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仮面ライダーギーツ~新たな始まり~第4話「回想編Ⅱ:由依と保乃に出会い、力を継承しようと思った日々中編」

皆さん、お久しぶりでございます。ツムリです。前回はゲームマスターであるギロリさんが仮面ライダーグレアとして闇のゲームマスターであるコラスさんが変身した仮面ライダーゲイザー2を倒してなんとかヴィジョンドライバーを取り戻すことが出来ました。そして浮世英寿様も仮面ライダーギーツⅨに変身してジャマトライダーを倒すことに協力してくれました。しかし、そんなギロリさんの行動を良くは思わないヒラク、トジル、ミハルという3人の新たな闇のゲームマスターが密かに行動を開始したのでした。さあ、今回は回想編の第2弾、桜井景和様と吾妻道長様が小林由依様と田村保乃様にその力を託す事にしたお話でございます。

ツムリ「それでどうしてお2人をジャマトライダーから助けたのに始まりに過ぎなかったんですか?」

景和「うん。実はあの後僕と道長で2人をデザイア神殿に連れて行った時にちょっとあったんだよね?」

道長「ああ。今回も事の発端はあいつだったということを思い出すだけで腹が立ってくる!」

ツムリ「一体誰がそんなに道長様を怒らせたのですか?」
道長「はあ?そんなもん、考えたら分かるだろうが!」
英寿「俺だろ?バッファ。」

ツムリ「英寿様!」
景和「あーあ、来ちゃったよ。」
道長「ギーツ、お前があんな事を言わなければあいつらはベロバやケケラに捕まることは無かったんだよ!」
英寿「おいおい。俺はアドバイスをしただけだろ?実際に行動に移したのはお前達だろうが。」
道長「お前な!」
ツムリ「お待ち下さい!一体、何があったと言うんですか?」
景和「英寿と道長に任せておくと収集がつかなくなるから俺から説明するね?」
ツムリ「はい、お願いします。」
景和「あれはちょうど2人をデザイア神殿に連れていった事が始まりだったんだ。」
道長と景和がデザイア神殿の話をする寸前でサロンにやって来た仮面ライダーギーツこと浮世英寿と道長がいつものように言い合いをし始めた為に代わりに景和がツムリに話をすることになったのだった。時は遡り景和と道長が由依と保乃を連れてデザイア神殿に帰ってきた所まで遡ることになるのだった。
景和「さあ、保乃ちゃん!ここがデザイア神殿だよ!」
保乃「わあ!ほんまにあったんやね!スゴイわ!」

景和「それはもちろんあるよ!だってデザグラも本当に行われてたんだからさ。」
保乃「確かにそうやな!」
道長「ほら、着いたぞ。ここなら安全だろ?」
由依「スゴっ、本当に実在していたことにビックリしちゃった。デザイア神殿なんて入れるとも思ってなかったから。」

道長「まあ、ここには俺たちだけじゃなくあいつらもいるからな。だろ?タイクーン。」
由依「あいつら?」
景和「うん。その筈なんだけど誰もいないんだよね。皆、どこに行っちゃったんだろう?」
保乃「あいつらってもしかして!」
そんな事を言っているとデザイア神殿の扉が開き、中に英寿と仮面ライダーナーゴこと鞍馬祢音、仮面ライダーパンクジャックこと晴家ウィン、仮面ライダーシーカーこと轟戒真が入ってきたのだった。
英寿「おいおい。何、彼女を見せつけてるんだ?タイクーン、バッファ。」
保乃「ウソっ!ほ、本物の浮世英寿や!」
英寿「いかにも俺がスター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズの浮世英寿だ。いや、人気者は辛いな。」
祢音「なになに?景和と道長の彼女なの?ってびビックリした!この子達だって櫻坂の子じゃないのよ?あまり変な事言わないでよ、英寿!」

