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仮面ライダーリバイス~バトルオブ・デビル&エンジェル第4話「大二&カゲロウに迫る悪魔の罠後編」

前回のあらすじ仮面ライダージュウガことジョージ・狩崎と仮面ライダーデモンズこと門田ヒロミは相変わらず拒絶反応を引き起こす復活をさせようとしていたレックスバイスタンプに眠るバイスへの対処法を考えていた。そんな中、ブルーバードの一員として活動していた仮面ライダーライブこと五十嵐大二と相棒の悪魔であるカゲロウは、とある街で悪魔を追いかけていたのだが、カゲロウにだけ何故かバイスの声が聞こえていたのだった。そしてカゲロウにだけ聞こえているバイスの指示に従い、大二を道案内すると路地裏で謎の悪魔が人を襲っていたために大二は仮面ライダーライブに変身して七つの大罪の悪魔であるエンヴィー・デッドマンに変身した悪魔のエンヴィーとの戦闘に突入。しかし、エンヴィー・デッドマンとの戦いの最中、一方的に追い詰められたライブはカゲロウの力を借りて黒い翼を展開しながらエンヴィー・デッドマンに反撃をしていた。そして必殺技であるバットジャスティスフィニッシュをくらったエンヴィー・デッドマンは撤退したのだった。そんな中、カゲロウは悪魔がもう一体この近くにいる事を告げたことから大二はもう一体の悪魔を捜索することになるのだった。だが、この時カゲロウと大二は気付いていなかった。その悪魔こそ散々五十嵐一家を苦しめてきたあの宿敵である事を。

大二「なあ、カゲロウ?本当に悪魔がいるのか?」

カゲロウ「ああ。この辺で感じとったぜ。とてつもなく嫌な悪魔の匂いって奴をな。」
大二「でもどこにもいないぜ?悪魔なんて。本当にいるんだろうな?」
カゲロウ「しつこいんだよ、お前は!俺は感じとったんだ、あの嫌な空気をな!しかもどこかで感じたことのある感じなんだよ!」
そんな事を話していた大二とカゲロウだったがとある広場に出るタイミングでカゲロウが反応するのだった。
カゲロウ「ここだ、大二!悪魔がいやがる!」
大二「分かったよ、お前を信じて行ってやるよ!」
そして広場に突入した大二が見たのは思いがけない人物の姿だった。
大二「お前がなんでこんなところにいるんだ、オルテカ!」
オルテカ「おやおや、これはこれは懐かしい顔ですね。お久しぶりです!」


この人物こそデッドマンズの中で五十嵐一家を苦しめる原因を作ったオルテカである。一度はギフに吸収されたものの後に生存が判明した後はジョージ・狩崎の管理の元、ブルーバードに隔離、逮捕されていたはずのオルテカだったが何故か外に出てきたのだった。しかも腰にデモンズドライバーに酷似したドライバーを装着していたのだった。
オルテカ「何故と言われても華麗なる脱獄をしたからですかね?それにしてもブルーバードでしたっけ?セキュリティが甘すぎですよ。簡単に脱獄出来ましたから!」
大二「ああ、そうかよ。それからお前の腰にくっついてるのはなんだ!」
オルテカ「良くぞ聞いてくれました!実はブルーバードの牢屋にいた時に新しい悪魔と仲良くなりましてね。その悪魔に私がもう一度仮面ライダーデモンズになりたいと告げたらこの黒いデモンズドライバーを生み出したんですよ。あ、そうだ!折角なのでこの力を確かめさせてくださいよ!これで門田ヒロミと私、どちらのデモンズが強いかハッキリしますからね!」
そんな事を1人で呟いていたオルテカに対して怒りを爆発させたカゲロウが大二に告げたのだった。
カゲロウ「おい、大二。こいつだけは許せねぇ、俺と代われ!」
大二「分かった。頼んだぞ、カゲロウ。」
そして大二が目を瞑ると大二の身体が黒い羽に包まれるとそこには大二の悪魔、カゲロウが実体化して姿を現したのだった。
カゲロウ「さっきから長々とうるせぇんだよ、オルテカ!お前は俺の手でしっかりと消してやる!」

オルテカ「おやおや、誰かと思えばカゲロウじゃないですか!仕方ありませんね、貴方でも良いので私の相手になってくれますか?」
カゲロウ「ああ、望む所だ!」
そしてカゲロウは懐からツーサイドライバー、オルテカは黒いバイスタンプを取り出したのだった。
オルテカ「さあ、行きますよ?」
『ダークデモンズドライバー!』
『DarknessDeal…』
オルテカ「変身!」
『DarknessDecideup!』
『DarknessDeep.(深い闇)DarknessDrop.(闇に墜ちる)DarknessDanger…(闇の危機)』
『(仮面)riderDarkDemons!』
ダークデモンズ「これでお分かりいただけたかな?門田ヒロミ以外のデモンズという意味が!」
そして、仮面ライダーダークデモンズへと姿を変えたオルテカがゆっくりとカゲロウに近づくとカゲロウはツーサイドライバーを腰に装着した。
『ツーサイドライバー!』
『バット!』
『Confirmed!』
カゲロウ「変身…」
『Eeny,meeny,miny,moe♪』
『Eeny,meeny,miny,moe♪』
『バーサスアップ!』
『Madness!Hopeless!Darkness!バット!』
『仮面ライダーエビル!』

