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24時間テレビをきっかけに「まれ」の思い出を振り返ってみました。

8/31(土)~9/1(日)にかけて「24時間テレビ」が放送されましたね。
今回は輪島でなじみの漆器店のオーナーさんが会場で出店されるので会場に足を運んでみたり、2015年度前期にNHKで放送された「連続テレビ小説 まれ」で主人公を演じた「土屋太鳳」さんが中心となった企画があるとのことで、テレビの前で待ち構えていたりと、1日の日曜日は初めて24時間テレビに積極的に関わった日でした。
そこで今回は我家が能登で出会った「まれ」の思い出を振り返ってみたいと思いますので、結構ありますが良かったらお付き合い下さい。
見出しの写真は「輪島キリコ会館」(現在は震災により休館中)に展示されている「まれ」のキリコです。

いろは橋とまれのケーキ


まいもん食堂のセット
まれが来ていたパティシエ服
入口横の壁にあった土屋太鳳さんのサイン

ドラマの中でも度々登場する「いろは橋」は損傷が激しく現在は通行禁止になっています。 そして放送でも紹介されたケーキのオブジェ。
このケーキの左側に「ドラマ記念館」があり、まれと仲間たちが集っていた食堂のセット、衣装や小道具、ロケの様子の写真、土屋太鳳さんのサインがありました。
我家も何度か訪れドラマの雰囲気を味わってから輪島のお土産を買ったりと楽しい時間を過ごしましたが震災に伴う火災で全てが失われてしまいました。

輪島市鳳至町の住吉神社のお祭り
まれが仲間達と担いだ「不退転」のキリコ

先に記した「いろは橋」を渡って少し行くと「住吉神社」があります。
ドラマの中でお祭りのシーンがありますが、それはこちらの町の方々の協力で夏に行われるお祭りを再現したものだそうです。 写真のお祭りは2023年の夏に開催された時のものですが、ドラマでもお祭りの雰囲気が良く出ています。
写真の不退転のキリコもキリコ会館に展示されています。
ドラマで中村敦夫さん演じる「紺谷弥太郎」が裃姿でまれ達に「不退転」の意味を語るところは、とても大切なシーンです。

朝市が開かれる輪島市河井町の本町通り

「輪島朝市」が開かれることで知られる輪島市河井町の本町通り。
地震と火災で破壊しつくされたこの町の様子は多くの方に知られていると思いますが、ドラマでもまれの家族の生活を支える大切な場所です。
我家も輪島に宿泊した時は必ず訪れ、顔なじみになった店主さんとお話をしながら買い物を楽しんでいると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
そんななじみの店主さんや能登の方達に震災後にご無事でおられるのは分かってはいましたが、実際に会えた時の気持ちは忘れられません。

外浦村のモデルとなった輪島市大沢町


一家が暮らした民宿桶作のモデルとなった御宅
サロンはるのモデルとなった美容室


港に建てられた櫓
外浦村役場になった建物
度々登場する静浦神社
印象的なシーンを残してくれた三ッ岩岬

24時間テレビでも取り上げられた輪島市西部の海岸沿いにある大沢町。
ここも震災時は道路が寸断され孤立状態となり現在も町に戻った方はいるものの、まだまだ大変不便な生活を強いられている様子です。
ここはまさにドラマの最重要拠点と言うべきロケ地で重要かつ印象的なシーンが沢山生まれた場所です。
ほとんどは漁港の周辺にあるスポットですが、「三ッ岩岬」若干離れたところです。
現在はもう撤去されたものもありますが、我家がこれらを観ることが出来たのは町の方々が守っていて下さったからです。
そんな方たちの生活が早く平穏なものとなるように何時も願っています。

公民館にあるもう一つのまれのケーキ


バス停の標識もあります。
公民館にある土屋太鳳さんのサイン

まだある大沢町の大切なスポット「西保公民館」。
発災後ここも避難所として使われ皆さんはあの冬の寒さの中、辛く不安な日々を過ごされていたと思います。
ここにもドラマの思い出のものが展示されていて、土屋太鳳さんを初め出演者の方々のサインや写真が観られました。
そして以前の投稿でも紹介しましたが、この公民館の中にもう一つケーキのオブジェがあります。


珠洲市にある揚げ浜塩田角花家

珠洲市にある現在も海水から手作業で塩を造っている「揚げ浜塩田角花家」。
ドラマでは田中泯さんが、頑固な塩造り職人をここで演じています。
ドラマの中で特に印象深い登場人物です。
角花さんの塩田も震災後は塩造りが出来ない状態だった様ですが、常盤貴子さんが取材(というより完全にお友達に会う感じでしたが)に行かれたときに「再開に向けて準備を進めている」とおしゃっていました。
時間が掛かってもまた角花さんのお塩を頂ける日を待っています。

七尾市の食祭市場の広場
我家の能登旅行の定番スポット ルミュゼドゥアッシュ

まれのロケ地ではありませんが、24時間テレビの能登の企画の会場となった七尾市の「能登食祭市場」。
ここも我家にはなじみのあるところです。
能登のものが色々揃っていて、広場から眺める海と能登島の光景が素敵な場所です。
家内が「カモメ」に語り掛けていますが、私は「タイヤ」と話してはいません(「連続テレビ小説まれ」参照)。
最後の写真はまれでケーキの監修をし、コンテストの審査員役として出演もされたパティシエ辻口博啓さんのお店「ルミュゼドゥアッシュ」。
七尾市の和倉温泉街にあり静かな海を観ながら美味しいケーキを頂くことが出来る素敵なお店です。
辻口シェフもお忙しい中、能登の為に尽力されていますね。
どうかご自身のお身体も大切にして欲しいと思います。
震災からは休館していますが、再開が待ち遠しいです。

24時間テレビも長く開催されていますが、今回のように真剣に観たのは初めてでした。
俳優さんにとって過去の作品のことばかりを取り上げられるのはどう感じられるのか・・・と思うことはありましたが、土屋太鳳さんにしか出来なかった今回の企画を観てやっぱり自分にとって土屋太鳳さんは「まれちゃん」なんだなと改めて感じました。
震災から8ヵ月が過ぎましたが、我家もまだ震災後に行けてないところがあり、会えていない人がいます。
この目でそこを観られるまで、この耳でその声を聴かれるまで、そしてその後も・・・ずっと能登と一緒に歩んでいきたいと思います。

長くなりましたが、読んで頂いてありがとうございます!
良かったらまたお付き合い下さい!

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