見出し画像

仮面ライダーファイズ~パラダイス・ネクスト~第4話「スマートクイーン襲来!ファイズVSミューズ!」

前回のあらすじ
仮面ライダーファイズこと乾巧を探すスネークオルフェノクこと海堂直也とクレインオルフェノクこと長田結花は巧の身を案じながら街を歩いていると1つの疑惑が浮かんだ。それは巧がラッキークローバーの一員になったのではないかということだった。しかし、その疑惑は2人の目の前に現れたセンチピードオルフェノクこと琢磨逸郎によって否定された。そして以前のように2人を倒そうとセンチピードオルフェノクに変身した琢磨を止めるために2人はスネークオルフェノクとクレインオルフェノクに変身して戦いを挑むも、センチピードオルフェノクの鞭攻撃に苦戦してしまうのだった。そんな中、園田真理から助けに行くようにという連絡を受けた仮面ライダーカイザこと草加雅人がサイドバッシャーの轟音と共に駆けつけた。そしてカイザに変身した雅人はセンチピードオルフェノクの鞭攻撃を回避しながらカイザブレイガンを使った必殺技であるカイザスラッシュで変身解除まで追い詰めるが琢磨を逃がしてしまった。一方その頃、仮面ライダーベータこと小林由依の案内でチェリーブロッサムのアジトに到着した仮面ライダーファイズこと乾巧はクロコダイルオルフェノクとの戦いで助けた森田ひかるとの再会や仲間である田村保乃、藤吉夏鈴、山﨑天、大園玲、守屋麗奈、関有美子、小池美波、齋藤冬優花、渡邉理佐、土生瑞穂、菅井友香、上村莉菜との交流を行っていた。するとチェリーブロッサムの基地に何者かが進入したという情報を聞いた巧は由依達がみている画面を見ると驚く事になるのだった。なんとそこにいたのは巧の仲間である園田真理に酷似した人物だった。

由依「真理って知り合いの人なんですか?巧さん。」

巧「ああ。あいつが本当に真理なら俺の仲間だ。名前は園田真理だ。」

由依「だとしても…巧さんの仲間がなんでスマートレディの格好をするんです?」
巧「さあな。あいつなりのサプライズなのかもしれないな。」
莉菜「サプライズって…でもなんか変ですよ?ずっとこっちになにか呼び掛けてるみたいですし。」


巧の隣で再び灰化を止める能力であるヒーリングキュアを使いながら莉菜が見つめる方向を見るとスマートレディのような格好をした巧がこっちを見ながら何かを叫んでいた。
巧「音量を上げてくれ。」
由依「分かりました。ゆっかー、音量上げて!」
友香「オッケー!」


そして友香が音量を上げるとその叫びの内容が明らかになった。
スマートクイーン「ここにいるんでしょ?乾巧!そんなレジスタンスチームに匿ってもらって情けない!さっさとその姿、見せなさい!」

瑞穂「あの人、本当に巧さんが言う真理って人なの?」


真理に酷似した人物、スマートクイーンの声を聞いた瑞穂に尋ねられた巧は1つの疑問が浮かび上がった。
巧「いや、あの女は真理のようで真理じゃない。」
由依「え?」
巧「声は確かに真理だ。だがあいつは…俺と初めて会ってから1度でも俺の名前をフルネームで呼んだ事はなかった。」
理佐「じゃあ…あの人は?」 

巧「ああ、真理じゃない。そもそも何年も連絡とってないのにあいつに俺がレジスタンスにいるなんて分かるはずは無い。となれば…莉菜、ありがとう。」
莉菜「え?巧さん?」
そして莉菜の手を解いた巧はファイズギアを持って外に向かう。
由依「巧さん!」
美波「アカンて、巧さん!由依ちゃん、どないしよ?」


