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仮面ライダーヴァルバラド第2話「グリオンの新たな罠!ラケシスを守るためにマルガム討伐作戦、始動!」

前回のあらすじ 
仮面ライダーヴァルバラドこと黒鉄スパナはマルガムの首魁であるグリオンを倒すために行動を開始していた。そんな中、迷黒の三姉妹を離脱していたラケシスは枝見鏡花に協力する形で錬金アカデミーに協力していたがスパナは一向にラケシスを認めようとはしなかった。そんな矢先、2人の目の前にグリオンが姿を現し、仮面ライダードレッドに変身した。そしてグリオンを止めるためにスパナも仮面ライダーヴァルバラドに変身して戦いを挑むも、一進一退の攻防からドレッドの必殺技を受けて追い詰められたもののラケシスに攻撃を仕掛けようとしたドレッドに対して怒りの炎で立ち上がったヴァルバラドは必殺技であるヴァルバラドクラッシュを放ち、ドレッドを撤退させる事に成功したのだった。

スパナ「はあ、なんで俺はあいつを助けたんだ?鏡花さんに怒られるのを避けるために俺はラケシスを守ったのか?」

スパナはあの戦いの後、何故本能を優先してまでラケシスを助けたのかという難問の答えに悩んでいた。するとまるで聞き耳を立てていたかのようにラケシスが姿を現した。
ラケシス「あらあら…また何かを悩んでいらっしゃるのですか?1度噛み付いたら離さない猟犬さん?」

スパナ「別にお前には関係ない。黙っていろ。」
ラケシス「まあ、冷たいこと。でも…あの戦いの後からグリオンはめっきり私達を狙いませんわね…」
スパナ「確かにな…笑えないジョークだ。しかしなんで奴はお前をそこまで狙うんだ?」
グリオンをなんとか撤退させたあの戦いの後から数日が経ったものの何故か攻撃を仕掛けてこないだけでなくラケシスを執拗に狙う理由をスパナは聞いてみることにしたのだった。
ラケシス「きっと私がグリオンを裏切ったことが原因でしょうね…それにグリオンは錬成する人形を謎の液体に入れてマルガムを作っていましたから…いずれは私もその生贄にしようとしていたのかもしれませんわね…」
スパナ「なるほどな…そういう事だったのか…」
ラケシス「だからあの日…私が捕まったら…きっと今頃マルガムにされていたかもしれませんわ…あの人形のように…」
スパナ「笑えないジョークだ…」
ラケシス「そうですわよね、貴方ならそんな言葉で片付けると思っていましたわ…」
スパナ「いや、お前の話じゃない。グリオンのやり方が気に入らないって話だ。」
ラケシス「なるほど、そうだったのですね。てっきりまだ私を認めたくないのかと…」
スパナ「約束したはずだ。鏡花さんに怒られるくらいならお前はしっかりと俺が守るってな。」
ラケシスが話すグリオンのマルガムを生み出すための狂気さに恐怖を感じたラケシスの話を聞いたスパナは必ずラケシスの事を守り抜く事を誓うのだった。そんな中、スパナのスマホに鏡花から連絡が入った。
スパナ「もしもし、鏡花さん?」
鏡花📞「スパナ、街にマルガムが現れた。それも前にガッチャードが倒したはずのマルガムだ!急いで!」
スパナ「分かった。」
そして鏡花からの電話を切るとスパナは急いで街に向かおうとした。
ラケシス「何かあったのですか?ちょっと!」
スパナ「街にマルガムが現れた。前に一ノ瀬が倒したはずのマルガムがな。もしかしたらグリオンの仕業かもしれない。」
ラケシス「私も行きますわ。例え貴方が拒否したとしても。」
スパナ「分かった、行くぞ!」
ラケシス「ええ!」
そしてスパナはラケシスとともに街に向かって走り出した。
マンティスマルガム「さあ、逃げ惑え!人間共!」
そして鎌による斬撃を周囲にマンティスマルガムは放っていた。

スパナ「ラケシス、お前はそこに隠れてろ。」
ラケシス「ええ、わかりましたわ。」
そう告げて物陰にラケシスは隠れた。その場にグリオンが呼び出した新たな刺客がいる事など知らずに。
スパナ「笑えないジョークだ。お前は俺が倒してやる!」
そう告げてスパナは腰にヴァルバラドライバーを装着した。
『ヴァルバラドライバー!』

