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ダークライダーヒストリー第3話~ゼインの誕生~「不死身の剣士を狙うゼインを止めるためにあの闇の剣士が帰ってきた!」

前回のあらすじ
仮面ライダーデザストことデザストが仮面ライダーゼインに追い詰められた所を助けに現れた白い魔法使いこと笛木奏。そして白い魔法使いの魔法でゼインを退けることに成功したのだった。そして笛木はデザストに対して自身の世界であった出来事や仮面ライダーゼインの事を知ったためにデザストを助けるためにこの世界にやって来たことを明かしたのだった。そして、笛木は街でファントムに襲われていた少女を助けるために白い魔法使いに変身してファントムを倒す事に成功したのだった。しかし、そこに洗われた仮面ライダーゼインとの戦いで全ての魔法をラーニングされたために追い詰められてしまうが、フレイムウィザードリングを手に入れた白い魔法使いは、新たなる姿である赤い魔法使いとして戦うも、それでも追い詰められてしまうのだった。しかし、そこに駆け付けた仮面ライダーファルシオンことバハトによってゼインは再び撤退したのだった。

バハト「お前、大丈夫か?」

笛木「ああ、助かったよ。それより君も仮面ライダーなのか?」

笛木は自身を助けてくれたバハトに対して仮面ライダーであるのかどうかを訪ねると変わった答えが返ってきたのだった。
バハト「仮面ライダー?お前たちの世界では俺みたいなのを仮面ライダーと呼ぶのか?」
笛木「ああ。君達の世界では仮面ライダーとは言わないのか?」
バハト「ああ。俺達は剣士だからな。自分達の事は剣士としか言わないぜ?」
笛木「剣士か。じゃあお前は不死鳥の剣士か?」
バハト「俺は不死鳥の剣士じゃないぜ。俺は不死身の剣士だ。」
笛木「なるほどな。不死身の剣士か。お前はいつから戦ってるんだ?」
バハト「1000年前だ。」
笛木「何?1000年前だと?」
笛木はバハトが1000年前から剣士としてこの世界で戦っていることを知り、驚愕するのだった。
バハト「ああ。俺は1000年前に人間を守るためにこの世界にやってきた俺はメギドや敵から人々を守るために戦っていたがある日俺は人を信頼できなくなっていた。」
笛木「一体何があったんだ?」
バハト「力を手に入れた俺の仲間によって俺の家族を殺された。」
笛木「な、なんだと?」
バハト「その出来事に怒りを覚えた俺はこの無銘剣虚無を使って人間を斬ったが俺の仲間の聖剣の力によって俺は封印された。」
笛木「なぜ、お前は封印から解き放たれたんだ?」
バハト「破滅の書の封印など簡単に解くことが出来るんだよ。そして俺は何度もこの時代の剣士達と戦い、封印されることを繰り返していた。」
笛木「なら、今度は誰がお前を復活させたんだ?」
バハト「それがあのゼインとか言うやつだ。」
そしてバハトの今までの話を聞いていた笛木はバハトを復活させたのがまさかのゼインであることに驚くのだった。
笛木「な、なんだと?ゼインがお前を復活させたのか?」
バハト「ああ。だが悪意を倒すためにこの世界にいるあいつがなぜ俺を復活させたのかは分からないが俺は協力するつもりが全くなかったから直ぐに裏切ったらお前の方に向かったために俺もあいつを止めるために戦うことにしたんだ。」
笛木「そうだったのか。だがあいつには気をつけろ。」
バハト「気をつけろ?どういう意味だ?」
笛木「あいつは歴代ライダーの力を使って俺を追い詰めてきた。だからお前にも何かしらの力を使ってくるはずだ。」
バハト「なるほどな、そんな力があるなら気をつけるとするか。教えてくれてありがとうな。」
笛木「ああ、お前に助けられたんだ。これくらいはしてやるさ。」
そう告げると笛木はバハトに背を向けてゆっくりと歩き出した。
バハト「どこかに行く気か?」
笛木「新たな力を手に入れるために魔法石を探しにな。」
バハト「そうか。また会えるよな?」
笛木「ああ、ゼインがこの世界に生きている限りは必ずな。すぐにまた帰ってくるさ、魔法石を手に入れてな。」
『テレポート!ナウ!』
そして笛木はテレポートリングを使って姿を消し、バハトは久しぶりの外を散策していた。
バハト「全くこの世界は平和だな。それもあの剣士達が守り抜いたからか。まあ、約束したからな。この世界がどうなるか見守ると。」
バハトがとある公園に辿り着くと人々が逃げ惑っているのを目撃した。
バハト「どうした?」
人々「ほ、本の怪物だ!」
バハト「本の怪物?なるほどな。お前らは早く逃げな。」
そして人々を逃がしたバハトが見たのは暴れ回るゴーレムメギドを見たのだった。
ゴーレムメギド「逃げ惑え!人間共!ハーハッハッハ!」

