【要注意】宗教勧誘・マルチ商法

こんにちは。
今まで受けた宗教勧誘・マルチ商法の勧誘は4-5件
標的にされやすい、さくらです。

今話題の旧統一教会からも勧誘を受けたことがあります。
よく大学構内に『宗教勧誘に注意してください』と貼り紙してありますが、
本当に、大学構内で宗教勧誘あるので注意してくださいね。

あと、友だちからのマルチ商法の勧誘に注意とか
よくパンフレットで配られますが、
本当に、割と友だちはマルチ商法にハマっているので注意してください。

最近、またネット上でマルチの巣窟を見つけてしまったので、
今後、他の場所でも危険があるなと思い、
私が今まで受けた勧誘の手法を全て紹介したいと思います。

本当に、気を付けてください。

宗教勧誘

宗教勧誘は、旧統一教会からだけですが、事例を紹介します。

大学時代、悩みを抱えていた私は、
学生心理相談室を紹介する看板の前に立っていました。
（大学構内の学生心理相談室は基本無料で利用できるので、
　行って損はないのでおすすめです。）

すると優しそうな女子大生が横から
『サークルの紹介をしてるんだけどよかったら聞いていかない？』
と声をかけてきました。

そこは、大学の門を入った、購買の前、
サークルの勧誘か、と思って一応聞いてみることにした私は、
大学の空き教室を見つけて、そこで話を聞くことになりました。

どうやらその人はGMARCH別大学の3年生、
（※学習院、明治、青山、立教、中央、法政大学の総称）
私もGMARCHに通っていて、
インカレサークルなどでは、交流があるところもあったり、
GMARCH内で、別大学の授業を受けられる科目もあったので、
本来は、特別な用もなく別大学でにいるのはNGなんですが、
そんなこともあるか、と思っていました。

その人は、ノートパソコンを開き、
パワポだったかキーノートだったか
プレゼンテーションのソフトで画面を見せながら

こんな風に集まって遊びに行ったりするんだ
こういう楽しいことがあるよ、というようなことを説明してくれました。
（内容を詳しく覚えていなくて、曖昧ですみません。）

プレゼンテーションの内容自体は、
本当に、なんの問題もありませんでした。

商品を売るとか、勧誘するとか、そういったことも一切ありません。
ただ、集まって楽しいことをする、交流する、というだけの説明。

ただ、ひとつ引っかかるところがありました。

学生にしては、プレゼンテーションがうますぎる。

サークルの勧誘で、
懇切丁寧で抜かりない、レベルの高いプレゼンテーションを
わざわざひとりを狙ってすることがあるだろうか。

ということで怪しさを感じ、
考えておきます、と返事をして、
連絡先だけ交換して、家にかえりました。
（皆さんは、ここで断って、連絡先も交換しないでください。）

その日プレゼンテーションでいくつか出てきたキーワードを検索してみると
『旧統一教会』のホームページが出てきました。

今でこそ有名ですが、その時代は教会の名前など全く知らず、
でも、少なくともこれは
サークルの勧誘ではなく『宗教勧誘』であるということに間違いはない、
ということはわかりました。

『宗教勧誘に注意してください』の、
あの『宗教勧誘』に合ったんだと思ったらもの凄くショックでした。

その後、その人から連絡先はありましたが、
やっぱり興味がないので良いです、と断りました。

その後も、何度か連絡がありましたが、そのままかわしました。
その人も何か悩みを抱えているようで、
そうやって勧誘されたのだろうなと思いましたが、
宗教の脱却はそう簡単にできるものではないですし、
わたしは専門的な知識もないので、そのままその人とは疎遠になりました。

マルチ商法

マルチ商法の勧誘はいくつか受けたことがあるので、
すべて事例を紹介します。

①友だちから / 化粧品のマルチ商法

バイト先が同じ年の近い女の先輩がいました。
タメ口OKで話しやすくて、バイト先ではみんなLINEを交換していて、
その人ともよく遊びにいっていました。

バイトをはじめて半年以上たったあるとき、
『友だちがエステの練習をしてるから良かったら一緒にいかない？』と
誘われました。
どうやら練習なので無料でOKだと。

髪が剛毛・多毛・くせ毛な私は、
よく街中で見習い中の美容師さんに
『無料で/安く髪を切らせてほしい』と声を掛けられるので
（美容室の帰り際に声を掛けられることもあって切ない……）
そんなものか、と思ってとりあえず行ってみることにしました。

