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令和への歓迎ムードって踊らされてると思うねん

昨日の新聞(2019/04/17)

昨日更新し損ねたので昨日の新聞で考えたこと、感想書きます。

特集ワイド 
「新元号 励賛一辺倒だが…『負』の面にも目を」  という記事

「令和」歓迎ムードで各種の世論調査で7割以上の人が「好感が持てる」としています。
でも、確かに批判的な目で見るというか、一度少し離れて眺めてみてもいいのでは?と思います。

記事で初めて知ったのですが、令和を「order and peace」と訳した海外メディアに対して外務省が「Beautiful Harmony」と伝えるよう在外公館に指示した、というには驚きました。
漢字にはいろんな意味があるので、令和を「order and peace」と言い切ってしまうのは少し違うと思いますが、「Beautiful Harmony」と断定するのはもっと違うと思います。
このことに関して東京大学史料編纂所の本郷和人教授が
「安倍首相は、憲法9条を拡大解釈している現状が嫌だから改憲したいと言うならば、元号も拡大解釈はやめるべきです。ダブルスタンダードの極みですよ。」
と述べていたように、不自然さが残ると思います。

その他、記事では「令」という字の意味で思いうかべたのが「巧言令色」で、言い換えればそれは忖度である、とか、万葉集は戦争利用された過去があるから、その歴史をきちんと知らなければいけない、など述べられていました。

そもそも、候補も公にしないで「これが元号になりました」と一方的に決める方法は民主主義にあっているのでしょうか。
元号を国民投票で決める、という方法があってもいいと思います。

もちろん、おめでたいムードにケチをつけようと思ってはいません。
ただ、今の歓迎ムードは何か盲目的すぎると思うのです。

感謝感激雨あられ!