英寿「まあまあ。そんなに怒るなよ、ナーゴ。」
由依「保乃、あの子って?」
保乃「嘘やん!本物の鞍馬祢音ちゃんやん!可愛い!」
祢音「そういえば私が守った子も関西弁を使ってたな。」 
保乃「もしかして天ちゃんですか?」
祢音「そうそう!天ちゃん!あの子とすっかり意気投合しちゃったんだよね!」
保乃「さすがは祢音ちゃんやわ!」
ウィン「おいおい、俺だって女の子を守ったんだぜ?パンクだろ!」

由依「ウィンさんは誰を守ったんですか?」
ウィン「ん?俺か?俺はこんなパンクみたいな感じをあまり好きじゃなさそうな子だったな。確かあの子も出身は関西だって言ってたな。」
由依「もしかして夏鈴ちゃんですか?」
ウィン「そうそう!でも、デザイア神殿から帰る時は俺のパンクにも慣れたみたいで笑顔で帰っていったぜ?」
保乃「そうやったんや。なんか嬉しいわ!」
由依「確かに自分の事じゃないけど夏鈴ちゃんが誰かに慣れてくれたっていうことはそれだけでも嬉しいからね?」
ウィン「それで?無敵のシーカー様は誰を守ったんだ?」
戒真「は?」


ウィン「いやいや、は?じゃなくて誰を守ったのかって聞いてんだよ!」
戒真「俺も確か関西出身の女だって言ってたな。」
英寿「そんなに関西出身が多いという事か。」
戒真「ああ。」
由依「そうなるとあとはちゅけかみいちゃんになるんだけど…」
戒真「ちゅけって武元の事か?」
保乃「そうやで!」
戒真「だったらその子だ。俺はその子を確実に守り抜いているからな。」
保乃「なんだ、それならホンマに私達のメンバーを守ってくれてたんやね!」
英寿「まあな。」
由依「英寿さんは誰を守ってあげたんですか?」
英寿「俺か?俺はな、なんか小さくて目がクリクリしてる子かな?」
保乃「あ!それってひぃちゃんやん!」
英寿「ひ、ひぃちゃん!?」
由依「その子、森田ひかるって名前の子じゃありませんでした?」
英寿「そうそう、ひかるだよ。急にビックリしたよ、違う名前で呼んだからさ。」
保乃「すいません!ほのがいつもそうやって読んでるので!」
英寿「そうだったのか。」
保乃と由依が英寿達と意気投合して話している姿を見た道長は呆れたような顔をしていた為に景和はそっと道長に声をかけたのだった。
景和「どうしたの?道長、そんな顔して。」
道長「別に理由はないさ。ただ、見てるだけで疲れるなと思っただけだ。」
そんな話をしているといきなり景和と道長の方向に保乃と由依が走って近づいてきたのだった。
保乃「あの景和さんにお願いがあるんやけど…」
景和「どうしたの?保乃ちゃん。」
由依「私も道長さんにお願いがあるんですけど…」
道長「なんだ、お願いって。無理難題は答えないからな!」
保乃「ほの、お買い物したいんです!」
景和「え?お買い物?ついさっき、ジャマトに狙われたのに!」
由依「私も保乃と一緒に買い物を…」
道長「馬鹿か!お前はまたジャマトに狙われたいのか!」
由依「でも行きたいんです…お願いします…」
保乃「ほのからもお願いします…」
景和「連れていきたいのは山々なんだけどさ…」
道長「どういうつもりなんだよ、全く!」
保乃と由依の必死な願いを邪険に扱おうとする道長と叶えてあげたい気持ちとジャマトに狙われるかもしれないという半々の気持ちで悩む景和を見ていた英寿はこんなアドバイスをしたのだった。
英寿「付き合ってやれよ、彼女達の自由だろ?」
景和「英寿…」
道長「それはお前が自分の立場で考えないからそんなことを言えるんだよ!」
英寿「ジャマトやジャマトライダーが現れたらやることは決まってるだろ?ライダーの力を使って彼女たちを守ってやれ!まあ、創世の神の戯言だと思ってくれ。」
景和「ありがとう、英寿!行こっか?保乃ちゃん!」
保乃「良いんですか?」
景和「うん!」
保乃「ありがとうございます!」
由依「道長さん…?」
道長「分かったよ!ギーツの顔を立てて一緒に行ってやるよ!」
由依「ありがとうございます、道長さん!」
そして、この行動が後に最悪の展開を迎えることになる事をこの時の道長も景和も予想していなかったのだった。
?「さーて、ミッチー?あなたの不幸を楽しませてね。」
?「さあ、真の仮面ライダーの力を見せてくれ!桜井景和!」

