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仮面ライダードライブ~エピソードオブ櫻坂~第2話「なぜ、奇跡のマッハはまた復活したのか?」

前回のあらすじ
仮面ライダーマッハこと詩島剛はリベンジャー・ロイミュードこと西堀光也を倒した後、櫻坂46のメンバーである山﨑天を守るためにカメラマン兼ボディーガードとして活動していた。そんな中、剛はダチである仮面ライダーチェイサーことチェイスを今度こそ復活させようとしていた。そんな中、天を送ろうとしていた剛の元に重加速現象が起きるのだった。そしてその重加速現象を引き起こした人物こそ倒したはずの西堀光也だった。リベンジャー・ロイミュードに変身した西堀光也は天を襲おうとしたが間一髪の所で剛が天を救い、リベンジャー・ロイミュードを止めるために仮面ライダーマッハとして戦いを挑んだ。そして、ロイミュードの力を駆使して攻撃を放つリベンジャー・ロイミュードに対してマッハもゼンリンシューターを使った銃撃や連続斬撃、ズーットマッハ!を使った連続格闘攻撃でリベンジャー・ロイミュードをおいつめた。そして必殺技であるキックマッハーを放った次の瞬間、光の一線による攻撃と共にゴルドドライブ、エンジェル・ロイミュード、チーターカタツムリ、アリマンモス、パニッシャーロイミュードに囲まれ絶体絶命のマッハの前にトライサイクロンに乗った仮面ライダー3号こと黒井響一郎、スカイサイクロンに乗った新たな仮面ライダー4号の変身者、大道勝美、遠路はるばるアメリカから帰ってきた怪盗アルティメットルパンであり仮面ライダールパンことゾルーク東条の最強トリオが駆け付けた。

ゴルドドライブ「やれやれ、厄介な奴らだ。エンジェル、お前は西堀光也を連れて先に帰れ。」

エンジェル・ロイミュード「蛮野、あなたはどうするの?もうすぐあの二人が目を覚ますのよ。」

ゴルドドライブ「間に合わせるさ。息子を消したらな。」
マッハ「何?」
エンジェル・ロイミュード「分かったわ。行くわよ、リベンジャー。」
リベンジャー・ロイミュード「分かった。」

そしてエンジェル・ロイミュードはリベンジャー・ロイミュードを連れて先に帰り、残ったゴルドドライブはマッハ、チーターカタツムリは黒井、アリマンモスは大道、パニッシャーロイミュードはゾルーク東条と相対した。
ゴルドドライブ「剛。お前、まだあのガラクタの形見を持ってるのか?」
マッハ「蛮野!ハアッ!」
そして怒りに任せて殴り掛かるマッハをかわしたゴルドドライブは強烈な蹴りをいれ、マッハを吹き飛ばした。
ゴルドドライブ「甘い!ハアッ!」
マッハ「ウワーッ!」
ゴルドドライブ「チェイス、チェイス、チェイス!馬鹿の一つ覚えか。あんなガラクタはもう生き返らないんだよ!」
マッハ「蛮野、貴様!」
そしてゼンリンシューターで殴り掛かるマッハを捕まえたゴルドドライブは至近距離で格闘攻撃を叩き込んだ。
ゴルドドライブ「相変わらず!お前は!学習能力のない!息子だな!くたばれ!」
マッハ「グハッ!」
ゴルドドライブ「終わりだな、哀れな息子よ!」
そう告げて光の触手をマッハに放とうとした矢先、天が叫んだ。
天「ガラクタじゃない!」


ゴルドドライブ「なんだ、この女。」
マッハ「逃げろ!天ちゃん!」
天「剛さんが助けたい人はガラクタなんかじゃない!剛さんの…友達だもん!」 
ゴルドドライブ「友達?お嬢ちゃん、馬鹿なお前に分かるように話してやる。人間と!」
マッハ「グハッ!」 
ゴルドドライブ「機械は!」
マッハ「グハッ、や、やめろ。」
ゴルドドライブ「友達にはなれない…」
天「なれるもん!」
マッハ「ダメだ、天ちゃん…」
ゴルドドライブ「わからず屋のガキが…貴様から消してやる!」
そう叫んだゴルドドライブは光の触手を天に向けて放った。
天「キャー!」
マッハ「やめろ、蛮野!クソっ、また俺は…目の前で大切な人を…頼む、チェイス…助けてくれ…」
そう願いを込めたマッハの声により3度目の奇跡が起きた。
回想
剛「ここは?」


