見出し画像

UT×YOASOBI 「SING YOUR WORLD」

〜はじめに〜

まず、今回のライブはUTとYOASOBIのコラボライブだった為、YOASOBIの事を知らない方も勿論いると思います。そんなYOASOBIをしらない方は「そもそもYOASOBIて何?」と考えると思います。

YOASOBIとは「小説を音楽にするユニット」です。また、YOASOBIはコンポーザーのAyase、ボーカルのikuraの2人組で、作詞作曲をAyaseが担当し、その小説や場面にあった歌をikuraが歌うという形です。

メンバー紹介

先程、YOASOBIは2人組と説明したのですが、実はしっかりとバンドメンバーもいらっしゃいます!!改めて紹介させて貰います。
Ayase.........コンポーザー。彼の曲を1度聞けば虜になります!
この見た目からは分からない面白さが…


ikura.........ボーカル。歌唱力は本物で歌う時と喋っている時のギャップが最高です!
実は天然だったり…


Assh(あっしゅ).........ギター。見ている私達も楽しくなるようなギターの弾く姿には圧巻です!
少し不思議な所も…


やまもとひかる.........ベースギター・シンセベース。演奏中にたまに見せる笑顔が素敵です!
褒められる事に慣れていないらしい…


ミソハギザクロ.........キーボード・コーラス。
コーラスの時の楽しそうな表情と綺麗な歌声が最高です!お酒が好きらしい…


仄雲(ほのぐも).........ドラム。不思議な雰囲気に包まれている実力派ドラムです!
おでこがコンプレックスらしい…


〜曲紹介〜

1.三原色

1曲目はなんとつい先日公開したばっかの「三原色」!! この曲の原作小説は「RGB」です。些細な事がきっかけとなったR、G、Bの3人の幼なじみが大人になり、再会する。時が経っても消えない友情や人との繋がりを歌った曲です。NTTドコモの「ahamo」のCM曲として使用されており、1度は聞いた事がある方も多いのでは!?「三原色」の曲中ではikuraのラップ、通称「いくラップ」が炸裂しており、聴いていて
とても元気が出るような曲でした。また、終盤では明るい雰囲気で一緒に歌いたくなるようなコーラスもあり、早く皆で歌える日が来ないかと楽しみにしています。

2.ハルジオン

2曲目は「ハルジオン」!! 原作小説は「それでも、ハッピーエンド」です。恋や夢に悩みながらも1歩前へと踏み出す物語の曲です。この曲は疾走感がありますが、歌詞が切ないのが特徴です。
ikuraさんただ1人に照明があたる所はなんとも
言えない世界観が広がっており、聴いてる人の
心に訴えかけるような歌がとても印象的でした。

3.もう少しだけ

3曲目「もう少しだけ」。原作小説は「めぐる。」です。とあるTVで同じ占いの内容を見た3人がその占いでの言葉を思い出し、いつもと違う行動をとり、その行動がそれぞれの幸せに繋がる、という今に繋がる物語の曲です。めざましテレビの新テーマソングとして作られた曲です。
この曲は冒頭でテレビから流れる音声のような
声から始まるのが印象的です。実はこの声
ikuraさんが担当しているんです!また、サビ以外の3パートは、それぞれ3人の主人公目線で歌詞が描かれています。誰かの想いや、喜び、もう少しだけ、という気持ちが他の誰かに届くんだ。という事に注目して聴いてみるとまた変わるかもしれません。

4.たぶん

4曲目「たぶん」。原作小説は「たぶん」です。
何か大きい理由があった訳でもなく、他愛もない所からやってくる突然の同居人との別れ。そんな別れの翌朝を歌った曲です。この曲自体は「彼」目線で描かれているのですが、ikuraさんが歌うのが良いなぁ、と感じました。この写真のikuraさんの1人だけ取り残されている雰囲気がまた切なかったです。

5.怪物

5曲目「怪物」。原作小説は「自分の胸に自分の耳を押し当てて」です。この小説はBEASTARSの原作者、板垣巴瑠さんが書き下ろしたものです。動物たちが擬人化した世界でハイイロオオカミの「レゴシ」がドワーフ種のウサギの「ハル」の事を好きになってしまう。しかし、その「好き」という気持ちが恋愛感情なのか、それとも肉食動物としての本能的な欲なのかを悩み、もがきながら葛藤する物語です。コミックも面白くて現代社会と幾つか重なる場面があったりして胸熱でした…この曲はイントロのアレンジが印象的で特に女性の悲鳴が上がってからikuraさんが歌い出す所が今でも鮮明に覚えています。Asshさんのギターソロも見所です!!

6.アンコール

6曲目は「アンコール」。原作小説は「世界の終わりとさよならのうた」です。世界が終わる前日にたまたま出会った男女2人が短い時間の中で再び触れ合い、世界の最期を共にする物語の曲です。
この曲は切なさが滲み出ている素敵な歌詞がYOASOBIの世界観を作り出していると感じました。ikuraさんの歌と共に聞こえるザクロさんのコーラスも、より一層世界観を作り出していて思わず聞き入ってしまいました…。

7.夜に駆ける

7曲目は「夜に駆ける」。原作小説は「タナトスの誘惑」です。タナトスという言葉通り「死」に惹かれる男女2人のインパクトのある物語の曲です。
この曲はYOASOBIのデビュー曲として知られており、つい先日英語版の「Into The Night」も配信され、所々日本語に聞こえる事で話題になりました。音楽的な特徴が凄く、複雑なリズムやメロディ、小説と同じようにインパクトのある歌詞が頭に残ります。ここから「YOASOBI」が始まったんですね…。

8.ハルカ

8曲目は「ハルカ」。原作小説は「ハルカと月の王子さま」です。雑貨屋さんに長い間残ってしまったマグカップ。そのマグカップには「月の王子様」が描かれており、それを「面白い!」と買って持って帰ってくれた中学生の遥。そんな遥に送る月の王子様からのラブレターの様なお手紙の物語。この「ハルカ」から総勢172名の大阪桐蔭高校吹奏楽部の皆さんもライブに加わります!
YOASOBI+大阪桐蔭バージョンにアレンジされた特別なハルカ。いつもYouTubeで聞いたりするハルカとはまた別の良さが感じられ、その一体感はまさに圧巻でした!!

9.群青

最後の曲は「群青」。原作漫画は「ブルーピリオド」です。充実した毎日を送りながらも、どこか空っぽに感じて生きる高校生が、美術という「好きなこと」を見つけて夢に向かって進む物語です。大阪桐蔭さんの吹奏楽アレンジから曲が始まり、コーラスのパートは総勢172名の大合唱も加わりました。一夜限りのコラボレーションが何とも言えない壮大感を出していました。最後にふさわしい演出で僕は鳥肌が立ちっぱなしでした!

最後に

初ライブのKEEP OUT THEATER2回目のライブのSING YOUR WORLDどちらも想像できないような会場だったり新しい事にどんどん挑戦していく YOASOBIは私達に音楽の楽しさだったり観ている人の気持ちを楽しくさせてくれる"心の処方箋"だと感じました!感謝の気持ちは言葉だけじゃ足りないけどこれからも一生推していきます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?