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仮面ライダー電王~終わりの始まり~第3話「良太郎がいない間に起きた真実と復活のロッドフォーム!」

前回のあらすじ時の狭間で謎のデンライナーに襲撃を受けたデンライナーは、謎の侵略者イマジンであるソード、ロッド、アックス、ガン、ウィングと良太郎の息子を名乗る野上勇太郎がデンライナーをジャックするために乗り込んできた。そして、良太郎に真実を伝えるためにモモタロスはデンライナーから脱出し、ミルクディッパーで良太郎と合流した。そんな矢先、モモタロスを追ってやって来たソードとモモタロスが憑依した電王が戦闘を開始。しかし、どこか自分の技に似た技を放つソードに苦戦すると今度はジークが憑依をしてウィングフォームに変身して戦うと、圧倒的に追い詰めてソードを撤退させたのだった。そして、良太郎は近くの公園でモモタロスからデンライナージャックが起きる一日の出来事が明かされたのだった。

良太郎「それで何があったの?モモタロス。」
モモタロス「ああ、あの日は普通にターミナルを」
ジーク「よかろう。あの日は普通にターミナルを」
モモタロス「おい、手羽野郎!お前、俺に説明を任せたくせになんでお前も喋ってんだよ!」
ジーク「貴様がいつまでたっても喋ろうとしないから吾輩が話してやろうとしたのではないか!」
モモタロス「うるせえ!お前は黙ってろ!」
良太郎「まあまあ。落ち着いてよ、2人とも。」
モモタロス「ありがとよ、良太郎!それであの日は普通にターミナルを出発した後、普通に時の運行をしてたんだ。」

オーナー「皆さん、本日も時の運行をしていきますよ!」
モモタロス「頑張れよ、オーナー!」
ウラタロス「先輩、オーナーに丸投げはダメですよ?」
キンタロス「そうやで!モモの字、お前が💤💤」
モモタロス「起きろ!バカクマ!早く起きろ!」
リュウタロス「モモタロス、カンチョー!」
モモタロス「イテッ!このクソガキ、いい加減にしやがれ!」
リュウタロス「気を抜きすぎなんだよ、じじい!」
モモタロス「お前、毎回俺をじじいって呼ぶのやめやがれ!」
リュウタロス「うるさい!モモタロスのバーカ、バーカ!」
ジーク「無礼者!私の周りを走り回るな!家臣なら静かにしたらどうなんだ、けしからん!」
モモタロス「うるせぇんだよ、手羽野郎!お前に関係ねぇだろうが!」
ジーク「彼らの処分はどうします?我が姫!」
コハナ「うるさい!どっちでもいいからあんたら静かにしなさいよ!」
オーナー「コハナ君。良いじゃないですか?彼等は1度良太郎君に再会したことが引き金となり、元通りの元気を取り戻したんですから!」
ナオミ「本当ですよね、良太郎ちゃんに会えた事が理由でモモちゃん達も元気になりましたもんね!」
オーナー「そうですね!」
いつものようにちょっかいをかけられるモモタロス、コハナやナオミにナンパをするウラタロス、いつまでも寝ているキンタロス、モモタロスにちょっかいをかけるリュウタロス、コハナと何故かお茶会をしようとしているジーク、全員分のコーヒーを作るナオミ、お子様ランチの炒飯の国旗を崩さないように食べるオーナー。そんなデンライナーのスピーカーに仮面ライダーゼロノスこと桜井侑斗が声をかけてきたのだった。
侑斗「相変わらずお前らは元気だな!」
モモタロス「侑斗、お前らも時の運行に行くのか?」
侑斗「ああ。またお前らに会えるのはいつになるか分からないが、お前達のピンチには必ず駆け付けてやる!」
モモタロス「ああ、待ってるぜ!オデブもまたな!」
デネブ「オデブじゃなくてデネブです!でも皆さん、また会いましょう!」
そして、汽笛の音と共にゼロライナーは時空の裂け目へと向かうのだった。さらに、もう1台のデンライナーも並走するように並ぶとデンライナーのスピーカーに声をかけてきたのだった。
幸太郎「俺たちのことも忘れるなよ、モモタロス!」
モモタロス「幸太郎、お前も同じ時間に出発か!」
幸太郎「まあね。やっぱりお前達はじいちゃんに再会する運命だったんだよ!」
モモタロス「ああ、そうかもな!この先、何があるか分かんねぇんだ!お前達も気をつけろよ!おい、テンドン!護衛は任せたぞ!」
テディ「分かった!それから俺はテンドンではなくテディだ!」
モモタロス「んな事はどうでもいいんだよ!」
幸太郎「じゃあな、モモタロス!また会おうぜ!」
モモタロス「ああ!」
こうしてデンライナー、ゼロライナー、NEWデンライナーはそれぞれの道を歩み始めたのだった。

