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今日も今日とてサバが美味しい


母はサバがあまり好きじゃないらしく、美味しくないから食べん方がいいよ。と言われてきた、なので私はサバを食べたことがなかった。

私が初めてサバに出会ったのは19歳の頃。
当時学生だった私はテスト前だったのでクラスメイトと学校で居残り勉強をしていた。
ある程度勉強も進んで集中が切れ出した頃、友達が「コンビニ行くけどなんかいる?」と聞いてくれたので、私はお腹が空いていたのでおにぎりを頼んだ。

帰ってきた友達は私にあろうことか〆サバと書かれた寿司おにぎりを渡してきた。


え、なにこれ


おにぎりを頼んで〆サバ買って来られたことは初めてで、びっくりして「…なんで〆サバなん?」と聞いたら満面の笑みで「私の1番好きなおにぎりやから!」と言われた。

〆サバとか結構好き嫌い別れるやつやん、なんで自分好みのチョイスやねん、普通選ばんやろ!とかなんとか思ったけど、せっかく選んでくれたし、友達の1番好きなおにぎりらしいし悩んだ結果、意を決して食べることにした。



美味しい…!



生まれて初めて食べたサバは美味しかった。
美味しいね!って言ったらクラスメイトはやろー!って喜んでくれた。

それからサバにハマり、〆サバ、塩焼き、味噌煮と色々食べてみて私はサバが好きになった。

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この話以外でも見た目が嫌とかで食わず嫌いってよくあることだと思うし、勧められて食べたら案外美味しい!ってなることもたまにある。


それと似ていて、この人苦手やなあって思っていた人と話してみたら気があったり、なにかのきっかけで出会った人ととても仲良くなれたり。

こんなこと自分にはできないと思っていたのに
背中を押してもらって挑戦してみていたり。


人間、タイミングと行動でだいぶ世界が変わるよなあってさっきサバの味噌煮を食べてたらこの事を思い出してnoteにしてみました。


あの時友達にお使いを頼まなかったら、母の言いつけを守り〆サバを食べなかったら、今日サバの味噌煮を食べていないだろうし、まだサバを食べたことないままかもしれない。


別にサバを食べたことなくても死ぬわけじゃないので困ることはないけど、こんな美味しい食べ物知らなかったら損なので、あの日のおかげでちょっと人生得した気分です。

こういった些細なことから得してることもあると思うので、よかったら皆さんも些細なことを思い出して是非人生得した気分になってみてください。


「今日も今日とてサバが美味しい」

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