見出し画像

大豆田遺跡(弥生時代)

1 場所
 佐久市長土呂に所在する。周防畑遺跡群のひとつを構成する遺跡である。標高は約700mである。佐久平北部に特徴的な田切地形から沖積地へと変化するその境部分にある。

2 特徴
 平成27年4月に開校した佐久平浅間小学校建設に伴い、平成24年に佐久市教育委員会が発掘調査を実施した弥生時代後期の集落遺跡である。
注目されるのは、28点もの土器からイネ・アワ・キビなどの穀物圧痕が確認されたことである。他にも北関東系の甕が多数確認され、赤彩の人形土器もみつかるなど、当時の意外な一面を教えてくれる貴重な遺物も出土している。

3 ミニ案内
 佐久平浅間小学校は、児童数が増加した岩村田小学校から分離新設された小学校であり、長野県内では21年ぶりの新設小学校であった。佐久平駅に近いこともあり、開校後も児童数は増加の一途をたどり、校舎増築工事も行われている。
 周辺には多数のマンションの他、医院や歯科医院、薬局がいくつもあり、店舗も少なくない。なかでも、「酒舗 清水家 佐久平店」は、日本酒をはじめ地酒が豊富な酒販店である。家飲みにお土産に、佐久でお酒を探すなら最適な店である。佐久平駅に併設する「プラザ佐久」も酒類は充実しており、おすすめである。 (桜井秀雄)

大豆田遺跡遠景


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?