良太郎「でも、皆が元気そうで本当に良かったよ。」
モモタロス「ああ、そうだろ?それにナオミと鼻くそ女も良太郎に会いたがってたぜ?」
良太郎「そっか。僕も皆に会いたいな。それで、その後にその鎧を着けたイマジンと一緒に見知らぬデンライナーが来たんだよね?」
モモタロス「ああ。そして、そのデンライナーを操っているのがお前の息子なんだよ、良太郎。」
良太郎「僕の息子?」
モモタロス「驚くのも無理はねぇよ。お前に瓜二つの姿でなおかつデンライナーをジャックしに来たんだからよ。」
良太郎「それじゃ侑斗は?幸太郎は?」
モモタロス「さあな。外部と上手く連絡が取りずらくなった今となってはどうなってるのかは全く分からねぇな。」
良太郎「そんな…」
モモタロス「だから俺達はお前を助けるために何とかデンライナーから光の玉になってやってきたんだぜ?良太郎!」
ジーク「左様。」
その真実を聞いて動けなくなった良太郎と良太郎の肩にそれぞれ手を置いていたジークだったがこの場所に迫る敵には反応していた。
モモタロス「おい、良太郎!悲しい所悪いが顔上げろ!」
ジーク「左様。こいつは厄介だぞ!」
良太郎「え?」
2人に言われてゆっくりと顔を上げた良太郎が見たのはウラタロスに瓜二つでありながら鎧をその上か装着したイマジンだった。
良太郎「ウラタロス?」
モモタロス「違う、良太郎!目を覚ませ!」
ジーク「しっかりしろ、我が主。あいつは吾輩の家臣にそっくりではあるが家臣ではない!そんな事、主ならすぐに分かるであろう!」
ロッドイマジン「電王、お前が野上良太郎か。本当に勇太郎にそっくりだな!だが、お前はここで終わりだ!」
そう叫んでデンガッシャーロッドモードに酷似した槍を手にゆっくりとロッドイマジンは歩みを進めるのだった。
良太郎「違う!お前はウラタロスじゃない!」
ロッドイマジン「覚悟!」
そう叫んだ良太郎に対してロッドイマジンは槍を構えながら走り出して良太郎に振りおろそうとした矢先、再び良太郎の中に光の玉が入るのだった。
?「そうそう。君は僕じゃないし、君の槍は良太郎には届かないよ?」
モモタロス「おい、手羽野郎!あの言い方は!」
ジーク「ああ、間違いない!我が家臣その2だ!」
ロッドイマジン「どういうつもりだ?」
U良太郎「どういうつもりかって?決まってるだろ?釣り針も釣り糸もない釣竿を折りに来たのさ!」


そう叫んでウラタロスが憑依した良太郎の蹴りをくらったロッドイマジンは吹き飛ばされたのだった。
良太郎「ウラタロス!」
ウラタロス「やあ、良太郎。久しぶりだね!」


良太郎「うん!」
ウラタロス「それから先輩にジーク、勝手に落ち込むのやめて貰えます?」
モモタロス「どういう意味だ、カメ公?」
ウラタロス「なぜなら全員オーナーの機転で元気なんですからね!」
モモタロス「そうか!そいつは良かったぜ!」
ジーク「ああ、そうであるな!大義であった、我が家臣よ!」
ウラタロス「うるさいよ、さあ良太郎!久々に行くよ!」
良太郎「うん!」
そして、良太郎との再会を果たしモモタロスとのやり取りも繰り広げたウラタロスは再び遼太郎に憑依してU良太郎に戻ると共に腰にデンオウベルトを装着して青いボタンを押すのだった。
U良太郎「変身!」
『ロッドフォーム!』

