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仮面ライダーギーツ~新たな始まり~第6話「回想編Ⅲ:ベロバとケケラの魔の手から由依と保乃を助け出せ!」

皆様、ナビゲーターのツムリです!前回は鞍馬祢音様の後継者である山﨑天様と晴家ウィンさんの後継者である藤吉夏鈴様が新世代の仮面ライダーナーゴ、仮面ライダーパンクジャックとして戦い、見事に300点を獲得しました!さて、今回はあの二人の過去の戦いのお話でございます!

道長「なんだ。ナーゴとパンクジャックも貰ったのか。ギーツからの贈り物。」

弥音「あ、道長。うん、そうなんだよね。英寿からファンタジーレイズバックル貰ったよ!」

ウィン「俺はバッファと同じフィーバースロットバックルだ。」

そう告げてウィンと弥音は道長と景和にファンタジーレイズバックルとフィーバースロットレイズバックルを見せたのだった。
景和「そっか。それにしても英寿はなんで俺たちにレイズバックルを託して本人は姿を見せないんだろう?」

弥音「確かに。何やってんだろう、英寿。」
ウィン「確か前に聞いた時は推しを説得してるとか何とか話してたよな。」
道長「ああ。」
景和「というか…ツムリさんは?」
道長「そういえば俺達の話を聞きたいって言ってなかったか?」
そんな事を話していると物陰からツムリがやって来た。
ツムリ「おまたせしました。皆さん!」

景和「ツムリさん、何してたんですか?」
ツムリ「一応ギロリさんにも参加者について報告しました。」
弥音「まあ、確かにゲームマスターに報告はしないとね。」
ウィン「それでギロリは何だって?ツムちゃん。」
ツムリ「私も神殿から見守っている。頑張るように伝えなさいと言われました。」
道長「さすがはゲームマスターに返り咲いた男だ。説得力があるな。」
景和「それでツムリちゃんはあの戦いの結末を知りたいんだよね?」
ツムリ「はい。景和様と道長様が由依様と保乃様を助けたベロバ、ケケラを倒すために挑んだあの戦いの結末を知りたいのです。」
弥音「確かに私も知らないかも。」
ウィン「俺もだ。」
景和「あれは英寿だけが知ってたんだっけ?」
道長「ああ。ギーツは神殿で見守っていたからな。だからお前達に特別に教えてやる。俺達が由依達を助けるために挑んだ最後の戦いの話をな。」
ツムリ「はい。」
道長「あれは俺とタイクーンが由依と保乃を連れされた後から始まるんだ。」

道長「くそっ。なんであいつが由依を!」
景和「保乃ちゃん…保乃ちゃん…」
道長と景和が絶望した顔をしながらデザイア神殿に帰ってきた道長と景和を見た仮面ライダーギーツこと浮世英寿は話しかけたのだった。

英寿「どうした?タイクーン、バッファ。彼女達はどうした?」
景和「英寿。実はケケラに保乃ちゃんが連れ去られたんだ…」
道長「こっちもだ。ベロバに由依を連れ去られた。」
英寿「なるほど。やはりそうだったか…」
そんな事を呟いた英寿に道長は怒りを爆発させながら胸ぐらを掴んだ。
道長「やはりそうだったかだと?ギーツ、お前何を知ってるんだ!答えろ!」
景和「道長、やめなよ。英寿も何か知ってるなら教えてくれない?」
英寿「お前達にメッセージが来ていた。ベロバとケケラからな。」
道長「なんだと!」
景和「ベロバとケケラから…メッセージが…」
英寿「ああ。」
そして英寿がテレビをつけるとベロバからのメッセージが流れた。
ベロバ「ミッチー、元気?」

道長「ベロバ…貴様!」
ベロバ「今日の正午までにこの倉庫に来なさい。さもないと…この女、殺すわよ。」
由依「道長さん、来ちゃダメ!」

道長「由依!」
ベロバ「待ってるわよ、ミッチー!」
道長「覚悟しろよ、べロバ。」
そしてべロバからのメッセージを見終えると英寿は次のメッセージを再生した。
英寿「次はケケラからだ。」
ケケラ「よう!桜井景和、俺の推しよ!」

