まさかの反響もあって

前回の食玩に関する記事では、自分の書いた記事の中では初速が予想外に…と言う位の反応でした。小説メインのはずが、ふたを開けてみれば春のパン祭りの記事を書いたりしていましたが……。

食玩に関して言えば、実はグリコのおまけ以前にもあったわけですが……この辺りはウィキペディアなどが詳しいので、そちらへ譲ります。

自分が語りたいのは、いつの時代から食玩はオリジナル作品と版権系が逆転現象を起こしたのか、という個所に。決め手となったのは、食玩を普段扱わない、それこそ駄菓子とか袋スナック菓子、せんべいなどのようなタイプしか置かないスーパーなどでも置くようになった『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』といった辺りでしょうか。『神羅万象チョコ』が現役だったころは、まだまだオリジナルものもいくつかあって、ここまで比率が逆転していることはありませんでした。

更に言えば、一時期にブームとなったチョコエッグ。これに関してはリリース当時(1999年)はオリジナルが多く、それから色々とあってからは版権作品のチョコエッグが増えており、ほぼオリジナル系はないのでは……という具合になっております。フィギュアのクオリティは様々かもしれませんが、限られたサイズに落とし込むのも一苦労するので、そこは……という気配もします。

バンダイのリリースしているミニプラ、これは元々は別のプラモデル企画からの派生という経緯もあったりします。それもあって、スーパー戦隊だったり他のロボット作品、ケータイ捜査官7と言った辺りがリリースされました。ガンダムに関してはガンプラがあるので、ミニプラでは滅多に出ることはありません。過去には『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』(種運命)もミニプラになったという話もありますが、直球でミニプラリリースだったのは『ガンダムビルドダイバーズ』に登場したスーパーショックガンダムで、自分も集めていました。一応、全て集めて完成はさせましたが、場合によっては1店舗でコンプリートが難しいので、そこが難点だったかもしれません。

仮面ライダーのアクションフィギュアとも言える『装動』、スーパー戦隊版の『勇動』、この辺りは今もシリーズが続いているのでご存じの方もいるでしょう。アクションフィギュアという部分では『ウルトラマン』も一部でフィギュアが出たり、固定フィギュアという意味では『プリキュア』でもリリースされたりもしました。

ここまで、別の意味でもクレーンゲームのプライズやガシャポンのフィギュアレベルと言えるクオリティのグッズが玩具売り場のないような店舗、それもスーパーやコンビニで手に出来るのは非常に大きかったのです。
(コンビニに関しては一番くじなどもあるので、食玩の優位は……減っている可能性も否定しませんが)

ここまで色々とコンテンツが出てくると、店舗としても置き場所が……という事になります。もう、お分かりですね。

食玩オリジナルの場合、店舗でその作品を知り、手にすることはあってもメディアミックスした物でなければ、店舗だけで完結する事も少なくはありません。ビックリマンは後にテレビアニメ化やゲーム化し、そちらもヒットをしたわけですが……これはあくまでも特殊事例と言えるでしょう。

だからこその、食玩×web小説のコンテストでも行えば、もしかしたら……というのがあの時の記事が誕生した経緯というか、理由かもしれません。

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