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仮面ライダーレジェンド第3話「ハンドレッドの新たな作戦!大事な人達を守り抜け!」

前回のあらすじ
俺は関〇〇、仮面ライダーレジェンドだ。俺は姉であり櫻坂46のメンバーである関有美子に内緒でハンドレッドと呼ばれる組織と戦っていた。しかし俺はゆみ姉を守るために高校を早退してまで現場に向かったことにより、俺がレジェンドであるということを結果的にゆみ姉に明かす事になった。そしてその戦いから数日後、同級生の谷口愛李から早退の理由を説明することが大変だったことを言われたために俺は休みの日に愛李の服を見に行くことを約束した。そんな中、またしても士さんからのメールが届くと俺はまたもや早退をしてマシンレジェンダーに乗り込んで現場に向かい、ゆみ姉と同じ櫻坂46のメンバーである森田ひかるちゃんを助けるために駆けつけレジェンドとしてカッシーンと戦い、2人を遠くに逃がしたがそこにもカッシーンが現れて2人を襲おうとした。そして俺の助けを求める声に反応するかのようにオーロラカーテンとともに士さんが助けに現れた。そして俺は士さんが変身した仮面ライダーネオディケイドと共闘してなんとかカッシーンを倒す事に成功した。しかし、その光景を見ていたハンドレッドの新たなボスであるベータは不敵に笑うのだった。

〇〇「それにしても士さん、やっぱり強いんですね。」
有美子「確かにあんなに強いなら〇〇の師匠としてずっと戦って欲しいっちゃけど。」

士「ずっと戦えって言われてもな…お前らの洗濯物から料理を作んなきゃだし。マシンレジェンダーの修理やら調整もしないとな…」

〇〇「まあ、そうですよね。」
有美子「確かにそっちの方が大事な気もするね…」
士「まあ、お前が戦ってる時に有美子が狙われたら俺が助けに行ってやるよ。」
〇〇「それは嬉しいですね!助かります!」
有美子「私も助かるかも。〇〇ばかりに頼ったら大変だと思うけん。士さんなら安心だよ。」
士「そうか…だいたい分かった…って毎回お前らに言ってるが…仕事と学校に遅刻するから早くしろって言ってるだろ!」
有美子「あ、そうだった!行ってきます!」
〇〇「俺も行ってきます!」
士「ああ。気を付けてな。」
そしていつもの様に穏やかな日常を過ごしていた〇〇と有美子、士だったが今日もまた士のプチ説教によって急いで出ていく2人を見つめながら笑っていた。
士「全くあいつらは…フフ…まあ、それがあいつららしいと言えばらしいか…」
そして自身の手を見つめた士はまた透明になっていく手を見つめながらため息をついた。
士「ハア…俺の手がこうなったのもあいつ…いやあの戦いの後からか…全く…でもまだ消えるわけにはいかない…今、俺が消えたらあいつを悲しませちまうからな…」

ベータ「さて、門矢士がこの戦いの場に帰ってきた事により俺の計画を進めたいのは山々なんだが…すぐにバールクスで戦うのも面白くない。まずは…ザモナスで小手調べと行くか…」
そう告げながらハンドレッドの新たなボスであるベータはバールクス、ザモナス、ゾンジスのライドウォッチを見つめていた。そんな中、カッシーンがベータの部屋にやって来た。
カッシーン「ベータ様、次なる作戦はどうしますか?」

ベータ「決まっているだろう。関有美子がいる櫻坂46の撮影現場と関〇〇の通っている高校、同時攻撃でレジェンドとディケイドを叩き潰す。まずはここからだ。さあ、始めようか。関〇〇を絶望させるための最高のショータイムをな!ハーハッハッハ!」
そんな高笑いを聴きながら今回も2体のカッシーンが作戦を実行するために動き出したのだった。

