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仮面ライダーファイズ~パラダイス・ネクスト~第3話「センチピードオルフェノクの野望を止めるために仮面ライダーカイザ、遂に復活!」

前回のあらすじ
突如として復活を果たしたクロコダイルオルフェノクとの戦いの中で変身解除した上で手の灰化が進行していた仮面ライダーファイズこと乾巧を助けるために現れたのは小林由依という女性だった。由依はひかるを助けたお礼として新たに開発されたベータギアを使って仮面ライダーベータに変身してクロコダイルオルフェノクを圧倒すると撤退させることに成功したが、今度は巧を追いかけて姿を見せたライオトルーパー部隊に対してもベータはその力を発揮して撃破することに成功した。そして由依は巧の灰化を抑えるための治療をするためにレジスタンス組織、チェリーブロッサムへと案内することにしたのだった。一方その頃、草加雅人はネオ・スマートブレインの社長に就任した木場勇治に呼び出されたために社長室に来ていた。すると草加は木場からカイザのパワーアップアイテムの話を聞かされたがその開発に関わっていたのが草加との因縁がある澤田亜希であることを知ると草加は激怒し、木場からの協力を拒否したのだった。一方その頃真理に頼まれた買い出しに出ていたクレインオルフェノクこと長田結花とスネークオルフェノクこと海堂直也の前に意外な人物が現れたのだった。

結花「乾さん、どこに行ったんですかね?心配です。」

海堂「バカか、お前は。ちゅーかよ、乾がいなくなるのなんてずーっと前からあったことじゃねぇかよ。別によ、今に始まったことじゃねぇだろっつーんだよ。」

結花「海堂さんは…海堂さんは心配じゃないんですか?乾さんの事…」
海堂「俺だって乾のことは心配だよ。でもよ、あいつはふらーっと旅に出て…またふらーっと帰ってくる。そう考えとけって話だよ。」
結花「海堂さん…」
海堂「な、なんだよ…」
結花「やっぱり優しいですね、海堂さん。」
海堂「バカ!もっと俺には心配なことがあんだよ、心配な事が!」
結花「なんですか?」
海堂「乾が俺らを裏切ってラッキークローバーの手先にまたなってないかって話だよ。」
結花「そんな事は有り得ないと思いますけど…あれ…海堂さん、あの人!」
海堂「ちょいちょい…なんであいつがここにいんだよ!」
そして海堂と結花が見たのはかつてラッキークローバーの幹部だったセンチピードオルフェノクこと琢磨逸郎だった。
琢磨「言っておきますが…彼は我々の元にはいませんよ?」


結花「本当ですか?」
琢磨「ええ…本当ですよ。」
海堂「ならなんでお前はここにいんだよ?」
琢磨「決まっているでしょ?貴方達を消しに来たんですよ。」


そう告げて琢磨はセンチピードオルフェノクに変身した。
海堂「結花、行くぞ。」


結花「はい、海堂さん!」

そして海堂はスネークオルフェノク、結花はクレインオルフェノクに変身してセンチピードオルフェノクの元に走り出すとセンチピードオルフェノクは鞭を召喚した。
スネークオルフェノク「オラッ!」
センチピードオルフェノク「目障りですね。ハアッ!」 
スネークオルフェノク「グハッ!」 
クレインオルフェノク「海堂さん!ヤアッ!」
センチピードオルフェノク「あなたも相変わらずだ!ハアッ!」
クレインオルフェノク「キャッ!」
センチピードオルフェノクはスネークオルフェノクとクレインオルフェノクを鞭の一撃で地面に倒れ込ませた。
スネークオルフェノク「結花、大丈夫か?」
クレインオルフェノク「は、はい!」
そしてスネークオルフェノクは短刀、クレインオルフェノクは弓を取り出した。
スネークオルフェノク「行くぞ!ハアッ!」
センチピードオルフェノク「甘い!ハッ!」
スネークオルフェノク「グハッ!」
クレインオルフェノク「海堂さん!ハッ!」
センチピードオルフェノク「毒の弓か。フッ、甘いな!ハッ!」
クレインオルフェノク「キャッ!」
センチピードオルフェノクはスネークオルフェノクの短刀を交わしながら鞭を叩き込み、クレインオルフェノクの毒の弓を避けながら鞭による攻撃を放ち、それをかわせなかったクレインオルフェノクは吹き飛ばされた。
スネークオルフェノク「結花!」
クレインオルフェノク「海堂さん!」
センチピードオルフェノク「さあ、仕上げといきますか。」
そしてセンチピードオルフェノクがスネークオルフェノクとクレインオルフェノクにトドメを刺そうとした矢先、サイドバッシャーの轟音と共に草加がやって来た。
雅人「待たせたな。」


