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音との出会い。

新鮮なうちに書き残そうと思う。
2022年になって間もないのに、もう2度も出会ってしまった。好きな音楽と、音に。

1月3日、新年始まってすぐのこと。
スパイス料理を楽しみながら、屋上でインドなど民族音楽のライブがあるとの情報を得て、席の予約を迷わずした。
スパイスも、屋上も、インドも、民族音楽も
わたしの大好きなキーワードだった。
場所も、その週末に開催する写真展会場から徒歩3分。行くしかないと思った。
直感を信じていたので、その他の前情報や下調べなしに会場へ向かった。
オープニングアクトのアーティストさんもなかなか印象的で、ギターに合わせて、その場でインドラジオを組み合わせるというもの。海外が恋しいなと感じつつ、発想が面白いなと思った。
続いて、メインアーティスト。

すでに真冬の屋上で1時間が経過。
写真展の準備も大詰めで、頭の中は正直いっぱいだったと思う。

でもそれを覆す、音楽だった。
まず竹馬に乗りながら、ラッパを吹いての登場。

"まるでおもちゃ箱をひっくり返したような音楽"
と表現していたが、まさにだった。
それでいて、言葉が巧みというか、リズムと音と言葉を操るような。
あっという間にICHIさんの世界観に惹き込まれてしまった。色んな楽器やアイデアを組み合わせるという想像力にも脱帽した。
とくに、スチールドラムのようなの音が好きで、水を活用した遊び心満載の音のバランスも最高だった。

心地良い、新年の清々しいひとときだった。
これが一つめの出会い。

***

2つめは今日。まさかだった。
今週末は、2年ぶりに関東へ出かけることを予定していた。個展を会場に見に行きたかったし、会いたい人がたくさんいたからだ。
しかし、泣く泣く断念。悲しい。
そのかわりに、展示と友人のお茶会に行く予定にした。準備をしていると、SNSで竹燈が目に留まった。
キャンドルが昔から大好きで、竹燈に挑戦しようと思ったこともあった。だからこそ、目に留まったのだが、県外の友人のSNS。
綺麗だな〜という軽い気持ちでタップすると、県内の知ってる地名が出てきた。イベントをするとのこと。それも今日、すぐに行ける場所での竹燈のイベントだった。夕方には行けるはず。
でも明日も開催、乗車券の都合上、明日でもいっか、と思いつつ、予定が終わってから決めようと思った。

予定が終わり、移動時間に。
迷った。明日でもいいのでは。
でも、なぜか今日行かなきゃ後悔する気がしたのだった。最寄駅でも迷いつつ、改札を出て会場へ歩いて向かった。

想像通り、竹燈が美しかった。
火の光ではなくても、日の暮れ始める時間帯ということもあり、とてもよかった。

いつか挑戦してみたいな。
写真をたくさん撮り、満足して会場の中へ進むと、音楽が聴こえた。
わたしの好きな、スチール音楽だった。
一瞬でその音に惹き込まれ、席に座った。
ハンドパンという楽器だそう。
やってみたい…気付くとそう思っていた。
音がスチール音楽に似ている。
音階もきちんとあるので音楽になるのも魅力的だった。もっとも、わたしには音楽の才能はないのだけれど。ただ、母も楽器が好きなので、きっとそういうルーツなんだろうなと思った。
色々と考えつつ、心地いい感覚で帰宅して、母に聞いてみた。

『ハンドパンって知ってる?』

『知ってるよ、なんで?』

『やってみたくて。ほしいんだよね。』

『え!いいじゃん!やった!』

…母も昔から欲しかったそうです。
ただ高額な楽器なのと、手作りなのでなかなかタイミングがなかったそう。
調べてみると、関東にお店があることがわかって、もう少し調べて、始めてみようかなと強く思った。

***

ちょうど、11年前にお世話になった方が帰国されるということで、当時の仲間に声をかけてオンラインでメッセージを集めていた。
そして、当時の写真を探していると、懐かしい写真がずらり。世界中の人と楽しく関わる様子があって、ここが人生の転機だったなと再確認した。
そして、その中にびっくりするものがあった。

動画もあった。
聴いてみると、まさに好きな音楽。
原点はここだったみたい。

***

運に
繋がりに
タイミングに
感覚と勢い。

あとは気付く力。
ありがとうございます。

予定がなくなって悲しかったけれど、意味がきちんとあったみたい。嬉しいな。

勉強も、心地良さも、人生も
もっと追求していきたいな。

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