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色彩の花畑を観測する~ヰ世界情緒3rd ONE-MAN LIVE AnimaⅢに寄せて~

2024年8月7日、パシフィコ横浜にてヰ世界情緒待望の初有観客ライブAnimaⅢが開催されました。本当にずっと待ってた。
デビューから約4年。2回開催されたワンマンライブはいずれもバーチャルでの配信ライブ。2本のワンマンも、神椿の素晴らしい映像技術と情緒ちゃんの素敵な歌声で本当に良いものでしたが、やっぱり生で聴きたいなあという思いは私もずっと持っていました。シリウスの心臓とARCADIAを生で浴びたいと数年来切実に思い続けてきた。
そんなヰ世界情緒のここまでの4年の集大成とこれからの未来の一路が垣間見えた今日のライブ、書きたいことはたくさんありますが、記憶に残っているうちに数曲ピックアップして感想を残しておきたいと思います。

そして白に還る

アルバムの始まりの印象が強いこの曲、私ライブの1曲目かなと思ってたのですが、Youtube無料配信終了直後の始まりの曲でした。なるほど選曲が上手い。情緒ちゃんの低めに攻めてくるロングトーン、好きです。

ヰ世界の宝石譚

跳ねるようなピアノの音で始まるこの曲。初期のヰ世界情緒の世界観を表現している印象が強いですが、その世界観と音楽感の土台があるからこそ、今かなり広がっている彼女の世界のしっかりしたベースになってるんだろうなと思ってます。素晴らしきヰ世界。

シリウスの心臓

私が今回のライブで、甲乙つけがたいレベルで1番聴きたかった曲が「シリウスの心臓」と「ARCADIA」と「ANGELIC」の3曲なのですが、その"1番聴きたかった曲"の1つ。この曲のおかげでヰ世界情緒が羽ばたくきっかけになった気がしている。曲の見せ場である、情緒ちゃんの美しいロングトーンのモールス信号の部分の演出が、画面だけでなく階段の部分もモールス信号で光っていたの非常に良かった。

異世界転調リクエスト/ぼくらの逃避行

バーチャルのVALISさん出てきちゃった。VALISさんバーチャルもオリジンも効果的に使いこなして色んなところに出てくる凄い。パラレルキャンバスで着ていたアイドル衣装でポップに踊りこなす情緒ちゃん、とびきりアイドルしていた。新曲で披露されたフォーメーションダンスですが、情緒ちゃんもVALISさんに負けず劣らずバッチリ踊れていて、本当にたくさん練習したんだろうなと感じる一面でした。

new world

ヰ世界情緒がフューチャーボーカルとして参加したAiobahnさんの曲ですが、まさかDJテーブル出てきてAiobahnさん本人登場すると思ってなかった。これが神椿ライブクオリティ。生のDJプレイめちゃくちゃかっこよかったですね…動きが音に反映されているのが目に見えて分かって、すごいなあと見てた(語彙力

ANGELIC

私が"1番聴きたかった曲"の1つ。ANGELICのピアノイントロが流れるのを聞くだけで泣く体になってしまった。この曲は前回のAnimaⅡはエンディングとして披露されため、今回ライブ歌唱としては初になるゆえ、個人的には最後なのかなあと思ってたのですが、新衣装と共にラストスパートの最初のダッシュで入れ込んできた。選曲が上手い(何度でも言う)。ライブアレンジが非常に良かったので、是非音源化して貰って何度も聞き返したいなと感じる1曲でした。

ALCADIA

私が"1番聴きたかった曲"の最後の1曲。「最後の曲」はこちらでした。選曲が上手い大正解。1stアルバムを締めくくる、ライブでも何度か歌われてきた
こちらの曲ですが、歌い重ねてきた分、彼女の強い思いがしっかり現れていた気がします。
「私はここにいるよ 世界は繋がっている 心まで届くようにと 願いを込めて愛を歌うよ」

かたちなきもの/みらいのかたち

情緒ちゃんが作詞をした2曲が、アンコールとしてライブを締めくくる曲になりました。「かたちなきもの」が「みらいのかたち」になったんですよ。ヰ世界情緒は日々成長する。彼女の一つである"創作"への想いが濃く現れた曲。これからの未来もしっかり見届けたいと思います。

最後に

今回のタイトルで「色彩の花畑」と表現したのですが、ライブ全体を見渡していて(2階の最前でした)、花をモチーフにした情緒ちゃんのたくさんの衣装替えに合わせて、会場の光もそれに近い色になっていたなというのが非常に印象深かったので書いてみました。ヰ世界情緒を表すのに楽曲や衣装に様々な色彩がある、というのは私も感じていて、その色彩の豊かさを身をもって感じることのできたライブだったと思います。ヰ世界情緒展も決定しましたが、歌や創作で世界を彩り続ける彼女の活動をこれからも観測し続けていきたいと思います。素敵なライブをありがとうございました。また会おうね。


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