待ち合わせ場所に到着すると
もの凄い荷物をもったその人が後からやってきました。
（旅行行くの？と言わんばかりの、薄地のボストンバッグに大量の荷物。）

どうやらその後予定があるらしく、
大荷物だということで、とりあえず私たちは目的の場所に向かいました。

場所は都内ビルのワンフロア。
とても綺麗に整備されていて、
化粧品が並んでいたり、
カウンターがあったりしますが、
エステと聞いてきたのに、ベッドがあるような部屋は見当たりません。

化粧ができる鏡と椅子はたくさん並んでいて、
座った状態でスキンケアや美顔器、
メイクをされている女性がたくさんいて、
私もその中の一つの席に案内されました。

そこにいたのは、私服の女性。
私の先輩の友達で、その人が無料でしてくれるとのことでした。

スキンケアから美顔器、メイクアップをしてくれる最中、
その人はその化粧品会社のセミナーや研修を受けているとのことで
〇期生なんだ、といろいろ話をしてくれていると、
隣も同じように『わたしも〇期生なんです！』と盛り上がっていました。

どうやら、私の先輩も今その研修を受けている、とのことでした。

うーん、この状況どうなっているんだと思いつつ、
とりあえずひと通り終わった後に、
あるタッチ画面の前に案内されました。

スキンケアやメイク中に紹介された化粧品の商品選択画面でした。
そこからは、
先ほどメイクをしてくれた女の人と私の先輩が
画面の横から覗き込むような感じで、
これはどう？あれはどう？と商品を説明してくれます。

私は、お金もないし、
どれもいらない気持ちだったのですが
自分の肌に悩みを抱えていることと
先輩にすすめられていることと
いろいろ重なって優柔不断で時間をとった末、
とりあえずひとつだけ安いのを買って、
また変な勧誘だったら、もう連絡がきても断ればよいと思い、
ひとつだけ購入して、その日解散になりました。

最後分かれるときは、
メイクをしてくれた女の人と先輩が
2人で大荷物を抱えて研修にいくと改札口まで走っていきました。

家に帰って、ブランド名で調べてみると、
やはりマルチレベルマーケティング（MLM）
マルチ商法でした。

商品自体は可もなく不可もなく。
とりあえず使い切りましたが、その後購入したいとは思いませんでした。

先輩からは、その後また何度か連絡があって、
購入は断り、とりあえず友だちとして関係は切れていませんが、
その後どうなったかは分かりません。

②マッチングアプリ / 総合系マルチ商法の通販

学生時代、彼氏ほしいなぁ、と思っていた私は、
流行りのマッチングアプリを使い倒してみることにしました。

実際にあった人には、普通の人もいましたが、
1件、大規模なマルチに巻き込まれたのでご紹介します。

ある人とマッチングし、ご飯を食べようということになり
駅での待ち合わせに向かっていると
メッセージで、『友だちも一緒にくることになった』と連絡がありました。

当日の直前に？！と思いましたが、
直前に無理と突き返すわけにもいかず、
どうせご飯だけだしと思いOKして、合流すると、
会う予定だった人＋2人の男女がそこにはいました。

どうやらその2人は付き合っているらしく、
パリピっぽい人だったので、合わないなーと思いつつ
構図的には、ダブルカップルなのか
友だち2人に品定めされてるのか、という感じで、

ただ、とりあえずご飯を食べて、
連絡先だけ交換して、その日は別れました。

その後、グループLINEで遊ぼうときて、
あるパーティーに行くことになりました。

パリピはこんな生活をしているのか、と思いつつ、
まぁとりあえず行ってみるかと、OKすると、
小さなBARを貸し切った状態で
パスタを作ったり、宅配したピザを食べたり、
BARの中には数十人いる状態で、
本当に、そのまま若者のパーティーという感じでした。

ここまで、とくに商品の紹介や勧誘はありませんでしたが、
ここから少しずつ、チラついてきます。

そこでは、
『健康のためには2リットルやっぱり水を飲まなきゃだめだよね』
『プロテインでタンパク質とった方がいいよね』
という至極真っ当な健康法や
スキンケアの話で女性が盛り上がっています。

『今日もお粉ふっただけでファンデ塗ってない』というのを
『すごーい』『私もー！』と褒め合いの連続。

女子では、全くこういうことは無いわけではないですが、
同じ内容について『すごーい』の言い合いが3回以上続くと
流石にちょっと、おかしいというか、

その日は、とくにブランド名や商品名も出てこない状態で
ただ褒め合いの嵐の中に巻き込まれ、
なんだかな、と思いつつ、今度一緒に話を聴きに行こうと誘われて
スキンケアや健康法の話を聞かされるのかな、と思いつつ、
予定があったら、と曖昧な返事をしてその日は終わりました。