景和「ケケラ!」
ケケラ「今日の正午までにこの広場に来なかったらお前が守りたい女を消してやる!」
保乃「景和さん、来たらアカン!」

景和「保乃ちゃん!」
ケケラ「正しい判断を期待してるぜ。桜井景和、悲しき涙を仮面で隠す仮面ライダーであるお前をな!」
そしてケケラからのメッセージも見終えると英寿は2人に話すのだった。
英寿「どうする気だ?助けに行くんだろ、2人を。」
道長「当たり前だ!」
景和「保乃ちゃんを助けるのは俺の使命だからね!」
英寿「分かった。なら、こいつを受け取れ。」
そう告げて英寿は道長にフィーバースロットレイズバックル、景和にブジンソードレイズバックルを託したのだった。
道長「これは…」
英寿「ツムリが修理したみたいでな。俺に預けて行ったんだ。だからそいつを使って決着をつけてこい!俺はここで見ている。」
そして英寿はサロンルームからデザイア神殿へと姿を消した。
道長「ギーツの癖にたまにはいい事をするな。行くぞ、タイクーン!」
景和「ありがとう、英寿。待ってよ、道長!」
そしてデザイア神殿から出てお互いの目的地に向かうために並んだ道長と景和はお互いの無事を誓うのだった。
景和「道長、死ぬなよ。絶対に!」
道長「ああ、タイクーン。お前もな!」
そして2人は別々の方向に走り出した。

ケケラ「さあ、そろそろ時間だな。結局お前を見捨てた…」
景和「誰が保乃ちゃんを見捨てるか!」
保乃「景和さん!」
景和「保乃ちゃん、必ず助けるからね!」
保乃「はい!」
ケケラ「来たか。桜井景和!」
景和「ケケラ、お前は俺が必ず倒す!」
ケケラ「やれるもんならやってみろ!俺の推し!」
そう告げるとケケラはレーザーレイズライザーを取りだした。
『レーザーレイズライザー!』
『KEKERASET』
『LASERON』
『PREMIUMKEKERALOADING』
『READYFIGHT』

そしてケケラはプレミアムケケラに変身した。
景和「行くぞ!」
『デザイアドライバー!』
『SETAVENGE』
景和「変身!」
『BRACKGENERALBUJINSWORD』
『READYFIGHT』


