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今日は10辛で!

※11/30に書いた文章です。

そもそも私がやさしさラボに参加したきっかけは、「やさしさと甘さのはざまを知りたい」という気持ちからでした。

今、卒業制作に取り組んでいて、友人や先生にアドバイスをもらう機会が多いです。

モチベーションを下げないように、いつも相手の状況をみながら、時には一緒に悩んでくれるやさしい人たち。「ウンウン、良い調子!がんばれ!」という感じで、励ましてもらうことが多いです。でも、そろそろ本腰を入れないといけないことも、分かっている。ときどき、「もしかしてこれって…甘やかされているのかな…?」と思うこともあります。

逆の立場を想像してみます。人の相談にのったときに、聞くに徹するべきか、アドバイスするべきか、本人が自分で答えを出せるようすべきか…迷った経験がある人も多いと思います。頑張っている人の気持ちを下げるようなことを言いたくないという思いから、アドバイスはせずに聞くに徹したものの、「これって、甘やかしているだけかな…やさしさとは言えないのかも…」と、後から反省することもしばしば。

とはいえ、相手に「今ダメダメだから、発破かけて!お願い!!!」と真剣に頼まれても、逆にプレッシャーになってしまいます。

人に対してやさしくするとき、往々にしてそこには「ズレ」が生じている。それが、私が感じてきた課題でした。

そんなことを悶々と悩んでいたとき。友人が、やさしい先生に卒制のアドバイスをもらいに行こうとしていて、「今日は10辛でお願いします!って言おうかな〜笑」と言っているのを見てピンときたのです。

自己申告制にしたら、やさしさのズレは起きにくくなるのではないか?

ココイチのカレーだって、10辛を選択してないのに勝手に10辛が出てきたら、それは「ズレ」ですよね。「10辛でお願いします!」と自分で頼んで10辛が出てくるから、たとえそれが辛すぎたとしても、納得がいく。自分で頼んだんだもん。そこにはちゃんと意思疎通があります。

その制度を、相談という場面に持ち込んだらどうなるか?

そこで、私が起こしてみたい「コト」は、卒業制作について周りの人に相談をするとき、事前にスケール(1辛〜10辛とか?)を作って相手に提示するという取り組みです。それも、その相談の場がお互いにとってHAPPY✌️な時間になるようなユーモアのあるスケールづくりに挑戦してみたいです。

ユーモアと行動力がスゴイ、よざひかるさんの記事。「報酬を渡して自分好みの相談をしてもらう」の実験は、目的も手段も異なりますが、アイデアの元になっています。

自分の状況を相手の想像だけに託さず、自ら表明してみる。これによって、相手の「今この人にどのように言うべきか」の迷いを減らし、自分は「ほしいアドバイスがもらえる」がもしも実現したら、「人にやさしく、自分にもやさしく」が成立するかも…?

…そんなうまいこといく気はしませんが、12/7までに「コト」を詰めて、そこからワイワイ実験してみたいと思います。

おわり


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