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ウルトラマンギンガ~10年越しの逆襲~第9話「ヒカル、行方不明!その時ウルトラマン80が地球に帰還する!」

前回のあらすじ
ウルトラマンギンガこと礼堂ヒカルはたまたま休みが重なった守屋麗奈と束の間の休息を楽しもうとしていたがそこに田村保乃から連絡が入り、電話をしていた姿を見た麗奈は嫉妬するがヒカルが説得するとすぐに笑顔になるのだった。そしてヒカルのバイクでお出かけをしようとした矢先、ベムスターが現れ2人を襲撃したがジャンナインが助けに現れベムスターを撃破した。その隙にバイクで逃げたヒカルと麗奈の目の前に今度はバードンが現れるもバードンを倒すためにジャンボットが助けに現れバードンを撃破した。そしてバイクで逃げるヒカルと麗奈の目の前にダークルギエルが現れ、麗奈に対してヒカルがウルトラマンギンガであることを告げるもヒカルはまた麗奈にギンガではないと嘘をつき、物陰に隠すとウルトラマンギンガに変身してダークルギエルとの戦闘に突入した。しかし、10年前のダークルギエルと違うのはギンガと全く同じ力を使う事だった。ギンガがギンガサンダーボルトを使うとダークルギエルはダークサンダーボルトを使い、ギンガがギンガファイヤーボールを使うとダークルギエルはダークファイヤーボールを使うのだった。そしてギンガがギンガクロスシュートを放つとダークルギエルはダーククロスシュートを放ち、ギンガを追い詰めた。なぜならギンガよりも格段に強く、そしてギンガの全てを吸収したダークルギエルは10年前より強敵になっていた。そしてなんとかヒカルの姿に戻ると道端で意識を失うのだった。

麗奈「ヒカルさん…どこに行ったの?」

ひかる「まさか…行方不明とかじゃないよね?」

保乃「そんな…ほんまに行方不明やったら…どうしよう…」

天「でも…たまたまいないだけで…フラッと来るんじゃないかな?だってヒカルさんだし。」

玲「そうだと良いけど…確かに心配だよね…ヒカルさん、どこに行ったんだろう…」

麗奈「れなは分かるもん。ヒカルさんは行方不明じゃないって!」
ひかる「私だって考えたくないよ!でも…」
天「今、みんなで喧嘩してもヒカルさんは帰ってこないんだよ?やめようよ!」
保乃「そうやで!こうやってるうちにヒカルさんやってどっかで苦しんでるかも…」
玲「ヒカルさん…どうか無事でいて…」
そんな暗いムードを吹き飛ばすかの勢いで楽屋に梨名が入ってきた。
梨名「みんな、大変だよ!」

麗奈「どうしたの?いのりちゃん…」
梨名「ゆみちゃんが…ヒカルさんを保護したって…」
ひかる「え?本当に?」
梨名「うん。ゆみちゃんがマネージャーさんに送ってもらおうとしたら道端で傷だらけのヒカルさんを見つけてマネージャーさんと一緒にゆみちゃんの家に運んで今、一緒にいるから安心してって。」
保乃「良かった~。」
天「これで一安心だね、皆!」
玲「エヘへ!本当だね、ヒカルさんが無事でなによりだよ!」
梨名「それからゆみちゃんがれなぁに伝言があるって。」
麗奈「な、何?」
梨名「ヒカルさん、ずっと言ってたみたいだよ。麗奈、ごめんって。」
麗奈「ヒ、ヒカルさん…」
天「こうなったらヒカルさん帰ってきたらちゃんとお出かけしないとね?れなぁ!」
ひかる「私達もサポートするからさ、ね?」
麗奈「うん!」
そんなことを話す麗奈達を見つめながら保乃と梨名は話した。
保乃「これやったらほのの入る場所あらへんなぁ。」
梨名「私も。」
保乃「もしかしていのりちゃんもヒカルさんを?」
梨名「うん。じゃあ、もしかして保乃ちゃんも?」
そして保乃と梨名はお互いに微笑みながら麗奈達を見つめるのだった。一方、その頃…

ヒカル「ん…麗奈!あれ?ここは…何処だ…」

ヒカルが目を覚ますとどこかの家の寝室で目を覚ました。
有美子「ようやく目を覚ましたんですね、ヒカルさん。」

ヒカル「有美子ちゃん。もしかしてここは…君の家なのか?」
有美子「はい、そうですよ。」
そこに現れたのは麗奈と同じ櫻坂46の2期生である関有美子だった。そしてヒカルは自身が着ていた服とは違う服を着ている事に違和感を覚えた。
ヒカル「ん?あれ…ない…」
有美子「もしかして…これ探してます?」
そう告げて有美子はギンガスパークとスパークドールズを取り出した。


