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作者紹介 赤羽末吉さん

作者紹介 赤羽末吉さん

 1916年、東京生まれ。1932年、22歳で旧満州に渡り、約15年間画家として活躍。
旧満州国政府の委嘱でチンギス・ハーン廟の壁画制作の調査をした。
 モンゴルを取材旅行した際、大草原の魅力にひかれ作品にしたいと思う。

 戦後、日本に帰国。

 日本の伝統的な墨絵、大和絵、大津絵の画法を取り入れ独特な昔話絵本を作り出した。

 1961年「かさじぞう」でデビュー。
1980年、日本人で初めて国際アンデルセン賞画家賞受賞。

 1990年他界。

赤羽末吉 画
 (福音館書店)
「かさじぞう」
「ももたろう」
「スーホの白い馬」
「くわずにょうぼう」
「つるにょうぼう」
「いしになったかりゅうど」
「したきりすずめ」
「へそもち」
「だいくとおにろく」
「まのいいりょうし」
「こぶじいさま」
「おおきなおおきなおいも」
日本の昔話全5巻セット

 (岩波書店)
「王さまと九人のきょうだい」

 (ポプラ社)
「ヌーチェの水おけ」
 
(偕成社)
「ゆきむすめ」

作良子のつぶやき
1961年、「こどものとも」から出版した「スーホのしろいうま」がありました。
 
その後、判型、場面数、本文の横書きなどを海外の絵本から取り入れ
今の「スーホの白い馬」になったそうです。
 
横長の大判型になったおかげで、モンゴルの大草原の広大さを表現することが実現したそうです。

 「かさじぞう」は、”和”を感じます。日本の昔話なので当然ですが、
赤羽末吉さんの絵が、とても”和”だと思うんです。

 赤羽末吉さんが描く登場人物は、重量感があるなと思います。
生命の重みとも言えるかなあ。

©作良子

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