バハト「やれやれ、メギドまでこの世界にいるなんてな。」
そう告げてバハトは腰に覇剣ブレードライバーを装着した。
『覇剣ブレードライバー!』

『エターナルフェニックス!かつてから伝わる不死鳥の伝説が今、現実となる…』
バハト「シーッ…変身!」
『抜刀…!エターナルフェニックス!虚無!漆黒の剣が、無に帰す!』

ファルシオン「さあ、楽しませてくれよ!」
そしてバハトは仮面ライダーファルシオンに変身するとゆっくりとゴーレムメギドに近づいた。
ゴーレムメギド「なんだ、お前も剣士か!ハアッ!」
そしてゴーレムメギドは強烈なパンチを放つがそれを無銘剣虚無で受け止めたファルシオンは強烈な斬撃を繰り出した。
ファルシオン「なんだ、そんなもんか?ハアッ!」
ゴーレムメギド「舐めやがって!ハアッ!」
そしてゴーレムメギドは頭部にある手を遠隔操作で操り、ファルシオンに攻撃を放った。
ファルシオン「なるほどな…遠隔操作って訳か。だがお前、詰めが甘いんだよ!ハアッ!」
ゴーレムメギドが遠隔操作で放った手を交わしながら強烈な斬撃を繰り出したファルシオンはゴーレムメギドを吹き飛ばした。
ゴーレムメギド「ウワーッ!」
ファルシオン「おいおい、もっと本気出せよ。お前まさか…メギドで1番弱いのか?」
ゴーレムメギド「1番弱いだと…バカにするな!それにしても貴様の剣さばき、あの炎の剣士にそっくりだな!ハアッ!」
ファルシオン「炎の剣士…あいつの事か!ハハ!ハーハッハッハ!俺があいつに似てるか…だったら俺もたまには剣士らしいことしないとな!ハアッ!」
『永遠の不死鳥!無限一突!』
そしてゴーレムメギドが放った無数の岩や瓦礫を焼き払うかのようにファルシオンは不死鳥を模した十字の斬撃を放ち、それを食らったゴーレムメギドは壁に吹き飛ばされた。
ゴーレムメギド「グハッ!」
ファルシオン「さあ、お前はこれで終わりだ!」
そう告げてファルシオンは無銘剣虚無をブレードライバーに戻し、トリガーを1回引いてから無銘剣虚無を抜刀した。
『必殺黙読!抜刀…!不死鳥無双斬り!』
ファルシオン「ハアーッ!」
ゴーレムメギド「グワーッ!」
そしてファルシオンの必殺技である不死鳥無双斬りを食らったゴーレムメギドは爆散した。
ファルシオン「はーあ…こんなもんかよ、手応えが全くねぇな!」
?「ならば…私が貴様を満足させつつライダーの歴史から消し去ってやろうか?悪意の塊。」
ファルシオン「ほう?どこの誰だか知らねぇが俺を楽しませてくれるのか!ん?お前、まさか!」
侑斗「俺は桜井侑斗。仮面ライダーゼインだ!バハト、貴様を倒す!」

そう告げると侑斗は腰にゼインドライバーを装着した。
『ゼインドライバー!』
『ゼイン!』
侑斗「変身!」
『ゼインライズ!ジャスティス!ジャッジメント!セイギ!ゼイン!』
“Salvation ofhumankind.”

