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The Jesus and Mary Chain : 80年代と90年代を繋いだバンド

「キリストとメアリーの鎖」という名前です、
デビューは1984年です、
日本で実際に聴いたのはほぼ同時期で、
ポッパーズMTVという深夜の音楽番組で
ピーター・バラカンさんが紹介してくれました。

英国で最も注目されているバンド、ということで
Just like honey、Never Understand のビデオが流れました。

ピストルズ以来の革命、ライブで暴動が起きた、
等々、そんなニュースが入ってきました。
騒ぎが起きるのがいいバンド、みたいなパンク以来の
状態がまだ続いていたと思います。

抒情的なメロディとギターのフィードバックノイズ、
明らかにベルベット・アンダーグラウンドの影響を受けまくりです。
ライブの暴動も単にギターのノイズのせいだったらしいですね。
マンチェスターのハシエンダでも暴動になったと
ニュー・オーダーのフッキーの本に書いてありました。

自分にとってはこのバンドが90年代ロックへの入り口になっています。
このバンドはまあ理解できる、しかし、
その先は分からなくなってきました。(25歳の壁です)
シューゲーザー、アシッドハウスへ大きな影響を与えたバンドです。

ボーカルのジム・リードは1961年12月29日生まれ、
冥王星は既に乙女座に、天王星も丁度乙女座に入った所です。
その前の天王星獅子座世代と異なり、
妙に達観しており、熱気がなくなります。
世界で一番だるそうです、やる気がなさそうです。

獅子座天王星、乙女座冥王星の方々はスターシステムを
破壊するパンクスが多く、まだ獅子座の熱気がありました。
ファッションにもこだわりがあった世代です。
個人としての強いカリスマ性、自己主張がありました。

しかし、乙女座に冥王星、天王星が両方入った世代から
普段着でステージに立つ人々が増えてきました。
化粧も止めています。ステージアクションは無く、
靴を見ながら下を向いて演奏します。
(これがいわゆる90年代のシューゲーザーですね。)

ジーザス・アンド・ザ・メリーチェイン、
独特のクールさ、気怠さのあるバンドで、
90年代の音楽を先取りしていた存在です。

ビーチ・ボーイズのカバーです、ユーモアを感じます。




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