〇〇「はあ、おはよう…あれ?愛李はまだ来てないのか?んー…少し寝よ。」
そして櫻坂高校に到着した〇〇はまだ来ていない愛李を探しつつ自分の席で眠っていた。
カッシーン「関〇〇を確認…」
〇〇「またあいつらか!」
?「イタッ!」
〇〇「イッテー!誰だよ、人の席に立ちやがって…って…愛李!?」
愛李「そうだけど…なんか文句ある?痛い…」
〇〇はカッシーンの声がしたために近くにいるのではないかと思いこみ頭を上げると寝ているのかどうかを確認していた愛李の顔に頭をぶつけてしまい、その勢いで愛李だと思わずに怒りをぶつけたことにより最悪な雰囲気を作り出してしまった。
〇〇「な、なんかごめん…」
愛李「許さない…」
〇〇「分かった!本当に今度の休み、お前の服買いに行くからそれで機嫌直してくれよ、愛李頼むよ!」
愛李「本当に?」
〇〇「え?」
愛李「本当に私の服、買いに行ってくれるの? 」
〇〇「もちろん!本当に買いに行くよ!」
愛李「なら、許す。」
〇〇「ありがとう、愛李!」
そんな話をしていた〇〇と愛李を遠くから見ていたカッシーンはゆっくりと教室に近づいた。
カッシーン「見つけたぞ、関〇〇!」
〇〇「カッシーン!」
愛李「な、何あれ?〇〇、な、なんで〇〇の事を知ってるの?」
〇〇「いや、それは…その…」
愛李は〇〇に対してカッシーンが何故〇〇の事を知っているのかを尋ねると愛李に正体を明かす事は出来ないと考えていた〇〇はどう返答するべきか迷ってしまうのだった。
カッシーン「関〇〇、お前…その女に正体を明かしてないのか?ならば…その女を守れるものなら守ってみろ!」
そしてカッシーンは愛李に向かって槍からエネルギー波を放つと〇〇は愛李を庇うように前に立つと叫んだ。
〇〇「愛李、目をつぶって俺の後ろに隠れてろ!」
愛李「え?で、でも…〇〇は?どうするの?」
〇〇「いいから早く!」
愛李「分かった!」
〇〇「愛李を守るためなら…こうするしかない!」
『レジェンドライバー!』
そしてレジェンドライバーから放たれる黄金の壁でカッシーンの攻撃から愛李を守った。
愛李「え?レジェンドライバーって…まさか…〇〇?」
〇〇「お前…愛李に手を出してタダで済むと思うなよ!」
〇〇は腰にレジェンドライバーを装着すると共にレジェンドのケミーカードを取り出した。

『ケミーライド!』
〇〇「変身!」
『レ・レ・レ・レ・レジェンド!』

カッシーン「現れたな、レジェンド!」
レジェンド「さあ、ゴージャスタイムだ!」
そしてカッシーンの槍攻撃を受け止めるとレジェンドはパンチとキックの連続攻撃を繰り出し、それを喰らったカッシーンは教室の床を転がる。
カッシーン「貴様のゴージャスタイムを止めないとあのお方に私は用済みだと言われてしまうんだよ!」
そしてカッシーンは槍による斬撃を連続で放つがそれを交わしたレジェンドは急接近するとパンチと回し蹴りのコンビネーションでカッシーンを吹き飛ばしたのだった。
カッシーン「グハッ!」
レジェンド「お前が用済みと誰かに言われようが俺には…守らなきゃいけない人がいるんだよ!」
カッシーン「黙れ!お前に俺の気持ちなど分かるわけが無いんだよ!ハアッ!」
そして怒りに身を任せたカッシーンは槍からエネルギー波を愛李に向けて放ち、それに気付いたレジェンドは急いで愛李の元に向かった。
愛李「キャー!」
レジェンド「愛李!グハッ!だ、大丈夫か…」
愛李「う、うん…」
そしてレジェンドはエネルギー波から愛李を庇って代わりに攻撃を受けると共に愛李の無事を確認するとカッシーンに対しての怒りを覚え始めた。
カッシーン「クソッ…貴様を絶望させようと思ったのに邪魔しやがって!」
レジェンド「おい…言ったよな。愛李に手を出したら絶対に許さないってな!」
『レジェンドライドマグナム!』
カッシーン「それがなんだ!お前を絶望させる事があの方の望みなんだから仕方ないだろ!」
レジェンド「俺はな、お前らハンドレッドのそういうやり方が1番嫌いなんだよ!ハアッ!」
そしてレジェンドに向かって走り出したカッシーンにレジェンドはレジェンドライドマグナムから銃弾を連続で放った。
カッシーン「グハッ!」
レジェンド「そんなお前らから少しでも人々を守りたい…そう思ったから俺は仮面ライダーレジェンドになったんだ!タアッ!」
そしてレジェンドは強烈な回し蹴りをカッシーンに叩き込んだ。
カッシーン「グハッ!そ、それがお前がレジェンドになった理由か。」
レジェンド「悪いか。俺はお前らに苦しめられた人を全て守る。愛李もゆみ姉も2人に関わる全ての人もだ!そして…お前らのボスを倒して俺はハンドレッドを壊滅させる…必ずな!」
そう告げるとレジェンドは響鬼のケミーカードを取り出した。