そして景和は仮面ライダータイクーンブジンソードに変身した。
タイクーン「ケケラ!」
そしてタイクーンは武刃による斬撃を放つがプレミアムケケラはそれを交わすとレーザーレイズライザーによる銃撃を放った。
プレミアムケケラ「お前の攻撃など食らうか!ハアッ!」
タイクーン「クソッ!」
そしてタイクーンは武刃による攻撃を繰り出すがそれを回避したプレミアムケケラは連続攻撃でタイクーンを吹き飛ばした。
タイクーン「グハッ!」
プレミアムケケラ「どうした?桜井景和!本気を出せ、あの女を助けたければな!」
保乃「景和さん!」
タイクーン「保乃ちゃん!」
プレミアムケケラ「行くぞ!ハアッ!」
タイクーン「ハアッ!」
そしてレーザーレイズライザーを使って銃撃を放ちながら向かってきたプレミアムケケラの攻撃を全て交わしたタイクーンは武刃による強烈な一撃でプレミアムケケラにダメージを与えた。
プレミアムケケラ「やるな、だが!こいつはどうだ!」
そしてプレミアムケケラが繰り出したパンチとキックの連続攻撃を繰り出したが、タイクーンは全て交わして武刃の斬撃でプレミアムケケラを吹き飛ばした。
タイクーン「どうだ、ケケラ!」
プレミアムケケラ「ハハハ!最高だな!これでこそ俺の推しだ!ハアッ!」
そしてプレミアムケケラがレーザーレイズライザーから放った銃撃を全て武刃で受け止めながら走り出したタイクーンは武刃による連続斬撃を繰り出し、プレミアムケケラは地面を転がるのだった。
プレミアムケケラ「さすがは真の仮面ライダーだ!」
そう告げて立ち上がるプレミアムケケラはレーザーレイズライザーのクロスオルタネーターを2回操作して発動した。
『CRASHMODE』
『LASERCRASH』
プレミアムケケラ「なら俺の壁を破ってみろ!」
そう告げて正方形のプレートをプレミアムケケラは射出した。
タイクーン「やってやる!」
そう告げてタイクーンはバッケントリガーを1回引いた。
『BUJINSWORDSTRIKE』
タイクーン「ハアッ!タアッ!」
そしてタイクーンは武刃から放たれた斬撃でプレートを破壊し急接近すると居合切りでプレミアムケケラを吹き飛ばした。
プレミアムケケラ「ハアハア。こいつで終わりだ!ハアッ!」
『FINISHMODE』
『LASERVICTORY』
そしてプレミアムケケラは複数のカードで出来た銃口をレーザーレイズライザーの銃口から展開して緑色のビームを放つが、タイクーンはそれを横に転がってかわした。
プレミアムケケラ「な、何?」
タイクーン「終わるのはお前だ!ケケラ!」
そう告げてタイクーンはバッケントリガーを2回引いた。
『BUJINSWORDVICTORY』
タイクーン「ハアッ!」
漆黒の墨のようなエフェクトから緑色のエネルギーを纏った強烈なライダーキックをプレミアムケケラに放った。
プレミアムケケラ「グハッ!さ、さすがは…桜井景和…本物の…仮面ライダーだ…ウワーッ!」
そしてケケラを倒すと同時に保乃の拘束が解かれた為にタイクーンは変身を解除して保乃を支えた。
景和「保乃ちゃん、大丈夫? 」
保乃「け、景和さん…ほの、信じてたで?」
景和「ああ、間に合ってよかった。こっちは勝ったぞ。あとは任せたよ、道長!」
そして景和は保乃と共に先にデザイア神殿へと帰るのだった。

一方、工場にやってきた道長は由依を遮るように立ちはだかるベロバと対峙していた。
道長「そこを退け、ベロバ!」
ベロバ「あら、ミッチー。それが人に物を頼む態度かしら?」
道長「黙れ。さっさとそこをどけ!」
ベロバ「最強のライダーだかなんだか知らないけどバカにしない方が良いわよ!」
そう告げてベロバは懐からレーザーレイズライザーを取りだした。
『レーザーレイズライザー!』
『BEROVASET』
『LASERON』
『PREMIUMBEROVALOADING』
『READYFIGHT』

そしてベロバはプレミアムベロバに変身した。
道長「覚悟しろよ!お前を必ず倒して由依を助ける!」
『デザイアドライバー!』
『SET』
『SETFEVER』
道長「変身!」
『ZOMBIE』
『ZOMBIE』『HIT』
『FEVERZOMBIE』