ヒカル「有美子ちゃんがなんでこれを…」
有美子「ヒカルさんの上着を洗濯しようと思ったらポケットからこれが出て来たけん。真相聞こうと思っちょったんよ。」
ヒカル「し、真相?何の話?」
有美子がギンガスパークとスパークドールズを見せながら話す様子にヒカルは動揺していた。
有美子「ヒカルさんやったんやね。ウルトラマンギンガの正体。」
ヒカル「誰にも話さないって約束してくれる?まあ、何人か正体を知ってる人はいるけど。」
有美子「任せて。私、口堅いけん。」
ヒカル「なら、良かった。そうだよ、俺がウルトラマンギンガだ。」
そしてヒカルが真実を明かすと有美子はヒカルに告げた。
有美子「そうやったんやね。いつもみんなを守ってくれてありがとう、ヒカルさん。」
ヒカル「いや、俺は別に…。ウルトラマンとして正しいことをしただけだから。」
有美子「それで私以外に誰が正体を知ってるん?」
ヒカル「るんちゃんと保乃ちゃんだよ。」
有美子「なるほどね、あの二人か。いのりちゃんや天ちゃん、玲ちゃん、れなぁには言ってないの?」
ヒカル「ああ、あの子たちにはまだ話してないよ。」
有美子「そっか、それでねヒカルさん。」
ヒカル「ん?」
有美子「ヒカルさんに会って欲しい人がいるんよ。」
ヒカル「俺に会って欲しい人?」
有美子「あ、はい。じゃあ入ってきていいですよ!」
有美子に呼び掛けられる形で部屋に1人の男が入ってくる。
矢的「君がウルトラマンギンガか。」
ヒカル「そうですけど…あの…貴方は?」
矢的「俺は矢的猛。」

ヒカル「あの…もしかして貴方も…」
矢的「ああ。ウルトラマン80だ。」
ヒカル「噂では聞いてましたよ。最強のウルトラマンがいるって。まさか貴方の事だったんですね!」
矢的「ありがとう。君の噂も聞いてるよ、学校で子供達がギンガ、ギンガと騒いでるからね。」
ヒカル「ありがとうございます!ん?学校ということは先生なんですか?」
矢的「ああ。かつてこの地球を守る時はほんの僅かしか教師として活動できなかったから今はなるべく長く活動しようと思ってね。近くの小学校で教師をしているよ。」
ヒカル「そうなんですね。でもなんで有美子ちゃんの家にいたんですか?」
ヒカルが尋ねると有美子が答えた。
有美子「それは矢的さんもヒカルさんみたいにケガしてたから私が保護したんよ。」
ヒカル「そうだったんだ。それほどの強さを持った怪獣が現れたということですか?」
矢的「ああ。バルタン星人だ。」
ヒカル「バルタン星人って確か初代ウルトラマンが倒したはずでは…」
矢的「いや、あの後何体ものバルタン星人がこの世界に出現したんだ。」
ヒカル「そうだったんですか、そんなにもバルタン星人が現れてたんですね。」
矢的「ああ。それで久々に地球に帰ってきた俺の目の前にバルタン星人が現れたために俺は80に変身して戦いを挑んだが敗れた。その代償で俺は怪我をしたんだ。」
ヒカル「そうだったんですね。」
有美子「でも2人とも流石はウルトラマンやね。もう傷が塞がってるけん。」
2人を見ながら有美子が話した瞬間、街で大爆発が起きた。
有美子「な、何?」
ヒカル「ま、まさか!」
ヒカルが窓を開けるとそこにはバルタン星人がいた。
バルタン星人「ふぉーっふぉっふぉっふぉ」