景和「とりあえず買いたいものを買えたようでよかったよ!」
保乃「ありがとうございました!景和さん!」
景和「ううん!どういたしまして!」
由依「道長さんもありがとうございました!」
道長「俺は何もしていない。小林の買い物を見ていただけだ。」
由依「また小林って言うし!」
そして翌日。景和と保乃、道長、由依はショッピングセンターで買い物を済ませてデザイア神殿に向かって帰ろうとしていた。しかし、その道中やはりと言うべきか4体のジャマトライダーが姿を現したのだった。
ジャマトライダー「ジャマ…」
ジャマトライダー「ジャー…」
ジャマトライダー「ジャマ…ジャマ!」
ジャマトライダー「ジャマ…」

景和「ジャマトライダー!?なんでこんな所に!」
道長「だから言っただろ!こんな事になるってな!早く逃げろ、小林!」
景和「保乃ちゃんも早く逃げて!」
由依「うん!」
保乃「はい!」
道長「さっさと片付けるぞ、タイクーン!」
景和「ああ!」
そして、お互いにデザイアドライバーを装着すると空から英寿がツムリの代わりに転送させたアイテムボックスが置かれていた。
景和「え?このバックルって?」
道長「チッ!ギーツのやつ、なんでこれを選んだ?」
景和「理由はどうあれこれを使わないと!」
道長「仕方ない。行くか!」
『デザイアドライバー!』
『COMMANDTWINBUCKLE』
『ENTRY』
『SET』
道長「変身!」
『GREAT』
『READYFIGHT』
『レイジングソード!』

『デザイアドライバー!』
『COMANDTWINBUCKLE』
『ENTRY』
『SET』
景和「変身!」
『GREAT』
『READYFIGHT』
『レイジングソード!』

タイクーン「行くぞ!」
ジャマトライダー「ジャマ!」
ジャマトライダー「ジャ!」
バッファ「お前達に時間をかけている場合じゃないからな!」
ジャマトライダー「ジャ…」
ジャマトライダー「ジャマ…」
そして、ついに始まった4体のジャマトライダーとタイクーン、バッファの戦い。だが、その戦いの裏であの二人は着実に保乃と由依に近づいていた。
バッファ「こんなものか!ハアッ!」
ジャマトライダー「ジャマ!」
バッファ「邪魔だ!ハアッ!」
ジャマトライダー「ジャー!」
バッファは巧みにレイジングソードと格闘攻撃でダメージを与えていくもののまだコマンドレイズバックルの片方は取れなかった。
バッファ「チッ、まだか!」
ジャマトライダー「ジャー!」
バッファ「お前の攻撃など食らうか!ハアッ!」
ジャマトライダー「ジャッ、ジャッ!」
バッファ「俺を舐めるなよ、ジャマト!ハアッ!」
そして、再びジャマトライダーにレイジングソードを使った連続攻撃を繰り出したことによりようやくレイジングソードからコマンドレイズバックルの片方が外れた。その光景を物陰から見ていた由依に声を掛ける人物が現れた。
?「貴方、こんな所に居たら危ないわよ。」
由依「誰ですか?」
ベロバ「誰って貴方知らないの?私、こう見えてミッチーのサポーターなんだけど?」

