設の調理場で作っているのか、もしくは外部のなんとか配食センターから運ばれて来るのか ※現場で作っている方が出来たてで美味しいことが多いようだ)
★レクリエーションやデイサービスの有無
→強制参加させられるのか、自由参加なのか、そもそもそういうものはないのか

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