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自分らしい起業のヒント

今日は、ある方との個別コンサルの中で「自分らしい起業」について大事なことのヒントが詰まっていたと感じたので、言葉にしてみたいと思います。

【流れに身を任せる】

インターネット、SNSなどの発達で起業自体はとても簡単にできるようになりました。ただ、起業した後で流れに乗って前にスイスイ進んでいけるかというと意外とそんなに簡単ではないものです。

先日の石垣島合宿でみんなでカヌーに乗りました。オールの使い方を陸で学び、いざ実際に漕ぎ出してみると、、、

あるグループはどうにも上手く漕げない。陸地に上がってしまったり、いきたい方向と逆に進んでしまったり。漕ぎ方は至ってシンプルなんだけど、それが上手くできない。

頭で分かっていても体の感覚で理解できていないから、うまくいかない。一生懸命やってみて、修正しながら少しずつ少しずつ漕げるようになっていく。

そして、リラックスして川の流れに沿ってオールを漕ぐことができると、それほど力を入れずに進むことができるようになっていきます。
実は起業にもこれは通じることだと思うのです。

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「起業でも流れに身を任せると上手くいく」

起業も実はカヌーと似ています。
お一人お一人には川の流れのようなものがあって、その流れが分かって、流れに身を任せることができるようになると、一生懸命に漕がなくてもスーっと進んでいけるようになっていく。

でも、その流れに気づくまでは、とことん自分自身と向き合い、一生懸命にオールを漕ぎながら感覚的に自分自身の流れに気づいていく必要があります。

その流れを掴むまではある程度の時間がかかります。でも諦めずに、めげずにそこまで進んでいくと、ある時ふっと軽やかにできるようになるのです。とにかくその流れに気づくことができるか、それが大切です。

【客観的にみる】

流れに乗ることの大切さをお話しました。その流れに気づき、上手く乗れるようになるために大事なことは、自分自身を客観的に見るということです。

カヌーの体験の中でも、そのチームが中々上手く進めずにいる時、ガイドの方がアドバイスの声をかけてくれました。その声を聞いて、少しずつ調整し、慣れていったのです。一生懸命に漕いでいる時、その渦中にいるときは、周りが見えなくなってしまっています。だから鷹の目で上からみるかのように、客観的にその人の流れや良さを観察し、適切なアドバイスや対話を行なっていく。

渦中にいる時は、その声すらも聞こえなくなっていることも多いから(笑)、繰り返し伝えていくことが大事なんです。これは私のコンサルにも共通することです。

「その人にとって大切なことに気づくまで繰り返し伝える」

私はよくクライアントの方に、優しい人と言われます。でも私は、やさしくしているつもりはなくて、あくまで客観的に話を聞いているだけ。

理解できない部分を何度も繰り返し聞いて、必要なことを根気強く伝えていく。それはその人を感情的に判断するのではなく、外から客観的に眺めることができるからかもしれません。

客観的にみることができるからこそ、その方の「長所」や「素晴らしいところ」「上手くいく流れ」が見えるし、逆に「上手くいかない部分」や「流れに逆行している現状」などを正直に、何度でも相手に伝えられる。

私はコンサルタントとしてコンサルメンバーの皆さんに必要なことをお伝えしていますが、こうやって経験を繰り返していくと、メンバーの方々も自分自身で自分の姿が見えるようになっていきます。そこまでは、逆流に必死に向かっていったり、違う方向に乗り上げてしまったり、あっちに行ったりこっちに行ったりと本当に本人は大変だと思うけど、感覚的にわかるようになるとどんどん楽に、楽しくなっていく。

これに気づいていくことが、自分らしい起業において、マーケティングやブランディング 、仕組み化よりも何よりも大切なことだと私は思います。

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【自分らしく輝くこと】

起業は、あなたらしさを、あなたの世界観を表現するところ。そうでなければ、企業で働いているのと変わりません。

「これをしなければいけない」、「こうでなければいけない。」ではなく、「わたしはこうしたい」、「わたしはこれをやりたい。」不要なものを手放して、「わたし」を研ぎ澄ましていく。その過程でたくさんうまくできないことや苦しさを感じることもあります。

でもその先にあるその人にしか出せない輝きを、私はこれまでたくさん見てきましたし、これからも私にしかできないコンサルタントという仕事で表現していきたいと思っています。

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