第六回 キュレーションが必要な訳
第六回 キュレーションが必要な訳
今回の講義はキュレーションについての講義でした。
日本では商品を購入する前に、情報収集や比較検討しない消費者が6割弱と半分以上の人がしないと答えています。その原因の一つに購入時のストレスで購入意欲を失うことが挙げられます。例えば「情報選択ストレス」という検索しても検索結果の一位が絶対良い商品とは限らなく、結局情報の選択肢が多くなってしまうことや、「買い物タイミング選択ストレス」という次々と新商品が出たり値下げが頻繁だったりして買うタイミングを選択しなければいけない事や、「モノ選択ストレス」という買い物をするときに物が多すぎて迷うといことがあります。
それらが原因で最近ではキュレーションに価値が出てきました。キュレーションとは情報を取捨選択してまとめることです。例えば、セレクトショップや美術館、通販生活、コンピレーションアルバムなどがあります。どれも選ぶ人の趣味が自分と合っていれば探しやすいですし、選択肢も少なくなります。このように情報が溢れ出す世の中になってきたので誰かがまとめて見やすくすることに注目がされ始めています。
上記に挙げたもの以外にも一万円選書というものがあります。買い手はどんな本が読んでみたいか選んで店主に一万円を払います。そして、店主は一万円分の本を選んで買いてに送ります。その結果書いては自分じゃ選ばない本を読む機会が増えるというものです。ほかにもWEARというコーディネートされた服を見て購入することができるアプリも増えてきています。また、FacebookなどのSNSでもハイライトという全ての情報を時系列で並べるのではなく、Facebook側が重要だと思ったものを優先的に表示する機能などが増えています。
このように情報が溢れ出す時代だからキュレーションの価値が出てきています。
キュレーションという言葉は今回の講義で初めて知りましたが、確かにSNSなどを使っていると選択された情報だけを見る機会が増えてきたと思います。好きなものだけを見たいという気持ちがどんな人でも多いのだと思いました。でも、好きなものだけを見るのではなくもっと意識的に多方面の情報もいれていこうという気持ちになりました。