仮面ライダーリバイス～バトルオブ・デビル＆エンジェル第５話「宿命の再会！ベイルと五十嵐元太！そこに襲いかかる最悪の男！」

前回のあらすじ
仮面ライダーエビルことカゲロウは七つの大罪の悪魔ことのうちの一体であるエンヴィーを復活させた人物が近くにいることに気付いたことから仮面ライダーライブこと五十嵐だいじと共に捜索した。するとそこに現れたのはかつての宿敵、オルテカだった。ブラックデモンズドライバーを手にしたオルテカは仮面ライダーブラックデモンズに変身してカゲロウを襲撃した。そしてカゲロウも仮面ライダーエビルに変身してブラックデモンズと戦闘を開始した。しかし、オルテカの戦闘能力とブラックデモンズドライバーの性能に追い詰められたエビルは大二の力を借りてもブラックデモンズは止められなかった。そしてオルテカは衝撃的な発言をした。ベイルを復活させ、再び五十嵐家を破壊させると。

元太「はあ、今日も平和で何よりだ。ね、ママさん！」

幸実「そうね、パパさん！一輝は散歩、大二はブルーバードの仕事、さくらは空手大会。」

元太「花ちゃんは探偵事務所を開き、玉置君はその助手。ヒロミさんは戦列に復帰するために特訓して狩崎さんは…バイスを…」
幸実「パパさん！狩崎さんはきっと一輝の為を思って…」
元太「俺はバイスの記憶を失った一輝を見てきた。仮面ライダーになる前のようにあいつは明るく振る舞ってはいるがあいつの心はポッカリと穴が空いてると思うんだ。それでもあいつは大二、カゲロウ、さくら、ラブコフを心配させないがために無理をしてるようにしか思えない。だから俺は昔みたいにバイスが一輝の隣にいて欲しいと心から思うんだ。」
そう告げる元太に幸実は頷くのだった。
幸実「確かにパパさんの言う通りね。もしもバイスが帰ってきたらきっと一輝は前みたいに明るくなるかもしれないしね。」
そんな話をしていた元太と幸実の目の前にあのオトコが現れた。
？「誰が誰を待ってるって？」
元太「あんたは…確か」
赤石「赤石英雄だ。以前は君の息子、五十嵐大二にはお世話になったよ。」

幸実「ああ！確かフェニックスの長官の方ですよね？」
元太「そして大二を意のままに操った諸悪の根源、ギフの手先のあんたが何の用だ！」
赤石「何の用？私はオルテカの手によってまた！この世界に復活したんだ！お前ら五十嵐一家を今度こそこの手で破壊するためにな！」
幸実「え？」
元太「なんだと。」
赤石「その為には五十嵐元太！あんたの中にいるあいつが必要だ！」
そう告げて赤石は懐からベイルドライバーとカブトバイスタンプを取り出した。
元太「ベイルドライバーを使って何をする気だ！」
赤石「言ってるだろ？あんたの中にいるあいつ、ベイルが必要だと。」
元太「ベイルを…」
赤石「いつまでも使い物にならない貴様の体に監禁しておくくらいなら…私がベイルをベイルドライバーに封印して私が新世代の仮面ライダーベイルとしてギフ様のために世界を破壊してやる！だからベイルを渡せ！」
元太「誰がお前みたいな悪の科学者に渡すもんか！俺とベイルは和解したつもりなんだ。だから今更ベイルドライバーなんかにこいつを返すつもりは無い！」
赤石「はあ…交渉決裂か。」
元太「ああ、悪いがな！」
赤石「そうか。ならば…五十嵐幸実、貴様の命で償え！」
元太「待て！幸実には手を出すな！」
そしてギフスタンプを懐から取りだした赤石は幸実に向かって振りかざし、それを止めようとした元太の身体から黒い影が現れた。
？「この女には…手を出すな！赤石。」
赤石「き、貴様は！」
元太「べイル！ 」