電王「お前、僕に釣られてみる?」
ロッドイマジン「釣られてたまるか!」
そう叫んで再び槍を振り回し始めたロッドイマジンの攻撃をかわすと共にデンガッシャーを組み立ててロッドモードに変形させると逆にデンガッシャーの強烈な一撃でロッドイマジンは地面を転がるのだった。
ロッドイマジン「何だと!」
電王「やはり僕のコピーでは僕を止められないようだね!」
そして、デンガッシャーを肩に担ぎながら再び接近して連続攻撃を繰り出したが逆にロッドイマジンに全ての攻撃をかわされると共に逆に槍から繰り出される同じ攻撃を逆に電王は食らってしまうのだった。
電王「う、嘘だろ?なんで僕の攻撃が!」
ロッドイマジン「言っただろ?お前の攻撃など俺にでも簡単に出来るとな!」
電王「なめやがって!」
そう叫んだ電王の次なる攻撃と斬撃を全て受け止めたロッドイマジンが放つ全く同じ攻撃をかわしきれなかった電王は全てくらい、地面を転がるのだった。
電王「一体どうしたら…簡単に一発逆転出来る方法は…」
モモタロス「何やってやがる、カメ!俺と変われ!」
電王「うるさいですよ、先輩!その方法は見つけましたから!」
ロッドイマジン「ふざけるな。お前がどんな技で来ようと俺には通用しない!」
電王「さあ、それはどうかな?」
そして、電王に向かって走り出したロッドイマジンに対して電王は、デンガッシャーロッドモードを振り回して連続攻撃を叩き込むとロッドイマジンは体勢を崩すものの間髪入れずに再び振り回して連続攻撃を繰り出して来た電王の猛攻に耐え切れずにロッドイマジンは地面を転がるのだった。
電王「さあ、終わりだよ。」
『フルチャージ!』
そして、デンオウベルトにライナーパスをフルチャージした電王は、ソリッドアタックでデンガッシャーをロッドイマジンに突き刺した事で動けなくなったロッドイマジンに対してデンライダーキックを繰り出したのだった。
ロッドイマジン「ウワーッ!」
電王「何とか倒したか。先輩!え?」
そして、変身解除をしようとした電王が動けなくなったために自身の腹部を見るとロッドイマジンの槍が突き刺さり動けなくなっていたのだった。
電王「そ、そんな。まさか!」
ロッドイマジン「終わりだ!イマジン版デンライダーキック!」
電王「ウワーッ!」
そして、背後から放たれたロッドイマジンのイマジン版デンライダーキックをくらった電王は変身を解除されると共に良太郎とウラタロスは地面を転がるのだった。
ロッドイマジン「あんな攻撃で俺が倒れるとでも思ったのか?甘い、甘すぎるんだよ!終わりだ、野上良太郎!」
そして、再び槍を良太郎にロッドイマジンが振り下ろした時、その一撃は良太郎の手によって防がれていたのだった。
M良太郎「おい、次は俺の番だ!」

そう叫んでモモタロスが憑依した良太郎の蹴りでまたもや吹き飛ばされたロッドイマジンがゆっくり立ち上がると既に腰にはデンオウベルトを装着していたのだった。
M良太郎「お前を一気に倒してやる!」
そう叫んだM良太郎はデンオウベルトの赤いボタンを押すのだった。
M良太郎「変身!」
『ソードフォーム!』

電王「俺、参上!」 
ロッドイマジン「おのれ、電王!」
電王「おい、言っておくぜ!俺に前置きはいらねぇ、最初から最後までクライマックスなんだよ!行くぜ、行くぜ、行くぜ!」
そして、デンガッシャーソードモードを手にして走り出した電王とロッドイマジンの槍の鍔迫り合いが行われたが、目の前でウラタロスを倒された事に怒りを覚えた電王の連続攻撃にロッドイマジンは次第に押され始めるのだった。
電王「俺の怒りを思い知れ!このクソ野郎が!」
ロッドイマジン「なんだ、この一撃は!防ぎきれない!」
電王「なめるな!」
そして、電王の強烈な一撃をくらい、地面に倒れ込んだロッドイマジンが逃げ出そうとしたためにライナーパスをフルチャージさせるのだった。
『フルチャージ!』
電王「行くぜ、俺の必殺技パート2!」
そして、ソードフォームの必殺技であるエクストリームスラッシュを食らったロッドイマジンは逃げ出したのだった。
良太郎「ありがとう、モモタロス!」
モモタロス「おうよ!」
ウラタロス「さすがですね、先輩!」
そして、変身解除した良太郎とモモタロス、ウラタロス、ジークは公園を後にして新たな隠れ家を探すことにしたのだった。侵略者イマジンの魔の手から逃れるために。







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