由依「もしかしてベロバ?」
ベロバ「正解!ほら、こっちに隠れて!」
そして、ベロバに由依が着いて行ったその頃、バッファはコマンドレイズバックルをデザイアドライバーにセットしたのだった。
『FULLCHARGE』
バッファ「来たか!」
『TWINSET』
『TAKEOFFCOMPLETEJETANDCANNON』
『READYFIGHT』

バッファ「一気にこいつでケリをつけてやる!」
そして、コマンドフォームジェットモードに姿を変えたバッファはレイジングソードでジャマトライダーを連続斬りで追い詰めていくのだった。
バッファ「どうした?こんなものか、ジャマト!ハアッ!」
ジャマトライダー「ジャー!」
ジャマトライダー「ジャー!」
そして、バッファに吹き飛ばされた1体のジャマトライダーが必殺技を放つのだった。
ジャマトライダー「ジャー!」
『JYA-JYA-JYASTRAIKE!』
バッファ「言っただろ!お前の攻撃は当たらないと!」
そして、ジャジャジャストライクを交わしたバッファはレイジングソードを使った必殺技を放つのだった。
『RAISECHARGE』
『TACTICALRAISING』
バッファ「こいつで終わりだ!ハアッ!」
レイジングソードのバックルソケット横のボタンを押して「レイズチャージ」してから刀身に炎と雷を纏わせた必殺技であるタクティカルライジングを放ち、ジャマトライダーの1体を倒すことに成功したバッファだったが直後に響き渡った由依の悲鳴に驚きを隠せなかった。
由依「キャー!」
バッファ「ん?今の声って小林だよな?まさか他にもジャマトがいたのか!」
ジャマトライダー「ジャー!」
バッファ「今、お前に構っている暇はないんだよ!ハアッ!」
ジャマトライダー「ジャマ!ジャマ!」
『JYA-JYA-JYASTRAIKE!』
そして、背後から襲いかかってきたジャマトライダーに対してレイジングソードの連続斬りと強烈なキックで吹き飛ばしたバッファだったが、再びジャマトライダーは必殺技であるジャジャジャストライクを放つのだった。
バッファ「またか!なら、こいつで決めてやる!」
『COMMANDTWINVICTORY』
バッファ「終わりだ!ハアッ!」
飛翔しながら水色のエネルギーを纏ってライダーキックを放ち、なんとかジャマトライダーを倒す事に成功したバッファは由依を探すのだった。
バッファ「小林!どこだ、どこにいる?」
ベロバ「あら、久しぶりじゃない?ミッチー!」
バッファ「ベロバ!小林!」
由依「道長さん、助けて!」
バッファ「ベロバ。貴様というやつは!」
ベロバ「あら、近付いちゃダメよミッチー。」
バッファ「どういう意味だ?」
ベロバ「意味なんてないわ。あなたが近付けば私はこの子を傷つける。どう?これでミッチーは不幸になって私はそれを見れる。こんな最高なことはないでしょ?だから動かないで私に倒されなさい。」
由依を人質に取りながらバッファに近づくなという指示を出しただけでなく無抵抗のままベロバに倒されろという無理難題を聞いたバッファは怒りを抑え込んでいた。
ベロバ「あら、真面目じゃない。そこでじっとしてなさい。すぐに消してあげるから。」
『BEROVASET』
『LASERON』
『PREMIUMBEROVALOADING』
『READYFIGHT』