『マッハウィール!イグナイト!』

『ダイオーニ!イグナイト!』

スパナ「変身!」
『ガッチャーンコ!バースト!』
『ヴァルバラド!』

スパナは仮面ライダーヴァルバラドに変身してヴァルバラッシャーを手にしながらゆっくりとマンティスマルガムに近づいた。
ヴァルバラド「覚悟しろ、マルガム!ハアッ!」
ヴァルバラドはヴァルバラッシャーから銃弾を放つがそれを躱したマンティスマルガムは鎌から斬撃を放った。
マンティスマルガム「お前の攻撃など俺には当たらない!ハアッ!」
ヴァルバラド「そいつはどうかな?ハアッ!」
そしてヴァルバラッシャーでマンティスマルガムの斬撃を受け止めたヴァルバラドはヴァルバラッシャーから強烈な斬撃を放つのだった。
マンティスマルガム「グハッ!や、やるな!だがまだまだだ!」
そう告げてマンティスマルガムは鎌による斬撃を放ち、何発か斬撃を食らったヴァルバラドだったが最後の一撃を回避した直後、宙に飛び急降下しながら強烈な斬撃と強烈なキックでマンティスマルガムを吹き飛ばした。
マンティスマルガム「グハッ!」
ヴァルバラド「どうだ?俺の攻撃、当たってるだろ?」
そう告げてマンティスマルガムに近づくヴァルバラドに対してマンティスマルガムは笑い出した。
マンティスマルガム「ハーッハッハッハ!バカか、なぜ貴様にがむしゃらに攻撃を放ったと思っている?」
ヴァルバラド「何?どういう意味だ?」
マンティスマルガム「この時を待っていたのだ!」
そう告げると壁が崩れ、ヴァルバラドは下敷きになってしまうのだった。
ヴァルバラド「ウワーッ!」
そして壁の下敷きになったヴァルバラドを見て勝利を確信したマンティスマルガムはその場を立ち去ろうとしたが崩れた壁が動き出すとマンティスマルガムは驚いた。
マンティスマルガム「ん?ま、まさか!」
そして爆発音と共に崩れた壁の破片からヴァルバラドが飛び出して現れた。
ヴァルバラド「笑えないジョークだ。こんな事で俺を倒せたと思うなんてな!ハアッ!」
そして一気にマンティスマルガムに接近したヴァルバラドはヴァルバラッシャーによる連続斬撃とキックでマンティスマルガムを吹き飛ばした。
ヴァルバラド「これで終わりだ!」
『ヴァルバラドクラッシュ!』
ヴァルバラド「ハアーッ!」
そしてヴァルバラドは必殺技であるヴァルバラドクラッシュでマンティスマルガムを倒すとマンティスマルガムを封印した。
『ケミーキャッチャー!』
ヴァルバラド「よし、カマンティス封印完了」
そして物陰に隠れていたラケシスが姿を消したことにより、ヴァルバラドから変身を解除してラケシスを探し始めた。
スパナ「おい、ラケシス!どこに行った?」
ラケシス「キャー!なんなんです?貴方は!」
ラケシスの悲鳴を聞いたスパナは急いでその方向に向かうとラケシスを羽交い締めにする人物を見つけた。
スパナ「おい、そいつを離せ!ん?なんでヴァルバラッシャーを持っているんだ?」
?「久しぶりだな、黒鉄スパナ。」
スパナ「お前は…鉛崎ボルト!何故お前がここにいる!」
ボルト「それはお前に復讐するためだ!黒鉄スパナ、貴様にな!そのためにこの力を手に入れたのだ!」

そしてラケシスを押し飛ばして駆け寄るスパナの目の前でボルトはヴァルバラッシャーにレプリケミーカードを装填した。
『ガキン!』
『マッドウィール!』


『ゴキン!』
ボルト「鉄鋼!」
『ヴァルバラッシュ!』
『チューンアップ!マッドウィール!』

ヴァルバラド「まあ、今回は挨拶程度に顔を出しただけだからな、また会おう!」
そう告げてヴァルバラドに変身したボルトは姿を消した。
スパナ「大丈夫か?」
ラケシス「ええ…なんとか…」
スパナ「鉛崎ボルト…なんであいつがまた俺の前に…」
to be continued…



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