『ケミーライド!』
『ゴ・ゴ・ゴ・ゴージャス!響鬼!』

ゴージャス響鬼「さあ、一気にケリをつけてやる!ハアッ!」
そしてレジェンドはゴージャス響鬼に変身すると音撃棒烈火で強烈な打撃を叩き込んだ。
カッシーン「グハッ!な、舐めやがって!」
そして吹き飛ばされたカッシーンは槍による斬撃を繰り出すがゴージャス響鬼はその斬撃を交わすと共に音撃棒烈火による炎を纏った打撃を叩き込んだ。
ゴージャス響鬼「言っただろ?お前の攻撃は喰らわないと。」
カッシーン「グハッ!き、貴様!」
ゴージャス響鬼「ゴージャスに…散れ!」
『ゴージャスアタックライド!ヒ・ヒ・ヒ・響鬼!』
ゴージャス響鬼「音撃打・ゴージャスの型!ハアッ!」
カッシーン「ウワーッ!」
そしてゴージャス響鬼は必殺技である音撃打・ゴージャスの型で打撃を叩き込みカッシーンを倒して変身を解除した。
〇〇「ゆみ姉に何かあったら頼みます、士さん…」
愛李「〇〇…」
〇〇「愛李…」
愛李「〇〇だったんだね、レジェンド。」
〇〇「こんな形で正体を明かす事になって本当にゴメン。」
愛李「ううん、大丈夫。助けてくれてありがとうね、〇〇!」
〇〇「ああ。」
そして〇〇は愛李の頭をポンポンしながら有美子の身に何かが起きていないことを信じるのだった。

有美子「はあ、今日も何とか撮影は終わり。午前中だけだから帰ったら洗濯せんとね。たまには士さんのもしたいっちゃけど出してくれんし。」
一方珍しく午前中で仕事が終わった有美子はマネージャーと別れコンビニで士と自分が食べる昼食を買い、家路を急いでいた。
カッシーン「関有美子を発見。排除する」
有美子「ま、まただ…また来た!」
そう告げて逃げ出す有美子をカッシーンは追い掛け走りながら有美子は家にいるはずの士に連絡した。
有美子「出て…お願いやけん!」
士「もしもし。」
有美子「士さん!」
士「どうした、有美子?まさか…」
有美子「またあの怪物が!」
士「今どこにいる?」
有美子「なんか分かんないっちゃけど…廃工場みたいな所に隠れてるけん。」
士「大体分かった。すぐに行くから待ってろ!」
有美子「うん!」
そして有美子との通話を終えた士は車庫のシャッターを開けると埃にまみれた黒い敷物を外すとそこにはマシンディケイダーがあり、それに乗って士はエンジンをかけた。
士「3年ぶりか…行くぞ、相棒!待ってろよ、有美子!」
そして士はマシンディケイダーの轟音とともに勢いよく車庫から飛び出した。全ては有美子を助けるために。
有美子「士さん、早く…」
カッシーン「関有美子、確認。排除する」
有美子「い、嫌…助けて…士さん!」
そして廃工場に隠れていた有美子を見つけたカッシーンが槍を振りおろそうとした次の瞬間、廃工場にバイクの轟音が鳴り響くと共にマシンディケイダーに乗った士が現れてカッシーンにそのまま突撃して吹き飛ばした。
カッシーン「ウワーッ!」
士「有美子、大丈夫か?」
マシンディケイダーから降りた士は急いで有美子に駆け寄った。
有美子「士さん…助かった…」
士「またお前らか。毎回毎回しつこいんだよ!」
カッシーン「門矢士を発見、排除する」
士「排除されるのはお前らの方だ。有美子、隠れてろ。」
有美子「うん。」
そして有美子を物陰に隠した士はネオディケイドライバーを腰に装着した。
『ネオディケイドライバー!』