その後、女の人から『〇日にこないだの話一緒に聴きに行こー！』と言われ
まぁ、予定空いてるし、いくか、と思い行ってみると、

そこは有名な商業施設も並び立つ先にある
高層階のマンションの多目的室。
ホワイトボードに
机と椅子がセミナー会場のように並び、
はじまったのは、みんなすごいと言っていた○○さんによる
『男の落とし方』的なセミナー。

ははぁー、と思いつつ、その人の話をひと通り聞いて、
帰り際なぜかその人を紹介され、挨拶をして、

ここの記憶が曖昧で申し訳ないのですが、
女の人に感想を聞かれたときに
何かイラッとさせることを言ってしまったのか、
舌打ちをされたんですね。

この人の優しさは何だか違和感があるなとずっと思っていましたが、
ちょっと、裏の顔が出たのかな、という感じでした。

私とマッチングした男の人は、
それに対して『おい』と諌めるような感じでした。

その日もブランド名や商品の紹介もなく、そのまま別れました。

そしてとうとう、その日はやってきます。

女の人が、ご飯を作るから遊びにおいでよ、と誘ってくれました。
年上の人だし、ちょっと断りずらいところがあったので行ってみると、
そこまで広くはないものの、
同棲にはちょうど良いくらいの部屋で
インテリアもセンスが良く、音楽も流れていて、
お家につくと、ちょうどカレーライスだか、ハヤシライスだかを
作ってくれている最中でした。

無水鍋を使っているんだ、と紹介されて、
作っている様子を見ていると、
その日も、同棲している2人に加えて
マッチングしたその人も一緒にいて、
『俺もこれを使っているんだ』と紹介してくれます。

その人自身は悪い人ではない様子だったのですが、
『同じ商品を使っている』というところでいよいよ怪しくなってきます。

作ってもらった料理は普通に美味しくいただいて、
話をしていると、カタログが出てきて、
これがさっき言った無水鍋だよ、と紹介してくれます。

化粧品とか、プロテインとか、総合通販系のカタログのようですが、
見たことがあるものではありません。

ひたすらページをめくって、いろいろ3人が説明してきます。

そして、女の人がこういうのを買うとポイントが貯まって、
現金に変えられる、紹介するともっとポイントが貯まる。
（このあたりの説明の記憶が曖昧ですみません）
紹介した人が紹介すると、自分のところにもポイントが入る
ということを図解つきで説明をし始めます。

みんなこうやってお金が入るようになって、
働かなくても良くなる、お小遣いが入る、と。
パーティーで出会った人も、セミナーをしてくれていたあの人も、
みんなみんな入会しているのだと。

ああ、これは、ともう気づきはじめます。

『わかる？』と聞かれますが、
いや、分かるが、分かりたくないわ、という気持ちで、
ただ、ここから少しずつ、高圧的になっていきます。

ここで契約書が出てきます。
女の人は、もう契約させる気満々です。

私とマッチングした人は、その強引さに
無理に入らなくても大丈夫、と間に入りますが、
女の人は、嫌だったら後で解約できるから、と譲りません。

とりあえず、この場を終わらせたい、と
契約書にサインをして、すぐ解約しようという気持ちで家に帰り
ブランド名で調べると、やはりネットワークビジネス
マルチ商法で間違いなく、
すぐに契約書に記載のある解約のコールセンターに連絡し、
解約して、解約書も送付し、
連絡先もすべてブロックし、事なきを得ました。
（解約はあっさりできるので、怖がらずにさっさと解約しましょう。）

宗教勧誘に加えてマルチ商法の勧誘までくる自分に
もの凄くショックでした。

③友だちから / 総合系マルチ商法の通販

都内のすごくカジュアルなバーで知り合った2人の女性と仲良くなり
よく3人でご飯に行ったりしていました。

とても気が合って楽しかったのですが、
あるとき、3人のうち2人でおしゃれなカフェに行こうということになり、
いつものように雑談をしていると、
このグロスみて！最近、買ったの！とメイクの話になりました。

