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仮面ライダーセイバー~3人の配下と邪悪な龍~第3話「再び闇に堕ちた富加宮隼人の目の前にあの男が帰ってきた!」

よう!久しぶりだな!デザストだ。この前って言うより大分前の話だが、雷の剣士は自身の父親である富加宮隼人に追い詰められた挙句仮面ライダーダークネスとかいうやつに聖剣を封印されちまった。まあ、あいつの親父さんは身も心もあのダークネスっていう漆黒の剣士に忠誠を誓ってるんだろうな。だが、本当にそれでいいのか?あいつからは戦いを遊びとしか思っていないやつ特有の酷くて最悪な匂いしかしないんだけどな。ただし、俺が言えるのはたった1つだ。お前の心が揺れ動いてる内はいつでも光に帰ってくるのは簡単って事だ。ただし、それは本当に自身の息子を含めて富加宮隼人が戻ってきたいという意思があるかどうかって話で戻る気がないってんならアイツらとお前は再びぶつかり合うことになる。そんな事をいつまでも繰り返したいってんなら病院にいて安静にしてろよ。後は闇黒剣月闇はどこに行ったんだ?まさかソフィア以外に補完していた場所を誰かに漏らしたってのか?一体、こいつを盗んで他の奴らは何をしようってんだ?ん?今の気配とあの匂いはあいつか。でもあいつ、なんでこの世界にいやがるんだ…?さて、そいつが一体誰なのかという答えはお前らが見つけ出してくれ。じゃあ、またな。

隼人「俺はこのままでいいのか?何故息子を…賢人をこの手で斬らなければいけなかったんだ!」


先程の戦いについて実の息子である仮面ライダーエスパーダこと富加宮賢人と戦った事に違和感を覚えていた富加宮隼人は自身に問いかけていたのだった。
グレン「お前は何も間違っちゃいない。この世界を闇に染めるため、そしてメギドたちの世界にするために俺は数千年の眠りから目を覚ました。そしてお前達を仲間に引き入れた。後はメギドを復活させさえすれば俺の計画は完璧なんだよ!」
隼人「しかし、グレン様。アルターライドブックなど賢人は持ってませんでしたよ?それなのにどうやってメギド復活を?」
メギド復活、そして世界を闇に染めるという自身の目的を明かしたグレンに隼人は賢人はアルターライドブックなど持っていないことを伝えるとグレンはこんな話を始めた。
グレン「なあ、その話の前に俺の昔話に付き合ってくれないか?」
隼人「昔話?」
グレン「ああ。この世界には様々なドラゴンがいる。俺が使うダークネスドラゴン、セイバーが使うブレイブドラゴンにカリバーが使うジャアクドラゴン、隼人が使うエターナルドラゴンに水の剣士の師匠が使うブリザードドラゴン。アスモデウスが握っているゴールドドラゴン。そして未だに誰が持っているのか分からないのがスペシャルドラゴンとアルティメットドラゴンだ。」
隼人「そんなにもドラゴンが?全くワンダーワールドも広いんですね!」
グレン「ああ。だがこの話には続きがあるんだ。」
隼人「続きですか?」
グレン「ああ。噂でしか聞いたことがないんだがムーンゴッド、フレイムゴッド、ウォーターゴッド、ウッドゴッド、ゴールドゴッド。五体の神の名を継ぐドラゴン。いつか出会えたならこいつらの首を狩り、世界最強のドラゴンとして全てを闇に染めるとな!」
隼人「それがあなたの願いだったとはね。」
グレン「お前だって俺の夢に付き合ってくれるんだろ?隼人。」
隼人「まあ、あなたがそれを望むというのであればこの富加宮隼人、あいつらよりも先にあなたに協力することを約束しましょう!」
グレンの昔話を聞いていた隼人は世界には様々なドラゴンがいるということを聞くとともにグレンがその全てのドラゴンを倒そうという事に驚きを隠しながらも忠誠を誓うのだった。すると、グレンの右手にアルターライドブックが姿を現した。

隼人「このアルターライドブックはもしかして!」
グレン「ああ。雷の剣士を倒した事で俺がこのアルターライドブックを生成したのだ!さあ、甦れ!レジエルよ!」
そして、レジエル(EX)アルターライドブックを開いたグレンの目の前に数年ぶりにレジエルが姿を現した。