士「変身!」

『カメンライド!ディケイド!』

ネオディケイド「来い!」
カッシーン「お前に倒されるわけには行かん!俺らのボスがお怒りなんでな!ハアッ!」
そしてカッシーンは槍による斬撃を放つがそれを交わしたネオディケイドは右手にマゼンタのエネルギーを纏った。
ネオディケイド「まさか…あいつの後釜がいたというのか!ハアッ!タアッ!」
カッシーン「ぐはっ!あ、当たり前だろ…お前らに復讐するためならあのお方がボスになるのなんて当たり前だ!ハアッ!」
ネオディケイド「なるほどな、大体分かった。だが俺にしてみればお前らがだんだん気に入らない組織になってきたよ。ハアッ!タアッ!」
カッシーン「グハッ!」
ネオディケイドがかつて倒したボスの座に新たに誰かが着任したことに怒りを覚えたネオディケイドはマゼンタのエネルギーを纏ったパンチとキックの連続攻撃でカッシーンを吹き飛ばした。
カッシーン「気に入らないだと?我々からしたら貴様らの方が気に入らない!さっさとその首をあの方に差し出せ!ハアッ!」
立ち上がったカッシーンが槍からエネルギー波を放つとネオディケイドはライドブッカーソードモードで受け止めたのだった。
『アタックライド!スラッシュ!』
ネオディケイド「お前にこの技を返してやる。俺の怒りと共にな!ハアッ!」
カッシーン「な、何!?ウワーッ!」
そしてネオディケイドはエネルギー波をカッシーンに撃ち返した。
ネオディケイド「お前らを全員ぶっ潰す。それが俺の最後の旅の目的だ!ハアッ!タアッ!」
そして怒りを身に宿しながらネオディケイドはライドブッカーソードモードから放たれる連続斬撃でカッシーンを吹き飛ばした。
カッシーン「グハッ!なるほどな…お前の最後の旅がこれか…いい話を聞いた!」
有美子「士さん…」
ネオディケイドの最後の旅という言葉にカッシーンは喜び、有美子は悲しい顔をした。そしてネオディケイドはカードホルダーから響鬼のカメンライドカードを取り出した。

『カメンライド!ヒビキ!』

そしてネオディケイドはネオディケイド響鬼に変身すると音撃棒烈火を持ち、ゆっくりとカッシーンに近付くのだった。
ネオディケイド響鬼「お前を倒すにはこの力で充分だ!」
カッシーン「なめるなよ!ハアッ!」 
ネオディケイド響鬼「その言葉、そっくりそのまま返してやる!ハアッ!」
そしてカッシーンの槍からエネルギー波を放つがそれを回避したネオディケイド響鬼は火炎弾を放つのだった。
カッシーン「グハッ!まだまだここからだ!」
そして槍による斬撃を繰り出すカッシーンだがその斬撃を受け止めたネオディケイド響鬼は音撃棒烈火に炎を纏わせた強烈な打撃を連続で叩き込むのだった。
カッシーン「グハッ!」
ネオディケイド響鬼「こいつで終わりだ!」

『ファイナルアタックライド!ヒ・ヒ・ヒ・響鬼!』
ネオディケイド響鬼「ハアッ!テヤーッ!」
カッシーン「ウワーッ!」
ネオディケイド響鬼の必殺技であるファイナルアタックライド響鬼を食らったカッシーンは爆散した。そしてネオディケイド響鬼は変身を解除すると共に士の姿に戻り、有美子の元に向かった。
士「大丈夫か、有美子。」
有美子「うん、大丈夫やけん。でも士さん…」
士「どうした?」
有美子「最後の旅ってどういう意味?もしかしていなくなるの?そんなの嫌やけん!絶対に嫌!」
士「落ち着け、有美子。お前達を置いて勝手に消えたりなんかしないさ。」
有美子「本当に?」
士「ああ、本当だ。だがそろそろ話す時が来たみたいだな。」
有美子「え?」
士「今から3年前、お前達の両親から有美子と〇〇を託されたあの時の戦いの話をな…」
to be continued…
















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