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結婚にまつわる話


早いもので夫と結婚して10周年を迎えました。


まさかこんなに長く他人と一緒にいられるとは思ってもみませんでした。
やれば出来るものです。


今まで色んな男性とお付き合いしましたが、長くて一年半。


そんなもんでした。



思い出しただけでキュンとするような素敵なひともいたし、
はたまた絵に描いたようなクズみたいなのもいたし…
まぁ様々な方がいましたが、全〜部、続きませんでした。


夫と知り合ったのは11年前、場所は都内某スラム駅前のとあるBAR。
深夜2時過ぎでしょうか…
歯医者の先生(70)と、深山(31)が飲んだくれていた際にたまたま現れたのが先生と知り合いである夫(34)でした。


「前から俺、二人は絶対に合うと思っててさ、ずっと紹介したかったんだよ〜」
などと言われ、
割とその気になって連絡先を交換したんですけど、後で先生に聞いたら全然記憶にないとのことでした。



えー…

酒恐るべし!!!


で、結婚を決めたのはまぁまぁ適齢期だったってことと、
知り合って間もない頃、我家でタイマンで鍋やったんですよね…
で、その日も飲んだくれて…
そのまま気絶するようにコタツで寝てしまい…
明け方ガバッと飛び起きて、


(やべぇ化粧もそのままで寝ちまった…
目が開かないし、鏡見なくても顔テカテカなの分かる…)


などと思いながら恐る恐る部屋を見回すと、コタツの反対側に麻酔銃を撃たれた熊の如く倒れ込んだうつ伏せの対象者を発見。
腹は見えてるし髪は不自然な位置でミステリーサークルくらい凪倒れている。
そのまあまあ小汚ぇ寝姿を眺め、


(あ…なんか私この人とならひとりで生きてきた時と何も変わることなく、今の自分のまんま生きていける気がする…)



と思ったのでした。


で、結婚しようと。


で、なんだかんだ今日に至るわけです。


夫、全く乗る気じゃなかったけど。

してみて思ったんですが、
結婚とは何か…
それは単なる『生活』でした。
だからこれから結婚する皆様には、
恋心とは程遠くても、相手に少なからず愛情を持てて、
同じことで泣いたり笑ったり出来る、『家族』になれそうなひとを選んで欲しいと私は思います。


『条件』で選ぶ。
これが一番やっちゃいけない気がする。
いや、やってもいいけどね。
ただ、今は条件を満たしているとしても、美しき容姿や潤った金銭状況がいつまで満たされてるかなんて保証はないぜってことを肝に命じて欲しい。
これは出産時20キロ増えた私からの切実なお願いです。


『条件』で選ぶことについて書きながらふと今思い出したんですが、昔男友達の繋がりで知り合ったとあるクソ野郎に、
カフェで散々求める女の条件について聞かされた挙句、帰りにタワレコに引きずり込まれ、K-POPアイドルグループのCDを手に、
『いい?よく見て!これこれこういうの!!こういう女性紹介して!!』
などと念押され、
更には駅への移動、チャージからの改札、横で理想の女論をピーチクパーチク言いながらついて来られたことがありました。
あいつ、ブスじゃないし収入あるのにマジでモテないの分かる。
それでそれ以来電話出てないけど、出たらどうせ『どう?誰かいそう?』とか言って来たんだろうな。
思い出したらムカついて来ました。


おっと安定の脱線。
大変失礼致しました。




結婚記念日の本日、帰宅した夫からは鉢植えの白い花をもらいました。
私のように儚げで可憐でした。


これからダービー資金を催促したいと思います。


ではまた。





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