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今年のあばれ祭りの話を・・・

先の7月5、6日 石川県能登町宇出津で「あばれ祭り」が開催されました。
昨年初めて参加しましたが今年もキリコを担がさせて頂くことが出来ました。(見出しの写真はお神輿が出発する御旅所・・・鳥居が地震で倒壊してしまった為に仮の鳥居が据えられていました。)

夏から秋にかけて能登の各地でキリコ祭りが催されますが、その先陣にして最も勇壮と言われる宇出津の「あばれ祭り」。
その様子については多くのサイトで解説や映像がアップされていますのいで詳細には書きませんが、長時間にわたりキリコを巡行させ時には松明の炎に晒され神様を案内しもてなすこのお祭りは観るにも参加するにも心に鮮烈な印象を残してくれます。

5日の昼 出番を待つキリコ


5日の夜 火の粉を浴びながら松明の周りを廻るキリコ


6日の昼 通りに並ぶキリコ


6日の夜 祭りの主役のお神輿が! この後お神輿は地面に叩きつけられます!


6日の夜 笛と太鼓に合わせてキリコは神様のお供をします
6日の夜 役目を終えそれぞれの町に帰る前にひと休みするキリコ

元旦の震災後 能登町もまだまだ復旧がままならない箇所も多く、生活が取り戻せない方も多くいるなか(同じキリコを担いだ中にも仮設住宅で暮らす方も居られました)宇出津の町内でも賛否が分かれたのは勿論、他の地域からは復旧の差を指摘する声も上がっていたと聞きました・・・
その様ななかキリコを出せない町も数か所あったもののかなり通常に近い形で開催されたことは本当に多くの方の尽力があったと思います。
他の地域に住み能登に縁があるわけでもない私が語る資格はないかもしれませんが、お祭りは能登の大きな財産だと思います。
地域の人々の心を繋ぎ広く能登の魅力をアピール出来る「キリコ祭り」。
「また祭りをやりたい」という気持ちが復旧~復興へのエネルギーになってくれることを願っています。

地盤沈下により冠水する港沿いの道
まだ通行出来ない箇所も・・・

出発を待つキリコの傍で町の方と話しましたが「町は必ず復興させる! その為には祭りが必要なんだ!」と熱い思いを語って下さいました。

私もまだまだ能登で観たいところやりたいことが沢山あります。
だからこれからも能登に行って皆と会いたい!

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