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仮面ライダーローグVSマッドローグ第2話「ポテトの敵を取るために仮面ライダーローグ、復活!」

前回のあらすじ
仮面ライダーグリスこと猿渡一海は、北都三羽ガラスこと赤羽、青羽、黄羽と共に恋人であるみーたんこと石動美空に会えないことに不信感を抱くも、三羽ガラスの後押しからみーたんに会いに行くことにしたのだった。一方、仮面ライダーマッドローグこと内海成彰は難波機械製作所で難波スティック改を大量生産していた。そんな中、内海の前にエボルトが出現した。エボルトはかつて一海が倒した組織ダウンウォールが持っていた新世界のパンドラボックスを内海に託すのだった。そして、内海はエボルトから託された新世界のパンドラボックスを使って仮面ライダーローグこと氷室幻徳に復讐することを誓うのだった。そして、その第一段階として一海達の元に東都のガーディアンを送り込むもそれを一蹴された。その後、一海達の目の前に現れた内海は新世界のパンドラボックスを使い、仮面ライダーメタルビルドこと浦賀啓示を復活させると三羽ガラスを一撃で倒したメタルビルドに対して怒りの炎を纏った一海がグリスに変身して戦った。最初は怒りの力で追い詰めていったのだが、必殺技を放ったグリスに対してメタルビルドのカウンターで放たれた必殺技を食らったグリスは変身解除し、追い討ちをかけるかのように現れた内海が振り上げた難波スティック改を一海に直撃する寸前で止めたのはなんと氷室幻徳だった。
一海「遅ぇんだよ、ヒゲ!」
幻徳「助けてやったんだ。せめて感謝しろ、ポテト!」
内海「氷室さん、なんであなたがここに?」
幻徳「たまたまだよ。俺がここを通ったらポテトが転んでたから何かあったんだろうな?と思ったらこういうことか。」
メタルビルド「久し振りだな、氷室幻徳。」
幻徳「お前は、浦賀啓示。なんでお前がここにいる?」
メタルビルド「そこにいる変なヤツに復活させられたんだよ!」
内海「黙れ!三バカもグリスも倒させてやっただろうが!その恩を忘れたってのか!」
メタルビルド「何?」
幻徳の目の前で内海とメタルビルドの喧嘩を見ていた幻徳は、チームワークの悪さを理解したのだった。そして、幻徳は一海にこう告げるのだった。
幻徳「おい、ポテト。こいつはどうやって復活したんだ?」
一海「内海の野郎がいきなりパンドラボックスを触ったんだよ。そしたらメタルビルドが復活したんだよ!」
幻徳「なるほどな。だが、あいつはこの世界に復活したというより内海の手によって復活したことが気に入らないようだな。」
一海「だったらどうする気だ、ヒゲ!」
幻徳「お前の敵はしっかり取ってやる。あいつらのいざこざが終わったらな!」
一方、内海とメタルビルドは未だに喧嘩をしていたのだった。
内海「お前にも氷室さんを倒すチャンスを与えてやると言ってるんだ!」 
メタルビルド「あいつはお前の獲物だろ?とっとと倒しに行ったらどうだ?」
内海「お前は何故、倒しに行こうとしない!」
メタルビルド「あいつは前に倒した。そんな気がしただけだ!」
内海「だったらもう一度倒してこい!私のエボルドライバーを使う前にもう少し仲間が欲しいんだよ、あいつを倒すためには!」 
メタルビルド「フッ。逃げるつもりじゃないだろうな!」 
内海「そんなわけないだろ!」 
メタルビルド「まあいい。だったら倒してやるよ。」
一海「ヒゲ、どうやら和解したらしいぞあいつら!」
幻徳「そんな話、どうでもいいといいたいところだが相手があいつなら仕方がない。」  
そして、目の前にメタルビルドが現れると幻徳を挑発するのだった。
メタルビルド「かかってこい、氷室幻徳!」
幻徳「お前は俺がもう一度地獄に叩き落としてやる。ポテトを潰した事を後悔させてやる!」
『スクラッシュドライバー!』
『デンジャー!』
『クロコダイル!』
幻徳「変身」
『割れる!食われる!砕け散る!』
『クロコダイルインローグ!』
『オーラァ!』
『キャー!』
ローグ「大義のための犠牲となれ…」