プレミアムベロバ「フフ。さよなら、ミッチー!」
そしてプレミアムベロバに変身したベロバが放った銃弾をバッファは全てレイジングソードで弾き返したのだった。
プレミアムベロバ「どういうつもり?ミッチー!」
バッファ「そこでじっとしてろと言われてはいそうですかって従う奴が何処にいる!お前は俺が倒す!」
『RAISECHARGE』
『TACTICALRAISING』
バッファ「くらえ!ハアッ!」
そして怒りに任せてバッファはタクティカルライジングを放つも、それをくらったはずのプレミアムベロバは無傷だった。
プレミアムベロバ「あ、そう!じゃあここで消えなさい。」
『FINISHMODE』
『LASERVICTORY』
複数のカードで出来た銃口を本体の銃口から展開し、紫色のビームを放つとレイジングソードで受け止めたものの吹き飛ばされたバッファは変身を解除して道長の姿に戻った。
プレミアムベロバ「じゃあね、ミッチー。この子はもらっていくから!」
由依「道長さん、道長さん!」
道長「待て、そいつは置いていけ!よせ必ず、必ずお前は俺が助けるからな!小林、いや由依!」
そしてプレミアムベロバは由依を連れ去っていきその場には道長の虚しい声だけが響いていた。

タイクーン「道長、もうジャマトを倒したのか?だったらこっちだって!」
ジャマトライダー「ジャマ…」
ジャマトライダー「ジャマ!」
そしてタイクーンもレイジングフォームでレイジングソードによる斬撃を繰り出しながらジャマトライダーを追い詰めていたのだった。
ジャマトライダー「ジャー!」
タイクーン「お前らの攻撃は既に見切った!ハアッ!」
ジャマトライダー「ジャマ!ジャマ!」
タイクーン「保乃ちゃんを守るためなんだ。そこを退け!ハアッ!」
そしてタイクーンに襲いかかるジャマトライダーの猛攻を防ぎながらレイジングソードで連続攻撃を繰り出してジャマトライダーを地面に転がしたタイクーンは一気に責め立てようとしていた。一方、そんな保乃の目の前にもあの男が姿を現すのだった。
保乃「大丈夫かな?景和さん。」
?「おい、お嬢さん!そこにいちゃ危ないぜ!こっちに来な!」
保乃「あなたはケケラさん!どうしてここに?」
ケケラ「どうしてって櫻井景和は俺の推しだからな。あいつの守るやつは俺が匿わねぇと。さあ、こっちだ!」

しかし、それがケケラによる罠であることをこの時の保乃は知る由もなかった。
タイクーン「よし、コマンドバックルが取れた!」
『FULLCHARGE』
『TWINSET』
『TAKEOFFCOMPLETEJETANDCANNON』
『READYFIGHT』

タイクーン「行くぞ!」
ジャマトライダー「ジャマ!」
『JYA-JYA-JYASTRAIKE』
タイクーン「危ない!」
そしてコマンドモードジェットフォームに変身したタイクーンに対してジャマトライダーは必殺技であるジャジャジャストライクを放つが、それを交わしたタイクーンは必殺技の体勢に入るのだった。
『COMMANDTWINVICTORY』
タイクーン「ハアッ!」
そして、宙を舞ったタイクーンは飛翔しながら水色のエネルギーを纏って放ったライダーキックで1体のジャマトライダーを倒す事に成功した。その直後、タイクーンの背後から襲って来たジャマトライダーの攻撃をかわしたタイクーンは体制を立て直すと共にジャマトライダーと向き合うのだった。
ジャマトライダー「ジャー!」
タイクーン「お前の攻撃は見切ったって言っただろ!ハアッ!」
そして、ジャマトライダーの攻撃を受け止めたタイクーンはレイジングソードで斬りつけてジャマトライダーを吹き飛ばしたタイミングでキャノンフォームに姿を変えたのだった。
『リボルブオン!』

