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貧しい人は医療を受けられない。診察料が公平ならばいいという物じゃ無い

 上の記事は意味深だと改めて気付いたので、内容は重なりますが追記です。

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 医療は万人が公平に受けられるべきでしょう。だから資本主義社会でも、診察費は需要供給のバランスと無関係に決められている。これは特筆すべき事です。

 しかし、実体はどうかというと、貧乏人はやはり治療を受けられません

 なぜか?

 時間の余裕が無いからです。たしかに治療費は十分に安く、誰もが同じ料金だ。しかし、安いが故に大勢が病院に来る。だから望めば医者にかかれる状態と言うにはほど遠い。となると待てない人は諦める。

 長時間待てる人だけが残る。それは誰か?

 働かなくても良い(or休みを取れる)人だ。端的に言うと金持ちと老人。

 育児中のシングルマザーには、病院で何時間も待つのは無理なのです。仕事も育児もしなければならない。睡眠時間を削ってダブルワークをしている人は多いのです。
 そしてシングルマザーが倒れれば、子供はケアを受けられなくなり、共倒れです。こうやって欠食児童が生まれている。すでに7人に1人です。

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 診察費が安ければOKというのは、実態を知らない人の上っ面の解決です。現実を知るべきです。



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