矢的「来たか、バルタン星人!」
そう告げて矢的は有美子の家から飛び出すと空にブライトスティックを掲げた。

矢的「80ー!」

80「デュワーッ!」
そして矢的はウルトラマン80に変身するとバルタン星人に強烈なキックを繰り出した。
バルタン星人「ふぉーっふぉっふぉっふぉ」
80「貴様だけは…貴様だけは俺が倒す!」
そう告げて80はバルタン星人に格闘攻撃を叩き込むも透明化して背後から攻撃した。
80「グハッ!」
バルタン星人「ふぉーっふぉっふぉっふぉ」
80「ふざけやがって!ハアッ!」
そう告げて強烈な格闘攻撃を繰り出すが今度は瞬間移動したバルタン星人はハサミからバルタンファイヤーを放つのだった。
80「グワーッ!」
バルタン星人「ふぉーっふぉっふぉっふぉ」
80「なめやがって!ハアッ!」
そして立ち上がって攻撃をするが透明化と瞬間移動を使い、ハサミで前後から攻撃した上でバルタンファイヤーを食らった80は倒れ込んだ。
80「ハア、ハア。」
バルタン星人「ふぉーっふぉっふぉっふぉ」
そして倒れ込んだ80に向かってゆっくりと歩みを進めるバルタン星人を見たヒカルは有美子に頼み込むのだった。
有美子「もしかして…まだ怪我治ってなかったんかな?」
ヒカル「有美子ちゃん。」
有美子「ど、どうしたん?」
ヒカル「俺にギンガスパークを返してくれ。」
有美子「か、返してどうするん?」
ヒカル「決まってるだろ。矢的さんを助ける!だから頼む、返してくれ!」
ヒカルの必死の頼みに心を打たれた有美子はヒカルにギンガスパークとギンガのスパークドールズを返した。
有美子「戦ってヒカルさん、いやウルトラマンギンガ!」
ヒカル「ああ、行ってくる。」ナデナデ
そしてヒカルは外に出るとギンガスパークにスパークドールズを読み込ませた。
『ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!!』
ヒカル「ギンガァァァァ!」

ギンガ「オラッ!」
そしてギンガはバルタン星人に強烈なキックを繰り出して吹き飛ばした。
80「ヒ、ヒカル君。」
ギンガ「助けに来たぜ、先生。あんたの教え子に教えてやれ。ウルトラマンギンガという頼れる後輩がいるってな!」
そう告げてギンガは80に手を差し出し、80はその手を握り返して立ち上がった。
80「ああ、そうするよ。だから一緒に戦ってくれ、ギンガ!」
ギンガ「ああ、任せろ!」
そしてギンガと80は並びたち、吹き飛ばされたバルタン星人と相対した。
バルタン星人「ふぉーっふぉっふぉっふぉ」
そしてバルタン星人がバルタンファイヤーを放つが2人は前転でかわすと連携攻撃を繰り出した。
ギンガ「俺たちウルトラマンを…ハアッ!」
80「なめるなよ!たあっ!」
そう告げて2人は連続攻撃を食らわせ、バルタン星人を吹き飛ばした。
バルタン星人「ふぉーっふぉっふぉっふぉ」
そう告げてバルタン星人が消えるとギンガは頭部のクリスタルを黄色に変えた。
ギンガ「こいつで明らかにしてやる!ギンガサンダーボルト!ハアッ!」

バルタン星人「ふぉーっふぉっふぉっふぉ」
そしてギンガサンダーボルトを食らって姿を見せたバルタン星人に80はバックルビームを放った。
バルタン星人「ふぉーっふぉっふぉっふぉ 」
そして立ち上がったバルタン星人は瞬間移動をした。
ギンガ「そこか!ギンガファイヤーボール!」


80「バックルビーム!」
そしてギンガファイヤーボールとバックルビームを受けたバルタン星人は倒れ込むのだった。
80「一気に決めるぞ、ギンガ!」
ギンガ「ああ!」
そう告げて立ち上がるバルタン星人に対して80はサクシウム光線、ギンガはギンガクロスシュートの体勢に入った。
80「サクシウム光線!」

ギンガ「こいつで終わりだ!ギンガクロスシュート!」

バルタン星人「ふぉーっふぉっふぉっふぉ!?」
そして2人の必殺光線を受けたバルタン星人は爆発した。
ギンガ「シュワッ!」
80「デュワッ!」
そして2人のウルトラマンは空に消えた。
ヒカル「矢的さん、いや矢的先生あなたと戦えて嬉しかったです!ありがとうございました!」
矢的「こちらこそありがとう、ヒカル君!この街は君に任せたぞ、ウルトラマンギンガ!」
ヒカル「はい!」
そして堅い握手を交わすとヒカルと有美子は矢的を見送った。
有美子「これからどうするの?ヒカルさん。」
ヒカル「そうだな。明日には麗奈の所に…」
そう告げるとヒカルのスマホにメールが来た。
ヒカル「え、ええ!?」
有美子「どうしたん?え、嘘…こんな事って…」
そこには秋元康からヒカル宛に一通のメールが来ておりそこには次の仕事が書かれておりそこには藤吉夏鈴と渡邉理佐の警護をするようにと書かれていた。
ヒカル「俺が夏鈴ちゃんと理佐さんを…」
一方その頃、別の街では一人の男が写真を見ていた。
?「理佐、待たせたな」

次回予告
藤吉夏鈴と渡邉理佐が参加するファッションショーの護衛についたヒカルの前にキリエロイドⅡが姿を現した。そしてウルトラマンギンガに変身して戦うヒカルを追い詰めるキリエロイドⅡの目の前にあの伝説の光の巨人が帰ってくる!次回ウルトラマンギンガ~10年越しの逆襲~第10話「キリエロイドⅡ襲来!そして理佐の危機にウルトラマンティガ、降臨!」

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