ジャマトライダー「ジャマ!ジャマ!」
タイクーン「お前を倒して保乃ちゃんを探さないといけないんだよ!ハアッ!」
そして再び襲いかかってきたジャマトライダーに対してレイジングソードによる連続斬りをくらわせたものの再び立ち上がったジャマトライダーは再びジャジャジャストライクを発動したのだった。
ジャマトライダー「ジャマ!」
『JYA-JYA-JYASTRAIKE』
タイクーン「危ない!タアッ!」
そして、なんとかジャジャジャストライクを交わすことに成功したタイクーンは体勢を立て直して必殺技を放つのだった。
『LOCKON』
『COMANDTWINVICTORY』
タイクーン「これで終わりだ!ハアッ!」
トロンキャノンの砲口に水色のエネルギーを集中させ、強烈な砲撃を放ったタイクーンはジャマトライダーを倒す事に成功した。
タイクーン「よし、あとは保乃ちゃんを…」
保乃「キャー!助けて、景和さん!」
そしてジャマトライダーを倒して保乃を探しに行こうとしたタイクーンの耳に聞こえてきたのは保乃の悲鳴だった。
タイクーン「保乃ちゃん、どこにいるんだ!保乃ちゃん!」
そして、なんとかして保乃を見つけようと探して曲がり角を曲がったタイクーンが見たのは保乃にレーザーレイズライザーを保乃に近づけるケケラだった。
ケケラ「よう、桜井景和。」
タイクーン「何やってるんだよ、ケケラ!保乃ちゃんから離れろ!」
ケケラ「そいつは無理な話だな。お前を真の仮面ライダーにするためにはこうするしかないんだよ。涙を仮面で隠すのが仮面ライダーだろ?」
タイクーン「お前、ふざけるな!」
ケケラ「だったら大人しく俺にやられる事だな!」
『KEKERASET』
『LASERON』
『PREMIUMKEKERALOADING』
『READYFIGHT』

そして、プレミアムケケラがレーザーレイズライザーからはなった銃弾を全て交わしたタイクーンはトロンキャノンに再びエネルギーをチャージしたのだった。
プレミアムケケラ「全部交わしやがった!さすがは桜井景和!俺の推しだ!」
タイクーン「黙れ!もうお前の思い通りにはさせない!これで終わりだ!」
『LOCKON』
『COMMANDTWINVICTORY』
タイクーン「ハアッ!」
タイクーンが渾身の力で放ったコマンドツインビクトリーを食らったはずのプレミアムケケラは無傷だった。
プレミアムケケラ「こんなもんか、桜井景和!お前の仮面ライダーとしての気持ちは!」
タイクーン「何?」
プレミアムケケラ「残念だがここで終わりだ!」
『FINISHMODE』
『LASERVICTORY』
プレミアムケケラ「さよならだ、桜井景和!」
タイクーン「ウワーッ!」
複数のカードで出来た銃口を本体の銃口から展開し、緑色のビームを発射するレーザービクトリーを食らったタイクーンは変身を解除し、景和の姿に戻った。
プレミアムケケラ「助けて欲しかったら明日この場所に1人で来い!まあ、ベロバもそうするはずだからな!じゃ、お嬢さんは預かるぜ。またな、桜井景和!」
保乃「キャー!嫌や、景和さん、景和さん!」
景和「保乃ちゃん、保乃ちゃん!待ってろ、必ず助ける!」
そしてプレミアムケケラに連れ去られた保乃を助ける決心をした景和はデザイア神殿へと戻るのだった。勿論道長も。
景和「これが事の顛末だよ。」
道長「そして俺達は別々の場所で由依と保乃を助けるために戦ったって訳だ。」
ツムリ「なるほど。そうだったんですね!」
そんな事を話しているとデザイア神殿に祢音とウィンが姿を見せたのだった。
ウィン「なんだ、お前ら。その話を今ごろツムちゃんにしてるのか。ったくパンクじゃねぇな!」
祢音「本当にね。でもツムリは知らなかったからしょうがないよね。」
ツムリ「祢音様にウィンさん!一体どうしてこちらに?」
祢音「どうしてってねぇ?」
ウィン「それはもちろん俺達の推しのデビューを見に来たからさ!」






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