剛は真っ白な空間に来ていた。
チェイス「久しぶりだな、剛。」

剛「ち、チェイス!何で…ハハッ…蛮野に殺されたか…」
目の前に現れたチェイスは不敵に笑いながら真実を明かした。
チェイス「フッ、相変わらずだな剛。お前が俺に助けを求めたんだろ?だから…俺が来た」
剛「じゃあ…お前、本当に!」
そう叫んで剛が駆け寄るとチェイスは消え、また姿を見せた。
剛「幻か…」
チェイス「今は、な。お前の頑張り次第では蛮野や西堀光也のように俺も生き返る。それに俺が何故お前にあの力を託したか分かるか?」
そう告げられた剛はチェイスにシフトライドクロッサーを見せた。
剛「これの事か?」
チェイス「違うだろ、あっちだ。」
そう告げられた剛は震える手でシグナルチェイサーを取り出した。
チェイス「この力は俺とお前が半々の力を使える、奇跡の力だ。あとは任せたぞ、剛。」
そう告げてチェイスは消えた。
剛「待ってくれ、チェイス!」
回想終了
マッハが現実に戻ると光の触手はバット、スパイダー、コブラのバイラルコア、そしてチェイスの幻影が受けとめていた。
天「貴方が…チェイスさん?」
天が聞くとチェイスは静かに頷くと力を込めて光の触手を相殺した。
チェイス「ハアーッ!」
ゴルドドライブ「なんだと!」
そして目の前で起きた光景にゴルドドライブは怒り、天は感謝した。
天「ありがとう…」
ゴルドドライブ「あの亡霊が…邪魔をするな!」
するとバイラルコアは天の周りをクルクル回り、マッハの元に帰ってきた。
ゴルドドライブ「ま、まさか?まだ立つのか!」
マッハ「またこのセリフを言う事になるとはな…寝ぼけたこと言うな……俺の全身から溢れ出す怒りの炎が見えねぇのか!」
ゴルドドライブ「無理だ、剛!お前はもう…あの姿にはなれない!」
マッハ「てめぇは……2つも許せないことをした!」
ゴルドドライブ「黙れ!」
マッハ「天ちゃんを侮辱し…ガキ呼ばわりした!」
ゴルドドライブ「ガキにガキと言って何が悪い!真実だろうが!」
マッハ「だがなぁ………今一番許せねぇのは……俺の……俺のダチをバカにしたことだ!!!!」
ゴルドドライブ「よ、よせ…待て、剛!」
マッハ「行くぜチェイス…また一緒に戦ってくれ!」
『シグナルバイク!ライダー!チェイサー!』
ゴルドドライブ「そ、そんな馬鹿な。有り得ん、有り得んぞ!またその姿になるなど!」
そしてマッハはシグナルチェイサーを使って仮面ライダーチェイサーマッハに姿を変えたのだった。

チェイサーマッハ「一気に行くぞ!」
そう告げてチェイサーマッハはマッハドライバー炎のスロットルを叩いた。
『ズーットチェイサー!』
ゴルドドライブ「2度も負けるか!」
そしてゴルドドライブが殴り掛かるもマッハとチェイサーが融合した奇跡の姿のため、ゴルドドライブの攻撃を全てかわし、打撃を叩き込んだ。
チェイサーマッハ「俺とチェイスをなめるな!ハアッ!」
ゴルドドライブ「グハッ!」
チェイサーマッハ「次はこいつだ!」
『シンゴウアックス!』
ゴルドドライブ「なめるな!ハアッ!」
そしてシフトブレスからゴルドコンバージョンを放つがチェイサーマッハから流れ出る紫の光で拘束を解除された。
ゴルドドライブ「な、何?」
チェイサーマッハ「行くぜ、ハアッ!」
そして今度はチェイサーマッハがシンゴウアックスでゴルドドライブに連続斬撃を叩き込み、大ダメージを与えたのだった。
ゴルドドライブ「グハッ!ご、剛!貴様!」
チェイサーマッハ「お次はこいつだ!」
そう叫んだチェイサーマッハはバットのバイラルコアを手にした。
『バイラルコア!チェイサーユミーヤ!』
ゴルドドライブ「な、なんだと!」
ゼンリンシューターにバットバイラルコアを装填するとチェイサーバットがマッハに装着された。
『ヒッサツ!フルスロットル!チェイサーユミーヤ!』
チェイサーマッハ「喰らえ!ハアッ!」
そしてチェイサーバットから放たれた弓矢を食らったゴルドドライブは吹き飛ばされた。
ゴルドドライブ「はあ、はぁ。剛、貴様!」
『ヒッサツ!フルスロットル!』
そう告げてイグニションキーを捻ったゴルドドライブはライダーキックの体制に入った。
チェイサーマッハ「これで終わりだ、蛮野!」
『ヒッサツ!フルスロットル!チェイサー!』
そしてチェイサーマッハの必殺技であるチェイサーマッハエンドとゴルドドライブのライダーキックがぶつかり合い、マッハの背後からチェイサーの幻影が現れ、共にキックを放つとゴルドドライブは吹き飛ばされた。
ゴルドドライブ「ハハッ、ハーハッハ!」
チェイサーマッハ「何がおかしいんだ!」
ゴルドドライブ「剛、覚えておけ。まもなく001と108がこの世界に復活する!その時、世界が終わる!」
そう告げて姿を消したゴルドドライブに対して変身を解除した剛は片膝をついたが、それを天が支えた。
『オツカーレ!』
剛「ハアハア。」
天「剛さん、大丈夫?」
剛「ああ、ありがとう…天ちゃん。フリーズとパラドックス…進兄さん、やばい事になりそうだ。」

to be continued


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