レジエル「私は…何故ここにいる?あの時、私は炎の剣士に斬られたはずだ。お前は誰だ?」
グレン「俺の名はグレン。俺と共に世界を闇に染めないか?」
レジエル「ほう?面白い話ですね。私も少しながら協力してあげますよ!」
そして、隼人とグレンの元にレジエルが合流したことにより最悪の結末は刻一刻と迫りつつあった。すると次の瞬間、3人の元に闇の衝撃波が放たれたのだった。
グレン「誰だ!」
レジエル「今の攻撃は、闇の聖剣!まさかカリバーですか?」
隼人「カリバー?まさか、あいつか!」
そして隼人、レジエル、グレンが見つめた先にいたのは紺色のローブを身に纏った男だった。
上條「お前はまた闇に堕ちたのか?富加宮!」


隼人「上條!お前、なんでここにいるんだ!」
上條「さあな。この世界に俺が必要だから復活したんじゃないか?」
グレン「お前がこの世界のカリバーか?」
上條「お前か。富加宮を操っているのは!」
グレン「だったらなんだ!お前、俺と戦うか?まあ、そうなったらお前のドラゴンは俺が貰うけどな!」
上條「お前がその気なら相手になってやる!」
一触即発のような展開となったグレンと上條に割って入ったのは隼人だった。
隼人「ボス!レジエルを連れて早く行ってください。上條、こいつは俺が倒します!」
グレン「分かった。任せたぞ、隼人!」
隼人「はい!」
グレン「行くぞ、レジエル。」
レジエル「ええ。」
そしてグレンとレジエルを逃がした隼人は上條の目の前に立ちはだかったのだった。
上條「富加宮!お前、何処まで堕ちれば気が済むんだ!」
隼人「黙れ、お前に何が分かる!こうでもしなければこの世界は今度こそ崩壊する!何故それがお前には分からないんだ、上條!」
上條「分かるものか!そんな理由を盾にしてお前は自分の息子を追い詰めたんだぞ!いい加減に目を覚ませ!あの時と同じ事を俺にさせないでくれ!」
必死に説得する上條の言葉にまったく耳を貸そうとはしない隼人と言い合いになり、かつての炎の剣士と闇の剣士としてぶつかり合った時と同じ展開になるのを阻止しようとした上條とは違い、隼人は真っ向から上條を倒すために懐から聖剣ソードライバーを取りだしたのだった。
隼人「かかって来い!上條!」
『聖剣ソードライバー!』
『エターナルドラゴン!かつて永遠を求めて世界を旅した神獣がいた』
隼人「変身!」
『永遠抜刀!エターナルドラゴン!永遠の竜と永遠剣不滅が交わる時、剣士の運命を変える!』
そして、隼人は仮面ライダーフューチャーへと姿を変えたのだった。
フューチャー「これが俺の力だ。どうだ、上條!」
上條「本当に…本当にお前と戦わないといけないのか!富加宮!」
フューチャー「そうだ、俺と戦え!上條!」
上條「分かった。覚悟しろよ、富加宮!」
そして上條は腰にカリバードライバーを装着すると共に懐からジャアクドラゴンワンダーライドブックを取り出すと共に起動したのだった。


『ジャアクドラゴン!かつて、世界を包み込んだ暗闇を生んだのはたった1体の神獣だった…』
『ジャアクリード!』
上條「変身!」
『Getgounderconquerthangetkeen.(月光!暗黒!斬撃!)』
『ジャアクドラゴン!』
『月闇翻訳!光を奪いし漆黒の剣が、冷酷無情に暗黒竜を支配する!』

