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なぜストレスで胃腸が?:脳は腸の一部だからです^^;

 私もこれを知ったときは驚きました^^;
 でもホントです。進化的にはむしろ至極当然なのです。

動物の基本構造は「パイプ」です。一方から食物を取り入れて、一方から出す。そして食物を入手しやすいように手足が生え、各種センサが入り口の周りに出来ました。つまり目、耳、鼻です。

 つまり動物とは「腸」の事なのです^^
 腸ほど大事なものはない。そして、腸に入ってきた物の価値あるいは害、そして腸の状態、内容物の状態を判定するのは、生死を左右する重大事だ。だから神経網が発達した。これが迷走神経です。

 その後、そこから得た膨大な情報を処理するために、神経節という処理器官が出来ました。容易に想像できるでしょうが、これが脳の原型です。

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 一方で、地球上の全生命の進化と共に、動物は食物を入手するための競争が激化して来ました。食物を探すためのセンサの重要性が増したのです。その情報処理も膨大になった。そしてセンサは口の周りにある。
 でも、動物が大型化するにつれて問題が生じた。腸と口は(神経節と口は)距離が離れている。動物が大型化するにつれて、これは大問題になった。

 神経はとても小さい動物(線虫など。体調1mmぐらい)に合わせて進化したからです。しかし恐竜は体長が数十mにもなった。一方、神経の情報伝達速度は進化しなかった。実は秒速10mぐらいしかない。遅すぎるのです。これではネコがバッタを見つけても、アクションを取る前に獲物は逃げてしまう。

 そこで神経節は口(およびセンサ類)の近く、つまり頭部に移動しました。脳の出来上がりです!

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生物進化っておもしろいです^^

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