由依「美波、あなたは巧さんを追って。」
美波「うん!」
由依「それからこれ。直ってるわよ、ガンマギア。」
美波「ホンマに?由依ちゃん、おおきに!行ってくるわ!」
由依「行ってらっしゃい。」
そしてガンマギアを手にした美波を見送った由依は2人の身を案じながら見送った。
スマートクイーン「やっと来たわね、乾巧!」
巧「お前、誰だ?真理…じゃないな?」
スマートクイーン「真理?もしかして…園田真理の事?」
巧「ああ。」
スマートクイーン「フフ…フフフ」
巧「何がおかしい!お前、まさか真理になにかしたのか!」
スマートクイーン「あんた…この数年まともに連絡もしないで…彼女が生きてると思う?」
巧「なんだと?」
スマートクイーン「はあ、理解力なさすぎ。なら仕方ないわ、単刀直入に言ってあげる。園田真理は…死んだわ。もちろん菊池啓太郎も一緒に。」
巧「真理と…啓太郎が…死んだ?」
スマートクイーン「ええ。私が復活したラッキークローバーを使ってね?」
巧「なら、お前もオルフェノクなのか?許さない、貴様だけは!」
スマートクイーン「私はオルフェノクよ。でも…オルフェノクでありながら…」
そう告げて見たことの無いケースを取り出した。
スマートクイーン「仮面ライダー。」
そしてケースからミューズドライバーを取り出したスマートクイーンは腰に装着するとミューズフォンを操作した。
【6】
【6】
【6】
『Standingby』
スマートクイーン「変身!」
『Complete』

そしてスマートクイーンは仮面ライダーミューズに変身した。 
巧「お前だけは絶対に許さない!」
巧は腰にファイズドライバーを装着するとファイズフォンを開いて変身コードを押した。
【5】
【5】
【5】
『Standingby』
巧「変身!」
『Complete』

そして巧は仮面ライダーファイズに変身すると右手を振る仕草をしてからミューズに向かって走り出した。
ファイズ「覚悟しろ!ハアッ!」
そしてファイズがパンチを放つとミューズはミューズフォンを操作した。
ミューズ「予測AI起動!」
『PredictiveAIActive』
ミューズ「バッド回避!」
そしてAIによるシミュレーションを構築したミューズはファイズの攻撃を回避するためのデータをラーニングした。
ファイズ「当たらない?ハアッ!」
次にファイズのパンチによる連続攻撃をミューズはまたも回避した。  
ミューズ「あんたの攻撃は当たらない!」
ファイズ「舐めんな!タアッ!」
そして怒りに身を任せてキックを放つがそれすらもミューズは回避した。
ファイズ「なんだ、どうなってやがる…クソッ」
そして右手を見たファイズはまた砂が出てきている事にヒーリングキュアの効果が切れたことに焦りを覚えた。
ミューズ「残念ね、ファイズ。あなたはもう限界よ!ハアッ!」
そしてミューズのパンチとキックの連続攻撃を受けたファイズは吹き飛ばされた。
ファイズ「ウワーッ!ハア…ハア」
ミューズ「情けない…あなたも園田真理の元に送ってあげる!」
そして走り出したミューズに対してバトルモード形態のオートバジンがマシンガンを連射した。
ミューズ「グハッ!貴様!」
オートバジン「……」

ファイズ「お前…」
そして胸のボタンを押してビークルモードに変形させた。
『READY』
ファイズはオートバジンのハンドルにミッションメモリーを装填し、ファイズエッジを引き抜いた。
ファイズ「俺はどうやら…諦めたくないみたいだな。」
ミューズ「何?」
ファイズ「貴様に負けることを!」

