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仮面ライダーガッチャード~未来からの約束~第2話「未来で引き起こる最悪の結末!後編」

前回のあらすじ
かつて仮面ライダーガッチャードとしてマルガムや仮面ライダードレッドと戦った一ノ瀬○○は高校を卒業した後、世界を旅していた。そして櫻坂高校のプチ同窓会を兼ねた○○のお帰りパーティーを行うことになり数年ぶりに○○は櫻坂高校にやって来た。そして同じクラスだった黒鉄スパナや大園玲、森田ひかる、田村保乃、山﨑天、藤吉夏鈴と再会を果たしたもののそこに予期せぬ来訪者が現れた。その人物こそかつての○○の担任教師である土田先生だった。久しぶりに教え子に会い微笑んでいた土田先生に違和感を覚えたスパナが問い質すと様子が一変した土田先生は懐からドレッドライバーを取りだしたのだった。そして土田先生は○○を絶望させるためにかつての教え子達をドレッドの力で命を奪ったことを伝え、残るはひかる、保乃、天、夏鈴であることを話すと腰にドレッドライバーを装着した。

土田先生「さあ、終焉の時だ」

『ドレッドライバー!』
『STEAMLINER』
土田先生「変身」
『ドレッド・零式』

ドレッド「さあ、狩りの時間だ」
スパナ「そんなことさせるか!行くぞ、玲!」


玲「うん!」


『ヴァルバラドライバー!』
『MACHWHEEL!イグナイト!』
『DAIOHNI!イグナイト!』
スパナ「変身!」
『ガッチャーンコ!バースト!』
『ヴァルバラド!』

ヴァルバラド「覚悟しろ、土田!」
『アルケミスドライバー!』
『アルケミスリンク!』
『『UNICORN!』』『『THESUN!』』
『Asabove,sobelow…Asabove,sobelow…Asabove,sobelow…』
玲「変身!!」
『『ガガガガッチャーンコ!』』
『『プロミネンスホーン!』』『『サンユニコーン!』』

マジェード「土田先生、なんでこんなことを!」
ドレッド「そんなくだらない質問に答える義理は無い。何故ならお前らはここで死ぬんだからな。」
ヴァルバラド「土田ー!」
そう叫んでヴァルバラドはヴァルバラッシャーによる攻撃を繰り出すがそれを交わしたドレッドは強烈なパンチを繰り出した。
ヴァルバラド「グハッ!」
ドレッド「甘いな。そんなもんか?」
ヴァルバラド「答えろ、土田。何故だ、何故松田達を消した!武元も増本も全員何故消した!何故、麗奈を…麗奈まで消したんだ、土田!」
そう告げてヴァルバラッシャーによる連続斬撃を受けたドレッドは対したダメージではなかったのか笑っていた。
ドレッド「フハハ。言っただろ?どいつもこいつも一ノ瀬、一ノ瀬!たかが澤部先生を助けたくらいで祭り上げやがって。だからこいつはどうなった?卒業後、世界を旅してボランティア活動で金稼ぎだ。下らん、実に下らん!だから…見せしめに消した。それだけだ!ハアッ!」
そう告げてパンチとキック、強烈な回し蹴りでヴァルバラドを吹き飛ばした。
ヴァルバラド「土田、貴様…。あいつに…○○にボランティア活動に興味を持たせたのは貴様だろうが!なのに、何故…マルガムの味方に着く!」
マジェード「許さない、土田先生!ハアッ!」
そしてマジェードのパンチとキックを受け止めたドレッドは連続パンチでマジェードを吹き飛ばした。
マジェード「キャッ!」
ドレッド「悪いな、大園。守屋はお前とスパナ、一ノ瀬を呼んでいたが…消した。」
マジェード「ウワーッ!ハアッ!タアッ!」
怒りに任せて攻撃を加えるマジェードだがドレッドには全く当たらなかった。
ドレッド「無駄だ。お前の攻撃も私には当たらない!」
そう告げてマジェードに連続パンチとキック、回し蹴りを叩き込むとマジェードは吹き飛ばされてしまうのだった。
ドレッド「さて、仕上げといくか…」
そう告げてドレッドはレプリバレットバーンのケミーカードを読み込ませた。
『バレットバーン…』
そしてブラッディーBBを構えたドレッドは叫んだ。
ドレッド「さあ、絶望しろ!一ノ瀬!」
ヴァルバラド「まさか、○○!みんなを連れて逃げろ!」
マジェード「早く!○○君!」
ヴァルバラドとマジェードの叫びによりドレッドの狙いに気づいた○○はひかる達を連れて逃げようとした矢先、ブラッディーBBの銃弾が放たれた。
○○「みんな、逃げるよ!」
そう告げて○○がひかる達と共に出口に向かい走り出すと悲劇が引き起こされた。
ひかる「キャッ!」