スネークオルフェノク「草加!」
クレインオルフェノク「草加さん!」
雅人「乾が帰ってくるまでは俺が相手だ!」
センチピードオルフェノク「草加雅人…この死人が!」
雅人「オルフェノク…貴様も死人だろうが!」 
そう告げて雅人は腰にカイザドライバーを装着した。
【9】
【1】
【3】
雅人「変身!」
『コンプリート!』

雅人はカイザに変身すると首を触るポーズを取りながらゆっくりとセンチピードオルフェノクに近付いて行った。
カイザ「行くぞ!2人は下がっていろ!」
センチピードオルフェノク「来なさい!ハアッ!」
センチピードオルフェノクはカイザに鞭を放つがそれを回避したカイザは強烈なキックを放った。
センチピードオルフェノク「グハッ!ですが…戦いがいはありますね!草加雅人!ハアッ!」
カイザ「舐めるなよ、貴様!ハアッ!セイッ!」
そしてセンチピードオルフェノクは鞭による連続攻撃を放つがその鞭を受け止めたカイザはパンチとキックの連続攻撃を繰り出し、それを食らったセンチピードオルフェノクは地面を転がるのだった。
センチピードオルフェノク「中々やりますね。ですが本番はここからですよ?ハアッ!」
そして立ち上がったセンチピードオルフェノクの鞭による連続攻撃を遂に喰らってしまったカイザは一瞬怯んだものの体勢を立て直してカイザブレイガンにミッションメモリーを装填してブレードモードを左手に持ちながらゆっくりと構えた。
カイザ「ならこちらも本気で行こうかな?」
センチピードオルフェノク「望むところですよ!ハアッ!」
そしてセンチピードオルフェノクの鞭攻撃をカイザブレイガンで受け止めるとその勢いそのままにカイザは連続斬撃を繰り出した。
カイザ「甘いな!セイッ!ハアッ!」
センチピードオルフェノク「グハッ!やりますね、ならこちらも!ハアッ!」
カイザ「君の攻撃は見切っているんだ。ハアッ!」
センチピードオルフェノク「グハッ!」
そしてセンチピードオルフェノクの鞭攻撃を前転で交わしたカイザはカイザブレイガンによる連続斬撃を放つとセンチピードオルフェノクは地面を転がるのだった。
カイザ「そろそろ決着をつけたいんだ。終わりにさせてもらおうかな?ハアッ!」
センチピードオルフェノク「グハッ!」
そして立ち上がろうとしたセンチピードオルフェノクに対してカイザは追撃のような形でカイザブレイガンによる強烈な一撃でセンチピードオルフェノクを吹き飛ばしたのだった。
カイザ「これで終わりだ!」
『エクシードチャージ!』
カイザ「デヤァーッ!」
センチピードオルフェノク「グハーッ!」
カイザの必殺技であるカイザスラッシュを食らったセンチピードオルフェノクは変身を解除したのだった。
琢磨「ハア…ハア…覚えておきなさい、次はこうは行きませんから!」
そう告げて琢磨は逃げ出し、カイザは変身を解除した。
雅人「逃がしたか…」
海堂「次はってことはまた来るっちゅーことだよな?」
雅人「ああ、そういうことだな。」
海堂「全く厄介なやつが現れたもんだ。」
結花「草加さん、乾さんは?」
雅人「いや、まだ見つかっていない。一体どこにいるのか…」
結花「そうですか…」
海堂「ったくよ、早く帰ってこいよ、乾!」
雅人「全くだ…」
そして3人は何処にいるか分からない巧を思いながら空を見ていた。