ベイル「情けないな、純平。いや、五十嵐元太！」
元太「ベイル！お前、助けてくれるのか！」
ベイル「本意では無いが仕方がない。昔からの好みだ、助けてやる！それから赤石、そのドライバーとバイスタンプは俺の物だ！」
赤石「ウワーッ！」
そして赤石からベイルドライバーとカブトバイスタンプを奪還したべイルは幸実を守るかのように元太と並び立つのだった。
赤石「ふ、ふざけるな！」
元太「あ、待て！」
そしてしあわせ湯から逃げ出した赤石を追いかけた元太を追いかけようとしたベイルに幸実は声をかけた。
幸実「ベイル。」
ベイル「なんだ？」
幸実「必ず帰ってきて。無事に！」
ベイル「ああ、分かったよ。純平、いや五十嵐元太が死ねば俺も消えるからな。行ってくる。」
幸実「気を付けてね。」
そう告げて幸実はベイルを見送った。
元太「赤石！」
ベイル「もう逃がさないぞ。」
赤石「ふざけんな！今度こそギフ様と共にこの世界を救うんだ！」
そして赤石はギフデモスに姿を変えた。

元太「赤石！貴様！行くぞ、べイル！」
ベイル「ああ！」
『ベイルドライバー！』

『カブト！』

『Deal』
ベイル「変身！」
『BaneUp!』
『破壊！(Break)』
『世界！(Broke)』
『奇々怪々！(Broken)』
『仮面ライダーべイル！』
ベイル「行くぞ、赤石！」

『デストリームドライバー！』

『ヘラクレス！』

『Contract!』
元太「変身！」
『SpiritUp!』
『SIash!Sting!Spiral!Strong!』
『仮面ライダーデストリーム！』

デストリーム「赤石！」
そしてベイルとデストリームはギフデモスに向かって走り出したが、ギフデモスは能力を発動した。
ギフデモス「疾きこと風のごとく！」
デストリーム「ウワーッ！」
ベイル「元太！赤石！はあっ！」
ギフデモス「聞かないな！侵略すること火の如く！」
ベイル「グハッ！」
デストリーム「ベ、ベイル！なめやがって！ハアッ！」
ギフデモス「当てたな。知りがたきごと陰の如く！」
デストリーム「ウワーッ！」
ベイル「舐めるな！ハアッ！オラッ！」
ギフデモス「動くこと雷鳴の如し！」
ベイル「分身だと？ふざけるな！」
デストリーム「べイル、後ろが本物だ！」
ベイル「信じるぞ、純平！いや、元太！ハアッ！」
そしてべイルは渾身のパンチでギフデモスを吹き飛ばし、遂にギフデモスの特殊能力である風を使った高速移動、火を使った高熱の発火能力、陰を使った幻影のような瞬間移動を食らったものの雷撃と共に現れた自身の分身をデストリームの機転で見破られた。
ギフデモス「き、貴様！」
デストリーム「お前の能力を防いだ今、何も怖くない！ハアッ！」
ベイル「お前ごとき、俺の手で倒す！ハアッ！」
そしてベイルとデストリームの連携攻撃を受けたギフデモスは吹き飛ばされたのだった。
ギフデモス「ま、まだだ！」
ベイル「まだ立つのか。元太！」 
デストリーム「ああ。決めてやる！」
『カブト！』
『Charge』
『ベイリングインパクト！』
ベイル「ハアーッ！」
ギフデモス「グハッ！」
赤黒いエネルギーを纏ったストレートパンチを放ち、それを食らったギフデモスは地面を転がるが今度はデストリームが立ちはだかった。
『ヘラクレス！』
『Charge』
『デストリームフィニッシュ！』
デストリーム「赤石ー！！」
ギフデモス「ウワーッ！」
そしてデストリームフィニッシュを食らったギフデモスは赤石の姿に戻るのだった。
赤石「覚えていろよ、五十嵐元太！ベイル！」
そして姿を消した赤石を追わずにデストリームとベイルは変身解除した。
元太「帰るぞ、ベイル。」
ベイル「ああ、あの女と約束したからな。」
元太「幸実か…行くぞ！」
ベイル「分かっている！」
そして元太とべイルは肩を組みながらしあわせ湯に帰るのだった。

次回予告
仮面ライダージャンヌこと五十嵐さくらとラブコフの目の前に新たな七つの大罪の悪魔が襲撃してきた！一方、レックスバイスタンプも着実に狩崎の手で再生していたのだった。次回仮面ライダーリバイス～バトルオブ・デビル＆エンジェル第６話「遂に激突！仮面ライダージャンヌ対怠惰の悪魔、スロース！」