その後、どうしてます?
ものづくり補助金などの事業計画書の作成支援をしていて、気になることが1つ。補助金で買ったモノちゃんとつかっていますか?。
こう書くと「補助金とはいえ、自分のカネも出しているのに、使わないってある?」と思うが意外といかされていないなーという肌感覚。
自分は、丸投げ作成はお断り。社長(従業員でない!ここ大事)の思っていることをいっしょにふくらませて、形にするって進め方。はじめの聞き取りでは、「効率が良くなるから。」「古いから。」という表面的な問題からスタート。その後に話を聞きながら、将来どうしたいか、その設備を入れるとどうなるのか、どうするのかを聞く・・・ように質問する。しているつもり。
その後、聞き取りのなかで、社長の「こうしたいんだよね。」という声が聞こえれば、O.K.!うまくいく将来を想像して、ワクワクして、はなすたびに「これいいんじゃない?」と掛け合いのようにアイデアが出ててくるようになる。こうなれば、採択率高くなる傾向。
こういう会社は、補助金で買った設備を十分に使いこなしている。説明書に書かれていないことも試す会社もある。その社長さんが「メーカーのいうとおりにして、きれいにできるのはあたりまえ。説明書に書いていないことを試さないと。ひとと同じことしててどうするの。」といっていた。なるほど、そうだよな。そのために、買うんだようなとすごく納得。楽しいんだろなー。うらやましい。
閑話休題
ぜひ、採択されたときは、検証でいろいろ試してほしい。
「補助金もらうために。」ではなく、せっかく、こういうときでないとわざわざ時間を割いてしないだろうから、いろいろ試してほしい!同業者より、その設備について、くわしくなるから。いつか選択肢が増えるから。と話は脱線したので、もとに戻します。
もう1パターン、自分が依頼を受ける多くは、下請がメインの製造業で、職人社長さんも多い。いきなりアイデアを考えていきましょう。といわれてもパッとでることはまずない。あたりまえ。事業計画、物語の芯になるきっかけのキーワードは、社長の口から聞きたいので、待つが、あまりにでないときは、こんなのどうですか。と誘い水となってくれればとクチに出す。たいていは「できますよ。」と誘い水案を採用。これをもとに事業計画作成を進める。
採択のときはねー、採択のときは、それなりにやる気になってくれたと思うのよ。でもその後が違う。よくて、前にあった機械のかわりにふつうに業務に使っている。わるいと買って損したとなっている。経験だと半々。少数だが、ほぼ使っていないということも。
どちらの場合でも、採択率に違いはない、社長がしたいという思いがあれば。ただ、自主的か、わるい言い方だけど、乗っかかってしまったままだと熱が冷めてしまうのも早い。通常の業務に追われ、新しいことするのがめんどくさくなるのだとおもう。その気持ちは、わかる。それを抑えられるのは、「将来こうなるんだ!」という先を見続けることなのだろう。つくづく、自分にできるのは、せいぜい火をつけることなのだなと。その後を応援したくて、会計やモチベーションの維持について、勉強しているというわけですね。アウトプット先募集中。
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