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LGBTはイスラム社会のタブーなんかじゃない

今日の新聞(2019/04/16)

インドネシアで17日に行われる国会議員選で、「LGBTなどへの迫害、差別は許されない」と候補者が公言する政党が登場し、注目を集めているという記事

国民の多くがイスラム教徒であるインドネシアではLGBTがタブー視されています。
イスラム保守勢力はSNSを使って、LGBTは「反イスラム的だ」といった偏狭な主張を拡散し、最近ではトランスジェンダーとみられる男性が襲撃されるという事件も起きたそうです。

今行われている選挙戦でも反イスラムのレッテルを貼って、敵対する候補者の足を引っ張る手段が頻繁に使われるため、ほとんどの候補者はLGBTの現状に口を閉ざしています。

そんな中、インドネシア連帯党は「LGBTかどうかも宗教や人種も関係なく、インドネシア国民なら等しく扱われるべきだ」と声をあげました。
連帯党のブルオノ候補の
「性的思考はとても個人的なことで本来は政治が立ち入るべきことではないと思う。ただしLGBTの人たちが差別され迫害されるのなら立ち上がるのも政治の役割だ」
との言葉になるほど、と思うと同時に信念を感じました。
連帯党は36歳の女性党首をはじめ、既存政治にしがらみのない若い世代が中心で、イスラムか反イスラムかで善悪を決めるような雰囲気にうんざりしているそうです。

世論調査などでは議席獲得が確実視されているとのことなので、選挙の結果を楽しみにしたいと思います。

感謝感激雨あられ!