カリバー「行くぞ、富加宮!ハアッ!」 
フューチャー「お前の攻撃など見切っているようなものだ!ハアッ!」
永遠剣不滅と闇黒剣月闇による斬撃がぶつかり合うものの新たな聖剣である永遠剣不滅の謎の力によって逆に追い詰められていくのだった。
カリバー「なんなんだ、この聖剣の力は!」
フューチャー「これが俺の新たな力だ!ハアッ!」
カリバー「グハッ!な、なめやがって!俺だってお前を止めるためなら本気で挑んでやる!ハアッ!」
そして、フューチャーの斬撃を耐え抜いたカリバーによる強烈な一撃を放ったことによりお互いに地面を転がるのだった。
フューチャー「だったらこいつをくらえ!」
『永遠抜刀!不滅一冊斬り!』
フューチャー「フォーエバーブレイカー!ハアッ!」
そしてフューチャーエターナルドラゴンの必殺技であるフォーエバーブレイカーをくらったはずのカリバーは何事もなかったかのように立ち上がるのだった。
カリバー「今度はこちらの番だ!」
『必殺リード!ジャアクドラゴン!習得一閃!』
カリバー「ハアッ!」
闇黒剣月闇から二枚の紫色のエネルギー刃を飛ばして攻撃し、そのエネルギー刃は途中でX字に合体し、回転しながらフューチャーの元へと向かい大爆発を巻き起こしたのだった。
フューチャー「ウワーッ!」
カリバー「や、やったか?」
しかし、目の前で大爆発を起こしたはずのフューチャーはどこにもおらず逆に背後を取られてしまうのだった。
フューチャー「勝負はこれからだぞ、上條!」
『エターナルイーグル!かつて、自由を求めて世界を旅する鷲がいた!』
『永遠抜刀!不滅二冊!エターナルドラゴンイーグル!』
フューチャー「これが俺の新たな力だ!覚悟しろ、上條!ハアッ!」
カリバー「ふざけやがって!お前を止めなければいけないというのなら俺だって本気を出すまでだ!ハアッ!」
そして、再びぶつかり合った永遠剣不滅と闇黒剣月闇による強烈な一撃を撃ち合っていたが単なる斬撃では決着がつかない事を考えたフューチャーは聖剣ソードライバーに永遠剣不滅を納刀したのだった。
フューチャー「こいつで終わりだ!」
『永遠抜刀!不滅二冊斬り!』
フューチャー「フォーエバーストライク!ハアッ!」
そして、フューチャーエターナルイーグルの必殺技であるフォーエバーストライクをくらったはずのカリバーの目の前にとある奇跡が起きたのだった。
フューチャー「何?なぜ、お前がここにいる?いや、幻なのか?賢人!」
カリバー「なんだと?雷の剣士が何故ここに!」
そこに現れたのは幻として姿を見せたエスパーダだった。
エスパーダ「上條大地はやらせないぞ、父さん!ハアッ!」
そして幻のエスパーダはフォーエバーストライクを弾き返すと共に姿を消したのだった。ランプドアランジーナワンダーライドブックを残して。
カリバー「こいつを使えと言うことか。借りるぞ、雷の剣士!」

『必殺リード!ランプドアランジーナ!習得一閃!』
カリバー「こいつを喰らえ!ハアッ!」
そして、カリバーは闇黒剣月闇から紫色の雷を放つのだった。
フューチャー「チッ、やりやがるな!だったらこいつでどうだ!」
『エターナルジャーニー!永遠を求めたお猿さんの冒険記、その旅のゴールは…』
『永遠抜刀!不滅三冊!エターナルクリムゾンドラゴン!』
そして、フューチャーはエターナルクリムゾンドラゴンに姿を変えたのだった。
フューチャー「これが俺のワンダーコンボだ!」
カリバー「ワンダーコンボだと!富加宮、お前を止めるための強烈な一撃を放てるとしたらこの力を使うしかない!」
そう叫んだカリバーは懐からジャオウドラゴンワンダーライドブックを取り出したのだった。


『ジャオウドラゴン!邪道を極めた暗闇を纏い、数多の竜が秘めた力を解放する…』
『ジャオウリード!』
『闇黒剣月闇!』
『Jumpoutthebook.』
『Openitandburst.』
『Thefearofthedarkness.』
『Youmakerightajust,nomatterdarkjoke.』
『Furyinthedark.』
『ジャオウドラゴン!誰も逃れられない…』

カリバー「この力で富加宮、お前を止める!」
フューチャー「やれるものならやってみろ!」
『永遠抜刀!不滅三冊斬り!』
フューチャー「フォーエバーエンド!ハアッ!」
そして放たれたフューチャークリムゾンドラゴンの必殺技であるフォーエバーエンドをかわしたカリバーは、ジャオウドラゴンワンダーライドブックをカリバードライバーから取り出したのだった。
カリバー「なんとかかわせたな。次は俺の番だ!」
『必殺リード!ジャオウドラゴン!月闇必殺撃!習得一閃!』
カリバー「こいつで終わりだ!ハアッ!」
そしてカリバーは闇黒剣月闇にジャオウドラゴンワンダーライドブックをリードして肩の装甲にある竜の頭から4体の金色の竜を出現させ、突撃させたのだった。
フューチャー「ウワーッ!く、クソっ!やりやがるな、上條!今回はこの辺で見逃してやる!また会おう!」
そう告げると空を飛びフューチャーは姿を消し、カリバーは変身を解除して上條の姿に戻るのだった。
上條「富加宮が本当に闇に堕ちて自身の息子を追い詰めたと知ったらソフィアはどう思うだろうな。さて、久しぶりにノーザンベースへ行ってみるか。」
そして再び闇黒剣月闇を取り戻した上條は数年ぶりにノーザンベースへと歩みを進めるのだった。



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