天「アッ!」

夏鈴「ウッ!」

保乃「ギャッ!」

○○「ひかる、天、夏鈴、保乃!」
なんとドレッドがブラッディーBBから放った銃弾は○○ではなくひかる、保乃、天、夏鈴を撃ち抜き計画を達成したドレッドは高笑いをした。
ドレッド「ハーハッハッハ!ざまぁみろ、一ノ瀬!お前のその顔を見るために俺は今日、この日を狙っていたのだ!」
マジェード「そ、そんな…」
ヴァルバラド「笑えない…ジョークだ…貴様、ふざけるなよ…土田!」
マジェードは悲しみに打ちひしがれヴァルバラドはドレッドに怒りの矛先を向けた。
○○「ひかる、ひかる!」
ひかる「○○…久しぶりに会えて良かった…あなたは生きて…」
○○「ダメだ、ひかる!天、目開けろ!天!」
天「やっぱり…かっこいいな…○○…ありがとう、帰って来てくれて…」
○○「何言ってんだよ、これからだろ!夏鈴、しっかりしろって!なあ、夏鈴!」
夏鈴「夏鈴ちゃんも…○○に会えてよかった…玲ちゃんだけは…助けて…」
○○「ダメだって…なあ、保乃…保乃…起きろ、保乃!」
保乃「○○ちゃん、ゴメンな…ほの達が海外に行かせへんかったらこんな事にならへんかったかな…お願い…先生を止めて…」
そして動かなくなった4人を見て○○は叫んだ。
○○「ウワーッ!ハアハア、なんでだよ、なんでこんなことが出来んだよ、あんたの教え子消して…何が楽しいんだよ…先生!」
ドレッド「黙れ。英雄ごっこは終わりだ!」
そう告げて○○に近づくドレッドを止めるためにマジェードが立ち上がった。
マジェード「○○くんは消させない!私達の最後の希望だから!」
『『アルケミスリンク!』』
『『サンユニコーン!ノヴァ!』』
マジェード「ハアッ!」
マジェードはアルケミスドライバーのアルケミスリンカーにハイアルケミストリングを1回かざし、アルケミスドライバーのセミアルトヴォークを操作して舞うように飛び上がり両足から連続蹴りを放つサンユニコーンノヴァを放ったがドレッドは動きを止めた。
ドレッド「甘いな。」
マジェード「え?」
そう告げてドレッドはドレッドライバーのレバーを1回倒して再びレバーを起こした。
『ドレッドブレイキング!』
ドレッド「ハアッ!」
マジェード「キャーッ!」
ドレッドの必殺技であるドレッドブレイキングを食らったマジェードは変身解除した。
玲「な、なんて力なの…」
○○「玲ちゃんまで…」
ヴァルバラド「おい、土田!まだ俺がいるぜ!」
ドレッド「ふん、雑魚が。」
ヴァルバラド「なめるな!」
『ヴァルバラドクラッシュ!』
ヴァルバラド「ハアッ!」
そしてヴァルバラドはヴァルバラドクラッシュを放つがドレッドは無傷だった。
ドレッド「言っただろ?雑魚の攻撃は効かないとな!」
そう告げたドレッドはレプリマッドウィールのケミーカードを取り出し読み込ませた。
『マッドウィール!ドレイン!』
『ブラッドレイン!』
ドレッド「ハアッ!」
そしてドレッドは巨大なタイヤを召喚してヴァルバラドに蹴り込むとヴァルバラドは変身解除した。
スパナ「な、なんだ…あの力は…」
○○「ス、スパナまで…」
ドレッド「さあ、次はお前だ!一ノ瀬!」
そう告げてドレッドが近づいて来た次の瞬間、どこからかホッパー1がやって来た。
ホッパー1「ホッパー!」
ドレッド「チッ、来たか。」
ホッパー1「ホッパー!ホパホパ!」
○○「ホッパー1。」
するとホッパー1は赤いケミーカードに姿を変え、○○の手元にはガッチャードライバーが握られていた。