一方、巧は由依の案内の元で由依が所属するレジスタンス組織、チェリーブロッサムのアジトに到着した。
由依「さあ、巧さん!ここがチェリーブロッサムのアジトです!」

巧「ここが…チェリーブロッサムのアジトか…」

由依「さあ、こちらへ!」
巧「ああ。」
そして由依と共に巧はチェリーブロッサムのアジトの中に入ると女性達が明るく出迎えた。
ひかる「巧さん!」ギュッ

巧「おう、元気だったか?ひかる。」ナデナデ
ひかる「はい!」
由依「ひかるちゃんの事は知ってると思うのでこちらから行きますね!じゃあ、みんなヨロシク!」
保乃「田村保乃です!ひぃちゃんの事を助けてくれてありがとうございました!」

天「天ちゃんです!目の前にヒーローがいるなんて嬉しいです!」

巧「いや、ヒーローって言うほど活躍してないよ…」 
天「いやいや!そんなわけないでしょ?」
夏鈴「天、話が長い。藤吉夏鈴です。主にギアの調整やってます。」

有美子「私は関有美子です。私も夏鈴ちゃんと一緒にギアの調整やってるけん。よろしくね?」

美波「由依ちゃんが話さないからみぃからこっちのチーム紹介せんとな?小池美波です。由依ちゃんと同じ仮面ライダーやで!よろしくな!」

冬優花「次は私かな?齋藤冬優花です。私も2人と同じ仮面ライダーやってます。まあ、たまにはギアのメンテもやってるんでよろしくお願いします!」

理佐「渡邉理佐です。こばやふーちゃんと同じく仮面ライダーとしてレジスタンスのリーダーをやってます。あとはひかるちゃん達の面倒も見てます。よろしくお願いします!」

瑞穂「土生瑞穂です。私もみんなと同じ仮面ライダーです。私も理佐と同じで天ちゃん達が暴走しないように面倒見てます。よろしくお願いします!」

友香「私は菅井友香です。レジスタンスの情報担当兼皆さんのギア調整係やってます!あ、巧さんのギアもがんばりきで調整しますね!」


巧「がんばりき…」
友香「あ、そこはそんなに気にしないでください!私の口癖なので!」
莉菜「次は私ね。上村莉菜です。皆の傷の手当てをしてます。私なら巧さんの灰化を抑えられると思いますよ。」


巧「そうか。助かるよ。」
玲「次は私。大園玲です!皆よりレジスタンスに入るのが少し遅くなってまだ見習いですが色々頑張ってます。よろしくお願いします!」

麗奈「最後はれなだね!守屋麗奈です!玲ちゃんと一緒で最近レジスタンスに入りました!みんなの助けになるように頑張ります!」

巧「皆、よろしくな。改めて乾巧だ。それでこの施設は女性中心なのか?」
巧はチェリーブロッサムのメンバー全員の自己紹介を聞いた後、由依の他に誰かいないのかを聞いた。
由依「はい。基本このメンバーで活動してます。そうだ、うえむー。」 
莉菜「ん?ああ、了解!巧さん、手を見せてください。」
巧「手?ああ…」
そして巧がみせた手に莉菜が手をかざすと灰で汚れていた巧の手が普通の手に戻った。
巧「何…どうなってる?」
莉菜「これが私の癒しの力…ヒーリングキュアです。皆が傷ついた時は私の力で治すんです!」
巧「凄いな…ありがとう、莉菜」ナデナデ
そう告げて巧が莉菜の頭を撫でると莉菜は照れながら微笑んだ。
莉菜「えへ…ありがとうございます!」
巧「でも莉菜だけじゃ大変だろ?」
理佐「ええ、まあ。本当はうえむーに師匠がいたんです。」
友香「私にも相棒が…」
巧「そいつらはどうしたんだ?」
冬優花「それは…」
瑞穂「あの…」
莉菜と友香の師匠と相棒の話を巧が聞こうとすると何故か全員顔を下に向けるのだった。すると有美子がモニターに映った進入者について報告した。
有美子「由依さん、進入者です!」
由依「進入者?誰よ!これって…スマートレディ?」
巧「何?スマートレディだと?」
巧は由依の発したスマートレディという言葉に反応して画面を見つめると驚く事になるのだった。

巧「何?なんでお前が…」
由依「知り合いですか?巧さん?」
巧「真理…」
?「見つけたわよ、乾巧」
to be continued…
















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