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仮面ライダーディケイド~再び巡る旅と乃木坂46の世界~第3話「ダークディケイドとゼインが紡ぐ門矢士の旅の終わりPart3」

前回までの仮面ライダーディケイドは…
士「ジオウの力を失ったと思えば今度は飛鳥の記憶まで…」
夏海「士君…」
栄次郎「ライダーの力を取り戻したらまた話しかけてごらんよ?きっと士君の事を思い出すはずだよ。」
ディケイド「お前は俺を覚えているのか?日奈。」
日奈「当たり前じゃないですか、士さん!」
ディケイド「どうした?日奈。」
日奈「誰ですか?なんで私の名前を知ってるんですか?怖いです…」
ディケイド「許さない!あいつらは絶対に許さない!」

士「カグヤ、アイツらが動いたら俺に教えろ!」

カグヤ「どうするつもりだ?ディケイド。」

士「どうもこうもない!あいつを必ず倒して日奈と飛鳥の記憶を取り戻す!」
カグヤ「良いか?なんでもがむしゃらにやればいいという問題では無いんだぞ、それこそアイツらの思うつぼだ。」 
士「だったら!黙ってあいつらの記憶が失われていくのを見ていろというのか、お前は!」
そんな怒鳴り声を上げた士を止めるためにあの男が立ち上がった。
海東「全く君は…怒鳴ることでしか全てを主張できないのかい?士。」

士「海東。ディエンドにもなれないお前が何の用だ。ユウスケのように引っ込んでいろ。」
海東「士、敵を騙すにはまず味方からって言葉、知らないのかい?」
士「どういう意味だ、お前まさか!」
海東「ああ、僕の力は失われてはいない。」
カグヤ「何?ではなぜ貴様のディエンドライバーを持っていたんだ、あのダークディケイドは。」
海東「それは簡単な話さ。彼が持っているのは旧式のディエンドライバー。そろそろあのドライバーも怪人の召喚に耐えきれず負荷が生じるだろうね。」
そんな事を話しながら不敵に微笑んだ海東は士に告げると尋ねるのだった。
海東「そういえば士、君がディケイドであることを覚えてるのは誰かな?」
士「メンバーで俺の事を覚えているのは…確か美波だ。」
海東「美波?」
士「ああ、梅澤美波。今の乃木坂のキャプテンだ。あいつはよく俺にディケイドのカードを渡したしあいつを助けたのも俺だからな。」
海東「分かった。それならその梅澤美波を僕が匿ってあげるよ。」
士「頼む。」
そんなことを話していた士にカグヤは尋ねるのだった。
カグヤ「それよりもディケイド、家に帰らなくていいのか?」
士「ああ、これ以上夏海やじいさんを巻き込むわけに行かないからな。それに美波が俺を忘れたら…俺はこの世界から消えることになるからな。」
海東「士!また君はこんな事で命を賭けようとしてるのかい?」
士「悪いか。」
カグヤ「そういう事なら仕方ないか。ん?街が騒がしいな。まさか怪人か!行くぞ、ディケイド!」
士「ああ、海東。美波を探す前にお前も力を貸せ。」
海東「仕方ないね。僕も付き合うよ。」
そして隠れ家から外に出た士達が見たのは街で暴れているアナザーエグゼイドだった。
アナザーエグゼイド「グォォォ!」

士「面倒なやつが現れたな、行くぞ!」
そして士は腰にディケイドライバー、カグヤはレジェンドライバー、海東はディエンドライバーを構えた。
『ディケイドライバー!』
士「変身!」
『カメンライド!ディケイド!』