○○「なんだ、これ?」
スパナ「赤いホッパー1のケミーカード?」
ドレッド「なんの真似だ、一ノ瀬!」
すると今度はスチームライナーが来た。
スチームライナー「スチーム!」
ドレッド「今度はこいつか!」
スチーム「スチーム。」
○○「スチームライナー。」
するとスチームライナーも赤いケミーカードに姿を変え、ガッチャーイグナイターが目の前に現れ○○はガッチャーイグナイターを掴んだ。

○○「スチームライナーもか。」
玲「なんで赤いカードに?」
○○「分からない。でもやる事はただ一つだ!」
そして○○は立ち上がるとドレッドを睨みつけた。
○○「よくもひかるを…」
『ガッチャードライバー!』
○○「よくも天を…」
『ホッパー1!』

○○「よくも夏鈴を…」
『スチームライナー!』

○○「よくも保乃を消してくれたな…土田!」
『ガッチャーイグナイター!』
『ターボオン!』
○○「変身!」
『ガッチャーンコ!ファイヤー!』
『スチームホッパー!アチーッ!』

そして○○は仮面ライダーガッチャードデイブレイクに変身した。
ドレッド「な、なんだその姿は?」
スパナ「赤いガッチャード。」
玲「○○くんが新しい姿に?」
ガッチャードデイブレイク「俺にも分からない。だが俺は仮面ライダーガッチャードだ!」
ドレッド「ほざけ!」
そしてドレッドがパンチを繰り出すがそれを回避したガッチャードデイブレイクはパンチ1発でドレッドを怯ませた。 
ドレッド「な、なんだと!もう一度だ!」
ガッチャードデイブレイク「さっきのはひかるの分。そしてこれは天の分だ!」 
そしてドレッドが再び放ったパンチを受け止めたガッチャードデイブレイクは強烈なパンチでドレッドを吹き飛ばした。
ドレッド「あ、有り得ない!ありえないんだよ!」
そう告げて再びパンチを繰り出したドレッドに対してガッチャードデイブレイクは強烈なキックを2発繰り出してドレッドを吹き飛ばした。
ドレッド「な、なぜだ。何がお前をそこまで駆り立てたんだ!」
ガッチャードデイブレイク「今のは夏鈴と保乃の分だ。あいつらの無念が…スパナや玲ちゃんの気持ちが俺を駆り立てたんだ!」
ドレッド「なるほどな、よく分かったよ、一ノ瀬。お前がどれだけ気に入らないかってな!」
『バレットバーン…』
そしてドレッドはブラッディーBBを召喚した。
ドレッド「喰らえ!」
そしてブラッディーBBから銃撃を放つがそれを交わしたガッチャードデイブレイクはガッチャージガンを取り出し、バレットバーンのケミーカードを読み込ませた。
『バレットバーン!ガッチャージバスター!』
ガッチャードデイブレイク「喰らえ!ハアッ!」
ドレッド「グハッ!だ、だったらこれだ!」
『アッパレブシドー…』
そしてドレッドはアッパレブシドーのレプリケミーカードを読み込ませるとブラッディーABを召喚した。
ドレッド「これでどうだ!」
『ガッチャートルネード!』
ガッチャードデイブレイク「ふざけるな、諦めろ!土田!」
そしてブラッディーABとガッチャートルネードによる鍔迫り合いからガッチャードデイブレイクは強烈な斬撃を繰り出してドレッドを吹き飛ばすとガッチャートルネードにアッパレブシドーのケミーカードをスキャンした。