そしてファイズエッジを構えたファイズの元に美波もやって来た。
美波「やっと追いついたで、巧さん!」
ミューズ「何?お仲間?」
ファイズ「逃げろ、美波!」
美波「逃げへんで。」
ファイズ「何?」 
美波「言うたやろ?私も由依ちゃんと同じ仮面ライダーやって!」
そう告げて美波は腰にガンマギアを装着した。
【4】
【4】
【4】
『Standingby』
美波「変身!」
『Complete』
そして美波は仮面ライダーガンマに変身した。
ガンマ「みいちゃんも戦う!」
ファイズ「仕方ない。行くぞ!」
ミューズ「はーあ。面倒なのが増えたわね。でも…一石二鳥。消してあげる!」
『MuezEdgeUnlock』
そしてミューズはミューズエッジを構えながらファイズとガンマの前に立ちはだかった。
ファイズ「ハアッ!」
ミューズ「甘い!ハアッ!」
ガンマ「みいちゃんも行くで!ハアッ!」
ミューズ「あなたの攻撃も見切れるわ!ハアッ!」
ファイズ「ウワッ!」
ガンマ「キャッ!」
そしてファイズのファイズエッジによる攻撃とガンマのパンチを交わしたミューズはミューズエッジによる斬撃でファイズとガンマを吹き飛ばした。
ファイズ「なめやがって!ハアッ!タアッ!」
ミューズ「甘いわ!ハアッ!」
ガンマ「今度こそ!ハアッ!」
ミューズ「だから甘いのよ!ハアッ!タアッ!」
再びファイズはファイズエッジによる攻撃、ガンマはパンチとキックの連続攻撃を放つがそれをミューズエッジで受け止めたミューズによる連続斬撃を受けたファイズとガンマは再び吹き飛ばされた。
ファイズ「ハアハア…ここまでか…」
ガンマ「諦めたらアカンで、巧さん!」
絶体絶命のピンチに追い詰められたファイズをガンマが慰めようとしているとミューズがゆっくりと近づいてきた。
ミューズ「まあ、あんたは灰化が始まってるわけだし…なんならいっそ消してあげる!」
そう告げてミューズがエクシードチャージの画面をタッチしようとした次の瞬間、シルバーの車がファイズとミューズを守るように目の前に立ち塞がった。
ファイズ「この車…まさか、お前!」
ガンマ「嘘…本当に来たの?」
そしてその車から降りてきたのはファイズにとってはありえない助っ人、木場勇治だった。
木場「久しぶりだね、乾くん。それに大丈夫かい?美波ちゃん。」

ファイズ「木場!なんで…なんでお前が生きてんだよ!」
ガンマ「木場社長!助けに来てくれたんやね?」
木場「待たせたね、2人とも。」
そして2人に声をかけた木場はミューズに向かい合うと共にトランクからオーガギアを取り出した。
ミューズ「そ、それは!」
木場「君たちを止める最後の希望、これがこの力だ!」
そして木場はオーガギアを腰に装着した。
【0】
【0】
【0】
『Standingby』
木場「変身」
『Complete』

オーガ「来い」
ミューズ「木場勇治!ハアッ!」
オーガ「甘い!」
ミューズのミューズエッジによる斬撃を交わしたオーガは強烈なパンチでミューズを吹き飛ばした。
ミューズ「な、舐めるな!ハアッ!」
オーガ「言ったろ?君の攻撃は当たらないと。ハアッ!タアッ!」
再びミューズエッジによる斬撃を放つもオーガはその攻撃を交わしてオーガは強烈なパンチとキックでミューズを吹き飛ばした。
オーガ「さて、新作を使うか。」
そしてオーガは新たな武器であるオーガポインターを取り出すとファイズは驚いた。
ファイズ「木場、それは!」
オーガ「ああ、君のファイズポインターを改良して作らせてもらったよ、乾くん。」
『Ready』
そしてオーガはオーガポインターにミッションメモリーを装填して左脚に装着した。
『エクシードチャージ!』
オーガ「ハアッ!」
そしてオーガは走り出したミューズに対して黄金の
ポインティングマーカーを放ち、拘束した。
ミューズ「木場…勇治!」
オーガ「ハアーッ!」
ミューズ「キャーッ!」
そしてオーガの必殺技であるオーガスマッシュを放ち、その一撃を食らったミューズは変身解除した。
スマートクイーン「覚えてなさい、木場勇治!次はこうはいかないわよ!」
そして姿を消したスマートクイーンを見届けたオーガは変身を解除するとファイズとガンマも変身を解除した。
巧「おい、木場!なんでお前が…」
木場「詳しい話は基地でしよう、乾くん。」
to be continued…

次回予告
木場「僕はスマートブレインの手によって復活させられたんだ。」
巧「何?」
木場「そして僕は彼らに嫌気がさすと共に同じタイミングで復活した澤田君とともに対抗する組織、チェリーブロッサムを作ったんだ。」
澤田「久しぶりだな、三原!」
三原「澤田!なんでお前が…生きてたのか?」
スパイダーオルフェノク「三原、これを使え!」
デルタ「俺は草加とは違う、お前を信じてやるよ、澤田!お前がくれたこの力、使わせてもらう!」
『Complete』
『StartUp』
次回仮面ライダーファイズ~パラダイス・ネクスト~第5話「遂に再会、木場と巧!そしてデルタの新たな力、アクセルフォーム誕生!」






 









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?