『レジェンドライバー!』
『ケミーライド!』
カグヤ「変身!」
『LELELELEGEND!』

『カメンライド!』
海東「変身!」
『ディ・エンド!』

ディケイド「行くぞ!ハアッ!」
アナザーエグゼイド「グワァー!」
レジェンド「こんな奴に手こずる訳には行かない!どうせ後ろには…やつらがいるんだ!ハアッ!」
アナザーエグゼイド「グワァー!」
ディエンド「そういうことだから君には一瞬で消えてもらいたいね。ハアッ!」
アナザーエグゼイド「グワァー!」
そしてアナザーエグゼイドに向かって走り出したディケイド、ディエンド、レジェンドは抜群の連携から生み出された連続攻撃を繰り出し、アナザーエグゼイドを吹き飛ばした。
アナザーエグゼイド「グワァー!」
ディエンド「中々しぶといやつだね。なら、仕方がない!」
そしてディエンドはネオディエンドライバーに1枚のカードを装填した。
『アタックライド!ブラスト!』
ディエンド「こいつをくらいたまえ、ハアッ!」
アナザーエグゼイド「グワァー!」
レジェンド「なら、私も…ゴージャスタイムだ!」
『レジェンドライドマグナム!』
レジェンド「喰らえ!ハアッ!」
アナザーエグゼイド「グワァー!」
レジェンド「ディケイド、今だ!」
ディケイド「ああ。覚悟しろ。」
『アタックライド!スラッシュ!』
ディケイド「お前に時間はかけたくない!ハアッ!」
アナザーエグゼイド「グワァー!」
それでも立ち上がるアナザーエグゼイドに対してディエンドのアタックライドブラスト、レジェンドのレジェンドライドマグナム、ディケイドのアタックライドスラッシュによる連続攻撃が繰り出されたがそれでもアナザーエグゼイドは立ち上がった。
ディケイド「しぶといやつめ!ハアッ!」
アナザーエグゼイド「オマエのコウゲキ、キカナイ!グアッ!」
ディケイド「何?どうなってる?」
レジェンド「だったら私のはどうだ!ハアッ!」
アナザーエグゼイド「ムダだ。オマエのコウゲキ、キカナイ!ハアッ!」
レジェンド「そ、そんな馬鹿な!」
ディエンド「なら、僕の番だね!ハアッ!」
今度は何故かディケイド、ディエンド、レジェンドの攻撃を受け付けなくなるのだった。そして、アナザーエグゼイドは目にも止まらぬ連続攻撃をディケイド達に叩き込み、逆に吹き飛ばすのだった。
ディケイド「なんだ、あの力は!」
ディエンド「まさか…あんな力を隠していたのか?」
レジェンド「参ったね。どうする?ディケイド。」
ディケイド「決まってるだろ、エグゼイドにはエグゼイドだ!」
レジェンド「そう来ると思ったよ。」
ディエンド「士、僕は君の探してる人物を探すために離脱するが彼を置いていくよ。」
そう叫んだディケイドはエグゼイドのカメンライドカード、レジェンドはエグゼイドのケミーライドカード、ディエンドはブレイブのカメンライドカードをそれぞれ取り出し、ドライバーに装填したのだった。
『カメンライド!エグゼイド!』


『ケミーライド!』
『ゴ・ゴ・ゴ・ゴージャス!エグゼイド!』
『カメンライド!ブレイブ!』


ディエンド「行ってらっしゃい。」
そしてディケイドはディケイドエグゼイド、レジェンドはゴージャスエグゼイド、ディエンドはブレイブを召喚した。
ディケイドエグゼイド「あ、あいつは…真夏か?」
ゴージャスエグゼイド「また知り合いか?」
ディエンド「士、僕は先に行くよ。」
ディケイドエグゼイド「ああ、頼む。」
ディエンド「任せたまえ。」
『アタックライド!インビジブル!』
そしてディエンドはアタックライドインビジブルを使い、姿を消した。
ディケイドエグゼイド「カグヤ、ここを頼む。」
そして、ディケイドエグゼイドはとある場所に近づくアナザーエグゼイドの元に走り出したのだった。
アナザーエグゼイド「ニンゲン、ミツケタ!」
真夏「キャー!」