エビル「行くぜ。」
ダークデモンズ「かかってきなさい!」
そしてエビルブレードを持ったままダークデモンズに向かって走り出したエビルの斬撃を交わしたダークデモンズは強烈なパンチを繰り出すのだった。
エビル「グハッ。な、なんだ今の一撃は。あ、あんなもので俺が倒れるだと!」
ダークデモンズ「貴方では私を止められない。それが真実なんですよ!」
そして闇のエネルギーを纏った強烈なパンチを今度はエビルブレードで受け止めたエビルは連続斬撃をダークデモンズに叩き込むのだった。
エビル「ハーハッハッハ。ようやく当たったな。俺様の攻撃が!大二、見てたか?」
大二「見てたよ、早く攻撃しないとオルテカの反撃が来るぞ!」
エビル「分かってるよ、口出ししてんじゃねぇ!ハアッ!」
ダークデモンズ「甘いですね。貴方たちの連携など全く期待してないんですがね!ハアッ!」
そして再びエビルブレードを振り下ろしたエビルの攻撃を受け止めたダークデモンズはパンチとキックの連続攻撃をかわしきれなかった事からエビルは大ダメージを受け、地面を転がるのだった。
エビル「ハアハア。クソっ、どうすりゃいいんだ!オルテカに勝つためにはよ!」
ダークデモンズ「どうもこうもありませんよ。大人しく諦めればいい。無駄なあがきこそ悪魔らしくありませんよ、カゲロウ!ハアッ!」
そしてダークデモンズは黒い蜘蛛の糸をエビルに向けて放ち、エビルを動けなくしたのだった。
エビル「なんだ、これ!クソっ、取れねぇじゃねぇか!」
ダークデモンズ「ハハハ。これで貴方も終わりですね、カゲロウ。」
エビル「そいつはどうかな?おい、大二。お前の羽を貸せ!」
大二「それってお前がこの前使ったやつか?」
エビル「ああ。俺にできてお前にできないわけはない。分かったら力を貸せ!」
大二「分かった。受け取れ、カゲロウ!ハッ!」
そして大二がエビルに力を貸すとエビルの背中から白い翼が現れ、黒い蜘蛛の糸を斬り裂いた。
ダークデモンズ「何?」
エビル「助かったぜ、大二。一気に突っ込む!」
そしてエビルは白い翼を展開したままダークデモンズに対して連続斬撃を繰り出したのだった。
ダークデモンズ「グハッ!前から後ろから…厄介ですね!」
エビル「上からもあるんだよ!くたばれ!ハアッ!」
ダークデモンズ「グハッ!」
エビルの急降下した状態から放たれたエビルブレードの斬撃を受けたダークデモンズは地面を転がるのだった。
エビル「オルテカ!お前はここで終わりだ!」
『必殺承認!バットダークネスフィニッシュ!』
エビル「消えろ!ハアッ!」
そして青緑色の稲妻を纏って巨大なバイスタンプ型のエネルギーを生成し、飛び回し蹴りを放ったエビルだったがダークデモンズは何とか踏ん張るのだった。
ダークデモンズ「これがあなた達の全力ですか…」
エビル「何?」
ダークデモンズ「やはり幕引きは…私ですか。」
『ダークスパイダー!』
『Charge』
『ダークデモンズフィニッシュ!』
ダークデモンズ「これで終わりです。ハアッ!」
エビル「ウワーッ!」
ダークデモンズの必殺技であるダークデモンズフィニッシュを食らったエビルは変身を解除してカゲロウの姿に戻った。
ダークデモンズ「カゲロウ、私ばかり気にしていていいのですか?貴方、いや五十嵐大二の父親の元には今頃…ベイルが復讐を果たすために向かってますから。では、また会いましょう。グラシアス!デッドマンズ!」
そう告げると姿を消したダークデモンズに対して怒りを覚えたカゲロウだったがいつの間にか大二に意識は戻っていた。
大二「そんな…父さん、母さん、さくら!兄ちゃんはまだバイスを思い出さないし…とにかく早く帰らないと!」
そして大二は急いでしあわせ湯へと向かうのだった。しかし、オルテカが話した通りあの悪魔が刻一刻としあわせ湯を破壊するために近づいていた。手には何故かベイルドライバーを持ちながら。
ベイル「五十嵐元太…しあわせ湯を破壊して…もう一度お前ら家族に地獄を見せてやる…ハーハッハッハ!」


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