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年金は国が生活費をくれるわけじゃない。あれは貯蓄です。

 自分の金が返ってくるだけです。ただし、普通の貯金と違うのは、もしも平均寿命よりも長生きしたら、その分はオマケでプラスαをもらえるという点です。なぜそれが可能かというと、平均よりも短命な人がいて、その人が払った分が余るからです。

 年金とは、貯金と保険を組み合わせた物です。「長生きするリスク」に備えるという意味で保険です。その代わりに早死にしたら損をする。こちらは経済的リスクです。
 平たく言うと、平均寿命で死ぬならば特に価値はない。ただの積立預金です。

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 しかるに平均寿命が伸びても、支払いが変わらないならば死ぬまでにもらえる総額は同じです。要するに払った分しかもらえない。皆が20年長く生きるようになったら、国民が年金機構に払う金額が増えるか、月々の受給額が減るかのどちらかになります。

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 前の記事の繰り返しになりますが、話は簡単で自分が使う金は自分が稼ぐしかないのです。
 寿命が延びるから、年金で何とかしてくれと政府に言っても無駄です。政府が使う金の出所は国民しかありません。



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