ディケイドエグゼイド「させるか!ハアッ!」
そして真夏に迫ったアナザーエグゼイドに連続攻撃を叩き込むのだった。
アナザーエグゼイド「グハッ!ヨ、ヨクモヤリヤガッタナ!ディケイド!」
ディケイドエグゼイド「どうやら間に合ったな、真夏。」
真夏「士さん…本当に士さんなんですね!」
ディケイドエグゼイド「ああ、そうだ!危ないから下がってろ!」
ブレイブ「ハアッ!」
ゴージャスエグゼイド「行くぞ、ゴージャスタイムだ!ハアッ!」
そしてブレイブのガシャコンブレードによる強烈な一撃とゴージャスエグゼイドのガシャコンブレイカーによる追撃の一撃を食らったアナザーエグゼイドは吹き飛ばされるのだった。
アナザーエグゼイド「グハッ!キ、キサマラ!」
ディケイドエグゼイド「一気に決めるとするか。」
ゴージャスエグゼイド「ああ、そうだな。ゴージャスタイムだ!」
(ディエンド)「仕方がない。僕も手伝おうか。」
そしてディケイドエグゼイド、ゴージャスエグゼイド、影から透明となって見ていたディエンドは必殺技を放つ体勢に入るのだった。
『ファイナルアタックライド!エ・エ・エ・エグゼイド!』
ディケイドエグゼイド「テヤーッ!」
『ゴージャスアタックライド!エ・エ・エ・エグゼイド!』
ゴージャスエグゼイド「ハアッ!」
『ファイナルアタックライド!ブ・ブ・ブ・ブレイブ!』
『タドルクリティカルフィニッシュ!』
ブレイブ「ハアッ!」
そしてディケイドエグゼイド、ゴージャスエグゼイド、ブレイブの必殺技を食らったアナザーエグゼイドは爆散すると共にブレイブは姿を消したのだった。
ディケイドエグゼイド「真夏!もう大丈夫だからな。」ナデナデ
真夏「はい!士さん!」
ゴージャスエグゼイド「ディケイド。おいでなすったぞ、ラスボスがな。」
そんなゴージャスエグゼイドの声に振り向いたディケイドエグゼイドが見る先に現れたのは仮面ライダーゼインこと桜井侑斗だった。
ディケイドエグゼイド「桜井侑斗…またお前か。」
侑斗「言ったはずだ、ディケイド。それからレジェンド、お前らは消される運命だとな。」

ディケイドエグゼイド「やれるものならやってみろ!」
ゴージャスエグゼイド「そういう事だ!ゴージャスタイムを壊すことなど許さない!」
侑斗「そんなに消されたいのか。ならば…望み通りにしてやる。」
『ゼインドライバー!』
『ゼイン!』
侑斗「変身!」
『ゼインライズ!ジャスティス!ジャッジメント!セイギ!ゼイン!』

ゼイン「さあ、かかってこい!」
ディケイドエグゼイド「舐めるなよ、ハアッ!」
ゴージャスエグゼイド「お前に負けるなど断じてありえない!ハアッ!」
そしてディケイドエグゼイドとゴージャスエグゼイドの攻撃を受け止めたゼインは徒手空拳で目にも止まらぬ連続攻撃を叩き込むのだった。
ディケイドエグゼイド「ウワーッ!」
ゴージャスエグゼイド「グハッ!」
真夏「士さん!」
ディケイドエグゼイド「真夏…逃げろ!」
ゼイン「全く…大事な人さえ守れないとは…愚かな男だ。その力も封印する!」
そしてゼインはエグゼイドムテキゲーマーのカードを取り出したのだった。
ゼイン「さあ、決着と行こうか!ハアッ!」
『執行!ジャスティスオーダー!』
『ハイパークリティカルスパーキング!』
そして、ムテキゲーマーの必殺技であるハイパークリティカルスパーキングを食らったディケイドエグゼイドとゴージャスエグゼイドは変身を解除すると共に士とカグヤのエグゼイドの力は失われたのだった。
ゼイン「これで…お前の力はまた失われたな。あの女の記憶もな。」
そしてゼインが姿を消すとともに真夏まで逃げ出した。
士「真夏!真夏!」
真夏「来ないでください!」
カグヤ「まさか…本当にライダーの記憶と人の記憶は連動しているのか?」
士「お前までもか…真夏…」

門矢士ライダーの力消失と共に消滅するまで…あと17枚


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