ゼイン「さあ、かかってきなさい!」
ファルシオン「お前を倒せば俺の望みも果たせる!ハアッ!」
そしてファルシオンは無銘剣虚無から繰りだすがゼインはその攻撃を全てかわすのだった。
ゼイン「貴様の攻撃ならこの前の戦いでラーニングした。もう無意味だ!ハアッ!」
ゼインは徒手空拳を用いた連続打撃のコンビネーションでファルシオンに確実にダメージを与えていくのだった。
ファルシオン「グハッ!斬撃が無駄ならこいつでどうだ!」
ファルシオンは無銘剣虚無を必冊ホルダーに納刀してトリガーを引いた。
『虚無居合!黙読一閃!』
ファルシオン「ハアーッ!」
そして虚無居合をゼインに放ち大爆発を巻き起こしたがゼインはその攻撃を受けても特にダメージは受けておらずファルシオンに急接近した。
ゼイン「無駄であると言ったはずだ!ハアッ!」
そして強烈なパンチとキックで再びファルシオンを吹き飛ばしたゼインだったがそれでもなお立ち上がるファルシオンに違和感を抱いていた。
ゼイン「何故だ?なぜお前はそこまでしてゼインに抵抗する?悪意のあるライダーのくせに!」
ファルシオン「悪意があろうとなかろうとな…俺は貴様にこの世界に復活させられた段階で決めてたんだよ!今度は剣士としてこの世界を守ると!」
ゼイン「下らん!悪党風情が偉そうに!」
そう告げてファルシオンに向かって走り出したゼインを妨害するかのように何処からかワンダーライドブックが飛んでくるとファルシオンの手元にやって来た。
ファルシオン「このワンダーライドブックは…」
『アルティメットフェニックス!』
ファルシオン「ハハハ!ハーハッハッハ!遂に俺にも新たな力が来た!覚悟しろ、ゼイン!」
ゼイン「な、なんだと!」
そしてファルシオンはエターナルフェニックスワンダーライドブックをブレードライバーから取り外して新たなワンダーライドブックを起動した。
『アルティメットフェニックス!究極の炎を手に入れた不死鳥による新たな伝説の物語!』
『抜刀…!アルティメットフェニックス!』
ファルシオンはアルティメットフェニックスワンダーライドブックを使って仮面ライダーファルシオンアルティメットフェニックスに変身した。
ファルシオン「さあ、反撃開始だ!」
そして無銘剣虚無による強烈な一撃を放つとそれを躱しきれなかったゼインは遂に吹き飛ばされた。
ゼイン「グハッ!な、なんだこの力は!この前の魔法使いと言いなんで貴様らは私の善意を超えようとする!」
そして立ち上がったゼインはファルシオンに徒手空拳を繰り出すがそれを受け止めたファルシオンは強烈な一撃でゼインを空中に吹き飛ばした。
ゼイン「な、なんだと!」
ファルシオン「この力は俺も使うのは初めてなんだ。手加減なんてしないぜ!」
『究極の不死鳥!究極無限一突!』
ファルシオン「ハアーッ!」
ゼイン「ウワーッ!」
そして先程よりも強化された不死鳥を模した十字の斬撃を受けたゼインは地上に落下した。
ファルシオン「こいつで終わりだ!」
ファルシオンはブレードライバーに無銘剣虚無を納刀し、トリガーを1回引いて無銘剣虚無を抜刀した。
『抜刀…!究極不死鳥無双斬り!』
ファルシオン「ハアーッ!」
ゼイン「グアーッ!」
ファルシオン「や、やったか?」
ファルシオンは必殺技である究極不死鳥無双斬りをゼインに向けて放つと大爆発を巻き起こした。そして勝利を確信したファルシオンだったが、爆炎の中からゼインがゆっくりと出てきたのだった。
ゼイン「なるほどな、お前の攻撃は確かに効いたよ。だがここまでだ!」
そう告げてゼインはセイバークリムゾンドラゴンのカードを取り出した。
『セイバー!クリムゾンドラゴン!』
『執行!ジャスティスオーダー!』
ゼイン「爆炎紅蓮斬!ハアッ!」
ゼインが放ったセイバークリムゾンドラゴンの必殺技である爆炎紅蓮斬を食らったファルシオンは変身を解除してしまい、バハトの姿に戻るのだった。
バハト「はあ、はあ。クソッ…」
ゼイン「これで終わりだ、さらばだ!不死身の剣士!」
そしてゼインがバハトに火炎剣烈火を振りおろそうとした次の瞬間、闇の斬撃が何処からか飛んできた。
『月闇居合!読後一閃!』
カリバー「ハアッ!」

ゼイン「貴様は仮面ライダーカリバー!まさかお前まで現れるとはな!」
バハト「お前…」
カリバー「ゼイン…貴様は俺が倒す!」
そしてバハトを助けるために現れた仮面ライダーカリバーはジャアクドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にスキャンした。
『必殺リード!ジャアクドラゴン月闇必殺撃!』
カリバー「これで終わりだ、ハアッ!」
カリバーは闇黒剣月闇から紫色のドラゴンのようなエネルギーを放つと躱しきれなかったゼインは吹き飛ばされた。
ゼイン「グハッ!はあ、はあ…今日はここまでにしておいてやる!」
そしてゼインが姿を消すとカリバーは変身解除するとバハトに手を差し出した。
バハト「お前は誰だ?」
上條「俺は上條大地、仮面ライダーカリバーだ。そして俺もお前と同じくゼインを倒すための力を貸すためにやって来た。」

仮面ライダーカリバーこと上條大地が加入した事によりこのチームには3人の剣士が並び立つことになった。初期メンバーはあと2人。果たして誰が仲間になるのだろうか?
to be continued…







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