へーかわいいね、とまぁ普通に相槌打ちながら話していると
なんだか、いつもと違う空気が流れはじめます。

○○にもビルがあって買えるんだけど、
通販でも変えて、買うとポイントが貯まる、と。

ここまでは、まだ普通のビジネスです。

あなたも入会しない？
紹介すればするほどポイントがもらえて、お小遣いになるよ。

ここからが、ネットワークビジネスです。

話を聞くと、どうやら飲食店でフリーターをしている彼女は
収入も少なく、先行きが不安で、
お小遣いが入るというそのネットワークビジネスに
足を踏み入れたようでした。

また、その日は会わなかった友だちも
派遣で収入が少なく先行きが不安で
彼女の紹介によって、入会したとのことでした。

彼女がスマホでその化粧品のホームページを見せてくれます。

ちゃんと有名で広告も打っているし安心！という話を
繰り返して説明してくれますが、

リンクを送ってもらい、元をたどると、
②で紹介した、同じ商材でした。

このように、収入が少ない女性、
派遣やフリーターという非正規労働で先行きが不安な女性、
知識が少なかったり、友だちが少ない学生など
弱者を狙ったビジネスが、いろんなところに転がっているんですね。

私は、興味ないから、と何度も断り、
その2人とも、疎遠になりました。

④マッチングアプリ / 未遂

実際に、勧誘は受けませんでしたが、
これは明らかにネットワークビジネスの入り口だったな
というのもありました。

マッチングアプリである人とご飯に行くと、
その人は、イベントの設営を仕事にしていたらしく
本当に、激務で、大変だったという話をしてくれたのですが、
『あるときすごい人に出会ったんだ』そうです。

ああ、またか、ともう話の内容は覚えていませんが、
マッチングアプリで出会ったのに、
自分の話するでも、趣味の話をするでも、
私の話を聞くでもなく、
その誰だか知らない人の話を永遠に聞かされ、
イライラしていると、
どうやら引っかからないと気が付いたのか、
きっちり別会計して解散しました。

普通のビジネスとマルチ商法の見極め

■ ネットで検索する

おかしいと思ったらすぐに商品名やブランド名、会社名を検索しましょう。
宗教勧誘の場合は、会合やセミナー・サークルの名前など
なにかキーワードで検索してみるといいです。
すぐに情報が出てきます。

■ 紹介した人が紹介すると儲かる

普通のビジネスでも、
『お友だち紹介キャンペーン　ポイントプレゼント！』というのは
よくありますよね。

そうでなくて、
その先があるのが、ネットワークビジネスです。

AさんがBさんに紹介し、BさんがCさんに紹介する。
これだけならいいですが、

BさんがCさんに紹介したときに、
Aさんにもポイントやお金が入る、という場合が危険です。

Aさんが、不労所得を得るために、
BさんやCさん、DさんEさんと、
さらに勧誘をするように促す構図なんですね。

だから、同調圧力があってやめられない。

マルチ商法の勧誘は、勧誘方法によって
法に触れるケースと触れないケースがあるので、
すべてが犯罪というわけではなく、
販売方法を誤ると犯罪という感じで、もの凄くグレーなのですが、

一度入ると、友だちも人生も失う可能性が高いので、
合法だろうが違法だろうが、やめておきましょう。

■ 投稿では商品を紹介しないのに、DMで商品を紹介してくる

いいものなら、投稿で拡散すればいいんですが、
自分ではブランド名や商品について投稿しないケースが多いです。

裏でひそひそ勧誘をしている感じがあったら
疑った方が良いでしょう。

■ 最初は商品名やブランド名を出さない

①、②で分かるように
『エステ』と偽ったり、『遊ぼう』とネットワークに誘い出すだけで、
最初は商品名やブランド名を出さない、
URLや場所も提示してこないパターンが多いです。

基本は駅で待ち合わせ、集合場所まで案内されます。

③の場合は、勧誘歴が浅いので、
そこまで手が込むことなくすぐに情報が出てきましたが、
勧誘に慣れているほど、情報は後になって出てきます。

そのころには、すごく仲良くなってしまって、
どうしよう、断れない、となるケースを狙っているんですね。
要注意です。

『ネットワークビジネスは友だちを失う』が鉄則

『ネットワークビジネスは友だちを失う』が鉄則です。

勧誘された、友だちだし、断りずらい、どうしよう、
そう悩んでしまうかもしれませんが、

相手はネットワークビジネスをしている時点で、
もうすでに友だちに縁を切られたり、疎遠になったりしています。

そういう世界です。

もしあなたが踏み込めば、あなたが友だちを失うことになるので、
本当に、注意してください。