メタルビルド「来い!」 
そして、メタルビルドに向かって走り出したローグは懐からネビュラスチームガンを出現させて銃撃を放つもメタルビルドは無傷だった。
ローグ「お前がどうやって復活したかはポテトから聞いた!言っておくが俺はお前みたいに復活する奴は一番嫌いなんだ!」
そして、パンチとキックの連続攻撃を食らわせると共に不意打ちのようにネビュラスチームガンを連続発射するのだった。
メタルビルド「やるな、だが俺はそんな攻撃で屈しはしない!」
そして、次第にローグの攻撃に慣れてきたメタルビルドは時々カウンターで打撃を放つことによりローグの優勢を少しずつで五分五分の状態に戻そうとするのだった。
メタルビルド「おいおい、さっきまでの威勢はどうした?結局はこんなもんなのか?氷室幻徳!」
ローグ「この世界にはな、まだ希望があるんだよ!」
そして、右手を紫に染めたローグは怒りの一撃をメタルビルドに叩き込むと地面に倒れるのだった。
メタルビルド「なんなんだよ、お前までハザードレベルが上がったのか!」
ローグ「そいつにはしばらく会っていないがあいつは昔も今もラブ&ピースのために戦ってるんだ!それは俺も同じだ。俺にもポテトにもラブ&ピースはあるんだ。だからここでお前に倒されたらあいつに顔向け出来ないんだよ!」
そして、両腕を紫に染めたローグの連続パンチを食らって吹き飛ばされたメタルビルドを見つめるローグの脳裏には天才物理学者であるあの男の姿が思い浮かべられていた。それは、一海にも言えることだった。 
一海「ヒゲ!こいつを使え!」
そして、一海から託されたフルボトルをネビュラスチームガンにセットしたローグは覚悟を決めるのだった。
ローグ「お前はここで倒す!」
『ファンキーアタック!』
フェニックスフルボトルの力で火の鳥となったローグの突進を止めるためにメタルビルドもビルドドライバーを回すのだった。
メタルビルド「なめるな!」
『ハザードアタック!』
そして、履帯状のエネルギーを放つがそれを突き破ったローグの一撃を食らうと再びメタルビルドは吹き飛ばされるのだった。
ローグ「大義のための犠牲となれ!」
『クラックアップフィニッシュ!』
そして、怒りに満ち溢れたローグの必殺技であるクラックアップフィニッシュを食らったメタルビルドは変身解除したのだった。
浦賀「ハハッ、さすがは氷室幻徳だな。」
そう言い残すと浦賀は内海を残して先に帰るのだった。
ローグ「どうする?内海。まだやるか?」
内海「覚えてろよ、次はもっとスゴいヤツを呼んでくるからな!」
そう叫ぶと内海もまた逃げ出すのだった。そして、ローグの変身を解除した幻徳は一海にフェニックスフルボトルを返すのだった。
幻徳「助かったぞ、ポテト。じゃあな。」
一海「待てよ、ヒゲ。お前また仮面ライダーとして戦うんだろう?」
幻徳「さあな。今日はたまたまだ。」
一海「お前、しばらく俺達と組まないか?」
幻徳「何?」
一海「戦兎も万丈も何をしてるのか分からない今こそ内海の野望を止めるためにお前の力を借りたいんだよ、頼むよ!」
幻徳「内海も俺達を倒すために仲間を集めようということか。仕方ない、力くらいは貸してやる。」
こうして固い握手を交わした幻徳と一海、そして三羽ガラス達は打倒内海を宣言するのだった。その先に待つ最悪の敵の存在など考えもせずに。


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