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「多くの人がやっている仕事」=「誰でも出来る仕事」 ではありません。 需要が多いから多数がやっているのです。

 困難でも各自が苦労してこなしている。 ケア労働の大半がこれ。
 典型的には育児です。

 逆に 「俺しかできない仕事」 は需要がないから他の人が手を出さないだけ。 重要業務ならば交代要員を作ります。

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 例えば、弁護士の数が少ないのは、エリートしか出来ないからではありません。多すぎると困るから、政府が数を制限しているのです。供給過剰だと値崩れして市場が崩壊しますからね(注1)。

注1:弁護士業務の需要が大きければ、日本には1千万人の弁護士がいたでしょうw

 と言うか、もっと現実的なことを言うと、弁護士の数を決定しているのは、他でもない法曹関係者だからです。資格で儲けるには有資格者の数は少ない方が良いに決まっています^^
 司法試験を通じて供給をコントロールしているのは法務省です。法曹界とはズブズブです。

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 司法試験は難しいでしょう。しかし、あれは大学を卒業していない人でも受かる。「二十歳そこそこで合格するには難しい」というだけです^^;
 確かに司法試験合格後も、「厳しい」司法研修があるそうです。しかし、実態として、そこで不合格になる研修生はほとんどいません^^ 
 また司法試験は実務能力を評価しません。だから弁護士としての能力など、ほとんど見ていないのです。あの試験に受かるのは、「司法試験が得意な人」です。
 これは「東大に合格するのは東大の入試が得意な人」だというのに似ています。入試問題社会人が現実社会で出会う問題は、似ても似つきませんw 


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