『アッパレブシドー!ケミースラッシュ!』
ガッチャードデイブレイク「ハアッ!」
そして炎を纏った斬撃を受けたドレッドは吹き飛ばされた。
ガッチャードデイブレイク「こいつで終わりだ!」
『スチームホッパー!バーニングフィーバー!』
ガッチャードデイブレイク「ハアッ!」
一度巨大なマントに変化した上で火の粉を巻いて急接近した後で爆炎を纏ったライダーキックを受けたドレッドは壁に吹き飛んだ。
ガッチャードデイブレイク「これでどうだ、土田!」
ドレッド「ハア、ハア。分かったぞ、過去に戻り一ノ瀬…お前を消せばこの時代のお前も…そのガッチャードも生まれないからな。」
『タイムロード…』
ドレッド「さらばだ。一ノ瀬!」
そう告げてドレッドはタイムロードのレプリケミーカードをスキャンして時空の狭間に消えた。
ガッチャードデイブレイク「あ、待て…ん?思い出したぞ。」
スパナ「何を思い出したんだ、○○?」
ガッチャードデイブレイク「過去の俺にガッチャードライバーを与えた人物だよ。今まで誰だったのか全く分からなかった。」
玲「それって…もしかして…」
ガッチャードデイブレイク「ああ。この時代、つまり今の俺がひかる達を失った事からその未来を引き起こさないために過去の俺にガッチャードライバーを与えたんだ。」
スパナ「なるほどな…ってまさかお前!」
ガッチャードデイブレイク「ああ、俺は土田を追って過去に行く。あいつを止めなきゃ過去でもひかる達を消されちまうからな。」
玲「○○、この時代は私たちに任せて。早く行って!」
スパナ「どうせ止めても無駄だからな。早く行け!」
ガッチャードデイブレイク「ありがとうスパナ、玲ちゃん!行ってくる!」
そう告げてガッチャードデイブレイクはタイムロードのカードをスキャンした。
『タイムロード!』
スパナ「あっちの俺にもよろしくな。」
玲「あっちの私にもね!」
ガッチャードデイブレイク「ああ、分かった!」
そう告げてガッチャードデイブレイクは時空の狭間に消えた。
スパナ「行ったな。」
玲「うん。」
そしてガッチャードデイブレイクを見送った2人を謎の攻撃が襲い、2人を吹き飛ばした。
玲「キャー!」
スパナ「な、なんだ?」
テンフォートレス「フォートレッスッスッスッ…」
スパナ「テンフォートレスだと?」
玲「そんな…」
?「玲、大丈夫か!」
スパナ「大園風雅…何故ここに?」
玲「お父さん!」
風雅「○○君が過去に行ったのを見ていたからね。彼が帰ってくるまでは私も君たちと戦おう!」

こうして未来では玲とスパナ、大園風雅がテンフォートレスと対峙したのだった。

次回予告
テンフォートレスの襲撃を受けた仮面ライダーヴァルバラドこと黒鉄スパナと仮面ライダーマジェードこと大園玲の前に駆けつけた玲の父、大園風雅。テンフォートレスを止めるために風雅の力がついに復活する!次回仮面ライダーガッチャード~未来からの約束~第3話「テンフォートレスを止めるためにウインド、復活!」

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