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合議制は著しい判断力の低下をもたらす。意思疎通の限界点は低い

 意外かも知れませんが判断は、ほとんどが無意識下で行われます。「判断の理由」は後付けです。だから、人は他者に(真の)判断理由を説明できない。自分でも分からないからです。
 しかるに合議制では「もっともらしい(間違った)理由の説明」が使われることが多い。だから説明者以外は情況を誤解する。よってトンチンカンな判断が成されるのです。

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 一人で判断できることは一人でやるのが良い。だから軍の司令官は単独で決断する。艦長は一人。機長も一人だ。
 問題は、その一人が信頼に足るかどうかですけどね。そこは賭です。
 
 この辺りの事情は2000年前の共和制ローマも知っていた。平時は合議制だが、戦時は独裁官を置いた。

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 しかし現代では、信用できる独裁者を見つけ出して、トップに据えるのは難しい。独裁者の暴走は、マヌケな合議体よりも危険だからです。
 だから、多くの企業や政府では、合議体になる。それゆえに(仮に)優秀なメンバーをそろえても、組織としては無能なのです。

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 この話の要点は、大きい組織ほど判断力は落ちる点です。優秀な零細企業の方がはるかに判断力は高いです。
 だからシリコンバレーのベンチャーは、最初は優秀でも、10年後に巨大化し経営悪化で潰れるのが基本です^^;
 例外はジェフ・ベゾスやビル・ゲイツのような、強力で有能なワンマンCEOがいる(いた)場合だけでしょう。

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 日本の例で言えば自民党がこれで、判断力は中学、高校生並みです。はっきり言って烏合の衆になってます。

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