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このBLがやばい候補について考える2021作品を10冊チョイスしてみた

このBLがやばいとは文字通り「やばい…」と呟きたくなるような商業BL作品のことである。選出されると帯にデカデカと書かれたり記事に取り上げられたりとにかく目立って推しの作品が更に売れるようになるのでテンションが上がるよ!という祭典である(※さくらら解釈)

世の中良いBLがありすぎる!!!ちなみに画像は良かったBLコミックス10選です!

という訳で、ここ最近読んだ「このBLがやばいぞ」と思った作品についてざっくり羅列していこうと思います。

①早寝電灯先生の『罫線上のカンタータ』

手紙にまつわるオムニバス。第一話の時点で心が震えるほど良かったので、完成度の高さと丁寧な心理描写にうっとりします。作品内に出てくる作品が共通のファクターになっているのも素敵。

②おげれつたなか先生の『ハッピーオブジエンド』

ダークでシリアス。普遍的な表の世界ではなく、地べたを這うように生きている人たちのお話だと思う。でもこの二人だからこその選択でここまで来ているし、歪な恋や愛がいい塩梅に描かれていて引き込まれます。

③夜光花先生の『恋する狐』

BL界のプリキュア。有生と慶ちゃんを産んでくれたご両親に感謝したい…何言ってるの正気??って言われるかも知れないけど商業BLに推しCPがあるとするならこの二人。というくらい面白いです…ラブラブ。くっついた後の小説なのにどうしてこんなにいじらしいの…!QOLが上がる良い小説です。

④安西リカ先生の『恋をしていたころ』

記憶喪失ものであり、復縁ものであり。一葉は気持ちを残しつつ仁科と別れたわけですが…ゆるやかな日々の中で積み重ねた日常、これぞ安西リカ先生節、と唸ってしまいました。優しく安心するお話です。

⑤麻生ミツ晃先生の『世界で一番遠い恋』

優しく丁寧な恋の話。受けの五十鈴は難聴のせいで他人に頼れずにいますが、才能ゆえ孤立している十嘉と出逢います。二人のやり取りが繊細で美しく、ゆったりと進む物語が至高。

⑥バーバラ片桐先生の『オメガの乳雫』

性癖に刺さった大賞とかあったら選出されると思う、絶対。自信あります!!!!THEえっち。お乳を出すオメガ…もうこの字面だけで良い。良いエロ。バーバラ先生の乳責め大好きなんですが堪能できました。巣作りもあるし最高。

⑦イイモ先生の『悪癖』

このお話の為に麗人を買っていると言っても過言ではない作品。二人の抱える精神的な闇が奥深く、SMショーのシーンでは過激な対モブの描写もありますが小島の抱えるもののデカさにページを捲る手が止まらない…!!

⑧木原音瀬先生の『パラスティック・ソウル love escape』

木原先生といえばヒリヒリと痛むようなリアルな登場人物の葛藤が思い浮かびますが、これはひたすら甘く、ハッピーです。ケモ耳×SF、純粋に文章力が高く読んでいて楽しかった作品でした!ちょっとヒリヒリしたい方は黄色いダイヤモンドもいいぞ…。

⑨ダヨオ先生の『悪人の躾け方』

年下攻めのパイオニア、ダヨオ先生らしいお話の運び方で「ロンリープレイグラウンド」では受けを追い詰める攻めだった雨津木さんが、年下の男に泣かされる…という美味しいお話です。ロマンチックだし胸キュン…!!

⑩イーライ・イーストン先生『星に願いをかけるには』

モフモフ。犬から人に変身できるクイック達が未知のウィルスに侵されてしまうお話で、現実社会と偶然にもリンクしていて印象深かった作品。正反対の二人が距離を縮めていく様子と、犬らしい描写にときめく。

と、こんな感じで……。

もっと書きたい作品があるのですが、10と自分で決めてしまったのでこの辺で区切ろうと思います。この中から選んでアンケートに書かなければいけないなんて、鬼畜…!!とも思うのですが、頑張って選びたいと思います!

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