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死にたがりな私とそれを許した私

今回のnoteではについてのお話です。自殺だったり病んでいたりするお話なので苦手な方はそっと閉じていただけると幸いです。



高校生のころからだったか大学生になってからかこの世からいなくなりたいと願った。

最初私にあったのは死にたいではなく消えたいという思いだった。自分自身にとって身近な自殺方法が電車のホームからの飛び降りだったのだがそれには大きなデメリットがいくつかあった。一つはわかりやすく通勤、通学の時間帯なので飛び降りで電車が止まり多くの人に多大な迷惑がかかること。私が使う駅は全てホームドアが設置されていて飛び降りるには別の駅を探さなければならなかったこと。電車会社から賠償金が請求される可能性があったこと。それからこれはどの自殺の方法でも共通する話だけれど幸か不幸か私の死を悲しんでくれる人がいるであろうこと。死を悲しんでくれる人がいることは幸せなのだろうけど、この世からいなくなりたい私にとっては大きな障壁だった。私の死を悲しんでくれる人は私にとって大事な人なので悲しませたくなかった。だからこそ消えたいと願った。消えてしまえば、最初から存在がなかったことにしてしまえれば通勤通学をしている人に迷惑はかからず、もちろん賠償金を請求されるなんてことにもならず、私の死を悲しんでくれるであろう人の記憶にもない。心から消えたいと願っていた。でも自殺をする方法はあっても消える方法はなかった。すでに人の記憶にあるものを消すことはできない。

自分の死で大事な人を悲しせてしまうことは絶対に嫌だった。

高校のときは友達と死ぬ方法を真剣に考えた。死ぬという状態に至るには色々な方法がある。死んだ後に死体の状態がどうなるか、周りにどのぐらいの迷惑がかかるのか、どのくらいお手軽な方法か、死に至るまでの意識や痛みがどのくらいあるのかなど検討することはたくさんあった。


そんな風に過ごしながら月日はすぎて高校は無事卒業でき、なんとか大学にも合格できた。

ただ、ここで私は大きな勘違いをしていた。高校までは仕方なく勉強していたが大学に入ったら勉強はほとんどしなくていいものだと思っていたのだ。ところが勉強は極力せずに大学生活を送ることを目標に入学した大学は進級が厳しい大学だったのだ。きちんと調べなかった自分が悪いが大学受験には正直そこまで興味がなかった。これから大学受験をする人には留年者数だけでなく進級がどのくらい大変なのかをきちんと調査すること全力でお勧めします!!!超大事!!


大学に入りしばらくして、消えたいから死にたいに変化した。一番の変化は消えることはできないが死ぬことはできてしまうことだった。

死にたくなるといろんなことを考えながら死にたいとグーグルやYouTubeで検索していた。

1回目に死にたいと強く思ったときには自殺は自己責任、自殺した人が悪いと言われているのを聞き、妙に納得してしまいそれは嫌だと思った。

そして「死なない」ということを決めた。

しばらくして2回目に死にたくなったとき。前回「死なない」と決めたが実際死にたい気持ちがもたげてくると死ぬ勇気がないことは分かっていながら死にたくなってしまう。今目の前にあることから逃げるために死ぬということは選択としてありなのではないか。せっかく1回目に死にたくなったとき「死なない」と決めたがもうそんな約束もういいじゃないかと思えてきた。それでもやっぱり本当に死ぬ勇気はなかった。でも死という方法を選ばなくても目の前のことからどうしても逃げたかった。逃げるための方法には条件があった。お手軽にできること、傷跡などで後に残らないこと、できれば勉強しながらできることなどだった。勉強は嫌だったけど痛みを感じていればできた。逆に言うと、痛みを感じていないと勉強ができなかった。友達から歯形が残っていた人の話を聞き噛んでみたら痛みを感じている間は少し勉強ができた。

2回目に死にたいと思った後に、私は懲りずに自分自身の中で取り決めをした。今回は「死にたいと思ってもいいが、死なない」ということだった。2回目に死にたくなったとき、1回目に死なないと決めたのに死にたくなっている自分も嫌いだった。だから死にたくなるのはセーフラインと自分に許可をだした。いくら死にたくなっても実際に死ななければそれは結果として同じことだから。


だから私は死にたがる私を許した。これからは死にたがる私とそれを許した私とで生きていく。

また死にたくなったら「私」が増えていくかもしれない。仲間が増えていくみたいだね。



ただでさえ伝わりにくい心情の話をしている上に、自分でもわかりにくい文章を書くなあと思いつつ書き、公開してしまいました。ここまで読んでくださった方ありがとうございます。


タグをつける予定はなかったのですがわたしの舞台裏というお題を見つけてしまいnoteの事務局の方が想定している意味とは違いますがこの内容にぴったりだと思い、#私の舞台裏 と思わずつけてしまいました。

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