「ネアンデルタール人は私たちと交配した」らしい
この一文を書くために何十年も丁寧に時間と実験を重ねてきた。埃にすら含まれる現代人のDNAを混入させないために数々のアイデアを出してきた。この本を読んでいるだけで魔法のように見える解明方法を知ることができる。数万年の旅をしていると、当たり前に思われることを証明することがいかに遠く長く、そしてそんな時代のネアンデルタール人のDNAが未だ生きていることに「死」とは何なんだろうと考えさせられる。
ひとりの人間の真摯な仕事は おもいもかけない遠いところで 小さな小さな渦巻きをつくる 「小さな渦巻き」茨城のりこ