そして道長は仮面ライダーバッファフィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)に変身した。
プレミアムベロバ「かかってらっしゃい、ミッチー!」
バッファ「必ずぶっ潰す!」
そしてベロバはレーザーレイズライザーによる銃撃を放ち、最強であるバッファにダメージはないと思われたが何故かダメージを受けたバッファは驚くのだった。
バッファ「な、なんだと?俺は最強の筈なのに。」
『ゾンビブレイカー!』
そしてバッファはゾンビブレイカーによる斬撃でプレミアムべロバにダメージを与えた。
プレミアムベロバ「やるじゃない、ミッチー!でも忘れたの、貴方を最強のライダーにしたのはこの私ってことをね!」
そう告げてプレミアムベロバはレーザーレイズライザーの銃撃と格闘攻撃のコンビネーションでバッファにダメージを与えた。
バッファ「ハアハア!なめやがって!」
『POISONCHARGE』
バッファ「こいつでも喰らえ!ハアッ!」
『TACTICALBREAK』
プレミアムベロバ「ウワーッ!」
バッファはゴッズホーンの力で強化したタクティカルブレイクを放ち、プレミアムベロバを斬撃で吹き飛ばすのだった。
プレミアムベロバ「グハッ!や、やるじゃない!だったらこれはどうかしら!」
そう告げてプレミアムベロバはバッファに対してレーザーレイズライザーの銃撃を連射したがタクティカルブレイクを放ち、再び最強の仮面ライダーとしての自信を取り戻したバッファの前では無効だった。
バッファ「今更お前の攻撃なんか効くか!」
そう告げて走り出すバッファに対してプレミアムベロバは尋ねたのだった。
プレミアムベロバ「何なのよ?何が貴方をそこまで強さに駆り立てるのよ?答えなさい、ミッチー!」
そう告げられたバッファは立ち止まり、由依の方を見た。
バッファ「初めは俺だって分からなかった。なんであんな女を守らないといけないのかってな!」
プレミアムベロバ「ハッ!諦めるなら今のうちよ!あんな女!」
バッファ「でも分かったんだよ。お前に連れ去られた事で由依は俺が守らなきゃと。そのためには強くならないとってな!」
プレミアムベロバ「何それ!」
バッファ「それが俺の…」
『POISONCHARGE』
バッファ「強さだ!ハアッ!」
『TACTICALBREAK』
プレミアムベロバ「キャアッ!」
そして接近しながらタクティカルブレイクを放ち、それを喰らったプレミアムベロバは地面を転がるのだった。
プレミアムベロバ「次で終わりよ、ミッチー!」
『FINISHMODE』
『LASERVICTORY』
バッファ「350歳の癖に由依を連れ去りやがって!」
プレミアムベロバ「歳のことを言うな!ハアッ!」
そしてプレミアムベロバが紫色のビームを放った瞬間、バッファも必殺技を発動した。
『HYPERZOMBIEVICTORY』
バッファ「これで終わりだ!ハアッ!」
そしてバッファはプレミアムベロバのレーザービクトリーを打ち破り、ハイパーゾンビビクトリーを放った。
プレミアムベロバ「ハアハア…これで思い残すことは…ないわね…サヨナラ、ミッチー。」
そう告げて爆発したプレミアムベロバを見届けたバッファは変身解除して道長に戻った。
道長「サヨナラだ、ベロバ」
由依「道長さん!」
そしてベロバが倒された事で拘束が解かれた由依は道長の元にやって来た。
道長「大丈夫か、由依」
由依「はい!え?今、由依って言いました?」
道長「言ってない!」
由依「戦ってる時も言いましたよね!」
道長「あれはたまたまだ!」
由依「もう1回言ってください!」
道長「うるさい!帰るぞ!」
そして道長は由依と共にデザイア神殿に帰るのだった。

道長「これが俺たちの戦いの結末だ。」
ツムリ「なるほど。この話を聞いて思ったのは由依様が可愛いという事です。」
道長「ツムリ!」
そんな事を話している裏でヒラク、トジルと別行動を取っていたミハルはヴィジョンドライバーを眺めていた。
ミハル「この力さえあれば!」
?「お前がその力を使う前に私に貸してくれないか?」
ミハル「ニラムさん。」

ニラム「私がゲイザーとして浮世英寿とその仲間にダメージを与えてやる。デザグラなど出来ないようにな。」
今、ここにニラムによる最後の戦いが始まろうとしていた。

次回予告
道長、景和の話を聞いて微笑ましい時間を過ごしていたツムリ達の目の前にデザイアグランプリ元プロデューサーであるニラムが現れた。ニラムは英寿、景和、道長、弥音を相手に最後の戦いを挑むことを宣言した。そしてその戦いの裏ではゲイザーの力を受け継ごうとするミハルが暗躍していた。次回仮面ライダーギーツ~新たな始まり~第7話「黎明編:Ⅳニラムの最後の戦いと新たなゲイザーの誕生!」










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